2025年2月20日から、ソースネクスト社が国内の販売サポートをしているMacとWindowsの両方に対応したAutoCAD互換ソフトの永久ライセンス版のARES Commanderが、2月28日(木)まで104,500円から42%OFFの59,800円にて数量限定の期間限定割引があります。

通常販売ページには表示されない「セール・優待一覧(ソースネクスト公式)」からの半シークレット案内として、45名までの数量限定販売となっており、割引価格での購入にはソースネクストアカウントへのログインが必要になります。

※このソフトは、業務ソフトなので1名1本までの販売制限の可能性があります。

限定販売数が45本からスタートしましたが、2日前の27日には37本残っていました。

やはり、迷っている方が一定数いるようで、終了まで1日を切りかけたタイミングで残り36本があったのが、残り24時間を切り、2025年2月28日深夜2時時点で、残り30本になってきています。

残り10本を切れば、ドドドッと争奪戦になる可能性があり、迷いながら購入を決断するために調べたことを記事にしてみました。

2025年2月28日までのキャンペーン終了時刻の2時間40分前には残り24個あり、10分前から2分前まで残り22個になっていました。在庫も残っているので、待っていれば、また次の割引購入機会がありそうです。

購入した結果

色々迷ってはいましたが、最終日のお昼休みに買ってしまいました。

いつからメンテナンス契約がスタートするのか買う前に知りたかった、買った人にしかわからない情報があります。

まだ購入直後で登録していないので、確定はしていませんがソースネクスト販売サイトのマイページにあるお手持ち製品の一覧に「ARES Commander乗り換え専用」として2025アイコンが表示されました。

販売サポートがソースネクストさんになっているため、文字通り購入直後からメンテナンス期間がスタートしている可能性があります。有効期限は登録することで確認できるのでそのときに確定を書こうと思います。

安さの理由は、購入商品一覧の他社製品からの乗り換えという文字から、DTMソフトでおなじみの、クロスグレード版という位置づけで安くなっているのだと思います。

Amazonにも「パッケージ版ARES Commander(Amazon販売)がありますが、出荷元がソースネクスト公式あります。もしかすると国内での永久版はメーカー直売とソースネクストさん以外では流通していない可能性があります。

ポイントとなる、BIM機能を使う場合は、メーカーからサブスクリプションの3年版を購入した方がお得です。計算してみると、2025年4月からメンテナンス契約が33,000円となるため、2回メンテナンスすると125,800円になります。

また、Amazon販売で77,000円で販売されている、パッケージ版の「ARES Commander スタンドアロン版 with Trinity 3年ライセンス (CST パッケージ)」の方が、トータルコストが低いかもしれません。

昔ながらの製図板の代替となったAutoCAD LTの代替 + ちょっとした3Dオブジェクト作りや、3Dプリント用データ(STLフォーマット)の確認や採寸、3Dオブジェクトのサイズ測定など、BIMとは無縁の使い方なら、ソースネクストさんの期間と数量限定特別販売版のARES Commanderは、断然お得だと思います。

購入を最後まで迷った理由

2月20日ごろからずっとチェックしていたのですが、ギリギリまで購入を踏み切れなかった理由は、価格と、機能について調べきれなかったからです。

身銭を払うつもりで調べた事

当ページもセールが終われば価値がなくなるため、セールが終わってゆっくりと、ARESを購入検討する上で参考になった情報について、ページ内容を差し替えようかなと思います。

今回僕が最終的に購入にGoを出した理由は2点あります。

  • 1つめは、ARESが、3Dプリンタで使われるSTLフォーマットの入出力に対応していた事
  • 2つ目は、AutoCADでできることとできないことをしっかり理解できた事

1つめはシンプルで、以前から、手元の3Dカメラで作成したSTLデータをもっと活用したいと思っていたのですが、3D CADが高額すぎて、放置していました。。。。

ARES2019からSTLフォーマットの入出力に対応

3D CADソフトがあれば、きっちり採寸ができます。

さらに寸法重視で作り込んだ3Dオブジェクトを作る際の背景や、基準3Dオブジェクト作りもサクッとできるかも。。。と期待しています。

点群データをARES Commanderで処理するためには、有償の外部プラグインが必要とあったので駄目かと思いましたが、3Dスキャナの付属ソフトでSTLフォーマットにして、取り込んでしまえば問題ないのではと気づきました。

色々測定できたら便利かなぁと以前購入した、このカメラ3Dスキャナーですが、3Dソフトが高額すぎて、別の使い方をしていました。

主に、3Dオブジェクトを作成するときの参考資料として、服などの布のシワをスキャンして、衣服系の3DモデリングツールのMarvelous Designer(CG版3DCLO)の代わりにつかったり、小物や、背景人物モブを作ったり、ポーズリグの参考にするような使い方をしていました。

これはこれで、便利でしたが、当初の目的からは外れていました。

先日カメラリグ用の部品手配で、事前に測った部品の寸法に誤りがあり、撮影当日の現場で使えないという痛恨のミスをしてしまいました。

物差しやメジャーで測るには限界があり、3Dスキャナで取り込んだSTLフォーマットをARESを使い、きっちり採寸できたら。。。僕にとっては、これだけで、十分かもしれません。

ARES Commanderなどの3Dに対応したCADソフトは、STLなどの3Dオブジェクトの寸法を測るには最適のソフトです。ここが映像やゲーム用の3DCG制作に使う3Dモデリングツールとの大きな差です。

2つ目については、映像などのコンテンツを作る、3Dモデリングツールと、畑違いとなる3D CADの違いを理解しきれていなかったので、最後まで、何に使えるの?僕のやりたいことができるの?といった疑問が解決しなかったからです。

まず最初に、ARESだけでは、Houdini(映像系3Dモデリングソフト)にあるような3Dオブジェクトを使った構造計算や物理演算はできません。

あくまでも、ARESだけでは3Dの形で新たな3Dオブジェクトを作成しても、紙の図面とおなじく、情報を持っている(意味を持つ)絵を作ることができません。あくまでも、絵は、絵であり、見かけだけです。

AutoCADで1:1でプリントアウトした三面図から定規を使って寸法を測ることができるのと同じく、3Dオブジェクトであっても、画面上やプリントアウトした図面の寸法は正確に出力されます。

BMI機能を使って、あらかじめオブジェクトに作り込まれたパラメーターを変更して描画された、オブジェクトの寸法を測定する作業には、向いています。

2Dパーツにあるダイナミックブロックの3D版があれば、もしかするとパラメータを持たせることができるかもしれませんが、ARESの開発方針によるとBMIツール機能の搭載は目指していないと断言しています。

あくまで、ARESは、本家のAutoCADと同じく、これは、たぶん、一つ一つのパーツを、作り出すときに、ここの寸法はいくつだ?面取R3を掘り出すにはどのドリルを使ったらいい?

といった、図面上から、この棚がここに入るか?距離はどれぐらい離れているか?といった、現物と図面を見比べるときには、知りたい情報がすぐにわかる最強のツールになっています。

身銭を払うとなると、調べるときの、真剣度が違い、まず、ARESを理解するに当たって、AutoCADについて調べてみた事を、見出し風のリストにしてみました。内容は、後々付け加えて行く予定です。

  • 「本家AutoCAD」で、「できる事」と「できない事」について
  • 「本家AutoCAD」は、3D設計には向かない理由は、2D図面と同じく作成したオブジェクトに情報がないから
  • 「本家AutoCAD」は、3Dモデルの解析や座標確認には向いている
  • BIMは何に使われているか?
  • BIMの中身を作るBIMツールには、建築向け(Civil 3D)と土木向け(Revit)と機械設計向け(Inventor)がある
  • BIMツールとCADツールの違い
  • ARESのメンテナンス期間が終了後に使えなくなるBIM機能の影響
    • そもそも、本家AutoCADにもBIMデータどころかBIM用のオブジェクトを作成する機能が入っていない
    • なぜなら、本家AutoCADも3Dオブジェクトの正確な寸法や座標の確認がメインであり、AutoCADで全部ができるわけではない。
    • ARESも、BIMツールを統合する方向性はなく、BIMツールを使ったBIMデータのパラメーター(寸法など)の確認や、印刷する設計図面化に特化している。
    • ただし、ARESのBIM機能が、BIMライブラリーパーツの挿入や変更や確認まで含まれていると。。。。かなり、制限されたCADツールになる可能性がある。結局メンテナンス契約が必須になる可能性は高い。
    • BIMデータは作れないが、2Dのパーツブロックとして、AutoCADと同じくダイナミックブロックは作れる。
    • 2Dの製図板作業やダイナミックブロックなど、昔ながらの図面引きだけであれば関係がない。
  • CADと3DCGツールの違いについて
  • 3DCG用の3DモデリングソフトとCAD用の3Dモデリング機能の違いについて
  • ファイヤーフレーム、ソリッド、メッシュなど、3Dモデルの種類について
  • 3DサーフェスのGISデータに入ったラスターやベクターにつて
  • ARESは、3Dプリンタに出力できるSTLフォーマットの入出力に対応している

これは新人研修のカリキュラムにすると、半日コースでは?といったボリュームになっていますが、ARESでは、複数の3Dオブジェクトを連動して変更したり、仮組みをしたりという使い方はできません。

結局ARES はどんなソフト?

ARESは、オブジェクトのサイズを測ったり、色々な角度から見たり、仮置きで確認する概念設計段階に使われているソフトです。

ほとんどの人は、構造計算などの物理シミュレーションをおこなう必要もなく、設計された図面から、扉の数を数えたり、寸法を測ったり。。。といった作業がほとんどだと思います。

だからこそ、ARESの開発サイドでは、BIMの図面化に特化して開発しているという側面もあるのではないでしょうか?

そして、絵に情報を紐付いているBIMデータを組み合わせて図面を作れば、30年前にAutoCADの図面から、ネジの本数を数えたり、配線を追いかけて板作業が、人が数えなくても自動集計できます。手戻りのリスクが減り、十分元が取れそうです。便利な時代になったものです。

僕は設計や土木などには縁がないため、専門外ですが、個人の趣味レベルでは、部屋のレイアウトや、紙に印刷できる製図作成ソフトとしても、3Dカメラの点群データから生成したSTLデータを測定したり、新たなも3Dモデル制作時の基準3Dオブジェクトを作るにも大活躍しそうな予感がしたので、買ってみてみました。

Blenderを使った3DCG制作で、Blenderでは面倒な正確な寸法で3Dモデルが作るだけの使い方だと、若干高いと感じなくもないですが、実際に建物や製品を作るためのCADソフトとして色々な機能がついている、ARESは便利なツールだと思います。

2025年2月20日から、ソースネクスト社が国内の販売サポートをしているMacとWindowsの両方に対応したAutoCAD互換ソフトの永久ライセンス版のARES Commanderが、2月28日(木)まで104,500円から42%OFFの59,800円にて数量限定の期間限定割引があります。

通常販売ページには表示されない「セール・優待一覧(ソースネクスト公式)」からの半シークレット案内として、45名までの数量限定販売となっており、割引価格での購入にはソースネクストアカウントへのログインが必要になります。

※このソフトは、業務ソフトなので1名1本までの販売制限の可能性があります。

以下、価格に関すること(リライト前です)

ソースネクストさんで販売中のARES Commanderを調べてみた

永久ライセンスには、1年間のメンテナンス契約(保守契約)が含まれています。2年目以降に最新バージョンにバージョンアップできるメンテナンス契約費用は、1年間で30,000円(税抜き2025年4月より)となっています。

数年前に、AutoCADの代替としてARESを検討したときには、カクつくし落ちるしブロックは分解されるしといった感じで、やっぱりAutoCADの方がいいよねとなりました。

今回のセール販売をきっかけに公式案内を調べてみたところ、バージョン2024(SP4)では、クラッシュ率がバージョン2023に対して、87%の減少しましたと書かれていました。

ARES Commanderの価格について(2025年4月以降の価格改定情報)

メーカー直営販売では2025年4月以降の納品分から価格改定発表されています。ARES Commanderは、95,000円(税抜)から114,000円(税抜)に変わります。114,000円へ10%の消費税が加わると125,400円になります。

本体価格だけではなく、1年分のメンテナンス料金も同様に、2025年4月納品版から、25,000円(税抜)からから30,000円(税抜)に改訂されます。税込みで27,500円から33,000円に上がります。

これは、公式発表なので、2025年4月以降、確実に値上がります。

ソースネクストさんの販売価格について

まず最初に、僕はソースネクストさんの中の人ではありません。価格については、今回のソースネクストさんのセールにて購入を予定している者としての考察です。

2025年2月27日11時時点で、ソースネクストさんにはARES Commanderが少なくても限定販売分の36個は在庫があるため、きっと、しばらくは104,500円の価格が維持されるだろうなと予想はしています(限定販売の終了日は2月28日です)。

とはいえ、28日の2時時点で、残り30個まで一気に減りました。もしかすると19時頃にはドドドッとなくなり在庫なしになるかもしれません。

こんなに減るとは思わなかったので、売り切れたことを予想したのですが、購入後1年間のメンテナンス契約が含まれているARES Commanderは、いつ購入しても最新版になります。

なぜなら、永久ライセンスには購入後1年間のメンテナンス契約が含まれているためです。

そのため、2025年4月のメーカー直売価格が114,000円(税抜)に上がると同時に、ソースネクストさんも同じ価格になる可能性があります。

ソースネクストさんの販売ページには、ARES Commander2024と表記されていません。

2025年4月以降のソースネクストさんの価格について

メーカー直販での表記が、税抜き価格なので、税抜きで書いていますが、ややこしいため、ここからは10%の税込み表示で書きます。

2025年4月から一般販売価格が125,400円に変わった場合、今回の59,800円は52%OFF相当になります。

ソースネクストさんの販売傾向から、在庫がなくなるまでは、次回も52%OFFでセール販売があるかもしれません。

仮に価格が125,400円に改定されたとすると、切りのよい50%OFFセールでは62,700円となり、今回より2,900円ほどセール価格が上にスライドする可能性もあります。

とはいえ、いずれ在庫がなくなります。

ソースネクストさんの他の取り扱いソフトを見ていると、どうやら、ライセンスの仕入れ販売をしているようです。

今回の2025年2月20日から2月28日までのARES数量限定割引販売で、何本売れるかを確認した上で、3月の仕入れ量を決めようとしているのかもしれません。

さて、ARESについては、徐々に、需要が上がってきているようです。

ARESの立ち位置

AutoCADについては、必須ソフトとして、なくては仕事ができない業界があります。互換性があるなら少しでもコストを下げたいと感じるのではないでしょうか?

すでに、東亜建設工業や、青函トンネルなどを手がけた飛島建設に、大林組まで名前を聞いたことがある大手ゼネコンが、AutoCADからARESに切り替えて導入したと紹介されています。

AutoCADの永続版の販売は終わっている中で、バージョンアップをしていない古いAutoCADを続けることもできますが、Windows10も2025年10月14日には、サポートが終了します。

価格帯について

ちなみに、AutoCAD LTの保守契約は永続版の販売終了後も継続契約が可能ですが。。。LTの保守契約とAutoCADサブスク価格がほとんど変わらない設定になっていました。

LTでも十分すぎる中でフルスペックのAutoCADはいらないと考えるし、コストを考えるとできる限り長く使いたいと考えるかもしれません。

今後のセール価格について

そんな中、元請けがARESを使っていると知れば、3年分の77,000円サブスクか1年分の38,500円を契約する可能性は高いと思います。

ARESも安定性が高まって評価が高くなれば、周りも使い始め、一気に流れるのが、よくあることで、そうなるとAutoCADより若干安い値段をキープしておけばよくなり、大幅な、割り引きをしなくても売れるのかなと思います。

さらに、ブラックフライデーセールといったドン引き(90%OFF)セールが少ないCADカテゴリー商品です。

ソースネクストさんの次のセール価格予想

ソースネクストさんがセールをするとしても、3年間のサブスクリプション契約と価格をそろえて39%OFFの76,500円で販売しても、一定数は売れると思います。ちなみに、2025年4月の前は2022年に価格改定がありました。

なにより、CADとしてかなり成熟しているソフトなので、買い切りで買ってしまっても、BIM機能などの連携機能以外については、あまり変わらないと思います。

また、今後は、紙の製図板の代替となった2D CADよりも、3Dモデリングソフトの方にシフトしていくかもしれません。

ARES メンテナンス契約について。

ソースネクストさんが販売している永久ライセンスのARESですが、BIM機能については、メンテナンス期間が失効すると、利用できなくなるそうです。

注:BIM機能は購入後1年間使用できます。2年目以降、継続して利用するにはGraebert社のメンテナンス契約(保守契約)の更新が必要です。

ソースネクスト公式ARES Commander(アレス・コマンダー)販売ページ

ソースネクストさんの、BIM機能に関する、注意書きは、購入前に気になりました。

調べてみたところ、建設業界では国土交通省の官庁営繕事業におけるBIM活用とある通りBIM機能を必要とする業種が一定数ある事がわかりました。

そもそも、ブロック機能と、BIM機能の違いは何?という感じでした。

BIMデータについて

BIMについてよくわからなかったので、建設関係の人に聞いてみたところ、BIMデータを編集して活用する事よりも、BIM図面を開いて内容を確認する事に需要があるそうです。

そもそも、BIMのデータを作ったり活用するには、AutoCADやARESなどの汎用CADではなく、土木や建設専用のCADが必要になるそうです。

そして、土木や建設専用のCADは、1ライセンスで500万円以上するそうです。たった1ライセンスでは話にならないため、2ライセンス以上が必要となり、予算的にもコスト的に厳しい状況だそうです。

ARESはBIMツールの代替を目指していない

ARESの開発方針としては、BIMデータを作成するのではなく、BIMソフトウェアで作成されたDGNデータを、取り込んだBIMデータを確認したり2D図面へ変換する使い方を目指しているそうです。

てっきり僕は、ARESを購入したら3Dデータに色々な情報を紐付けたBIMデータを作って共有できるものだと思っていました。

そういえば、古い話ですが、押井守監督の攻殻機動隊の続編として制作された劇場アニメ「イノセンス」に登場した大きなオルゴールは、実際に組み立てたら動くぐらい作り込まれた3Dデータが使われたと、制作に関わったスタッフインタビューで聞いたことがあります。

3DCGを志す若者の多くが最初の作品を作るとき背景にある、1ピクセルほどのオブジェクトも、作り込んでしまうのではないかなと思います。そんな感じなので、3DCADで作りたくなってしまう、気持ちなんとなくわかります。

ちなみに、現実世界で建築設計に使われている、BIMソフトウェアのMicroStationは12ヶ月で2,284ドルとなり、日本円で342,600円(為替1USD=150円)です。

一瞬、年間4,000USD相当の商用版のHOUDINI FXより安い!!と感じてしまいました。。。

完全な棲み分けになっており、ARES Commanderが、BIMソフトウェアとしても使えたら、驚異的なコストパフォーマンスになります。

ところで、2284USDの価格帯ですが、爆破など色々な物理演算ができる3DCGツールのHOUDINには、限定商用版INDEYが年額269ドルである(FXデータは読み込めない)ので、小規模事業者や個人事業主に優しいです。

日本の国策として、BIMを推奨しているようですが、いつでもウェルカム将来名が売れたら高額ライセンス買ってねという映像や3DCG業界と違い、中小の建築や土木業界には、かなりきつい出費です。

ARESのBIM機能が有償サポートの訳

ARESでBIM機能を利用するためには、メンテナンス契約(保守契約)が必要というところが味噌で、ソースネクストさんの中小企業向けチャンネルで少しでも裾野を広げるための、戦略的な販売かなと思います。

確かにBIMなどの規格に対する対応や維持管理を、無償アップデートで永続的に提供することは無茶振りに見えます。

新バージョンにアップデートしてくださいと書くよりは、最初から1年の期限を設けた方が親切に見えます。

ブロックオブジェクトは、作れるので、全然問題ないかもしれません。

ちなみに、3Dカメラが10万円相当になりお手軽になり、3DCG映像制作関係でも、点群データをよく見るようになってきたのですが、点群データをARESに取り込むには、別の有償プラグインが必要でした。

点群データが建築物やお城みたいなでかいものなので、人物やオブジェクトとはちょっと違いますが、点群データが、使えたらよかったなぁとちょっと残念なポイントです。

ARESの価格は右肩上がり

今後も、2024年2月時点の42%OFF(2025年4月以降のメーカー価格改定では54%OFF相当)のセール価格で購入できるチャンスが到来する可能性もあります(夏や冬などのビッグ企画として)。

競合というより業界標準となっている模倣元のAutoCADのサブスクリプション契約は2025年2月時点で、1年間は71,500円、3年間は214,500円、1ヶ月は8,800円です。

これと比べたら1年分です。基本的にAutodesk社によるブラックフライデーセールは見たことはありません。

大手ゼネコンの導入実績などから、大口からの色々な開発要求が販売代理店を通じてARES社の開発部門に届くことも期待できます。

ただ、大きな流れから行くと、2D CADではなく、設計やエンジニア向けでは3DモデリングソフトのAutodesk InventorやFusionなどの3D CADに向かっています。

もしかすると、今回のARESへの導入替えは、精鋭設計部隊は超高額な土木や設備や建築の専用CADを使い、そのほかの部門は、とりあえず図面が確認できて印刷できる2D CADなら代替でもいいよね、コストも下がるし。。。というところもあるかもしれません。

現場はやっぱり2Dや紙が一番

設計時の構造計算など、プロダクト系の生成AIを活用した、各種物理シュミレーションなどの方向性から行くと、従来の紙の図面の需要は下がってきています。

とはいっても、家具の配置や部屋の設計などの小道具設計には、昔ながらの2D CADは手短です。何かを作るときに、寸法を確認するときには紙が一番です。そして、図面変更も赤ペンで紙に書き込むのが一番早い。

確かに、職場でのイベント設営などの企画や計画段階でUnreal Engineを使って3D空間上に設置して確認していくのは、便利ですが、設営などの現場では紙が一番です。ドリルを持っているときに、タブレットで表示されても。。。いや、紙で出してくれない?と思います。

僕自身が3DCGのアセット作りで、ARESがいいなと思ったポイント

今回僕自身がARESが、3DCGのアセット作りで、ARESがいいなと思ったポイントポイントとは、「ARES Commander は、DWG コンテンツを Unreal Engine (アンリアルエンジン)環境にエクスポートできるようになりました。」という1点につきます。

もちろん、CADが安定したという事も大きいです。87%クラッシュが減ったとはいえ、まだ13%もクラッシュする確率があるというのは、正直微妙な気もしますが、Houdiniだってクラッシュします。

たぶんHoudiniのクラッシュ率も肌感覚で13%ぐらいあるので、許容範囲かもしれません。

Blenderで寸法通りの3Dオブジェクトを作るのは面倒

Blenderでも3Dパーツは作れますが、やっぱり、寸法通りに3Dオブジェクトを作るなら、CADが一番です。

実際に手を動かすと、Blenderで寸法を変更するのは結構大変です。そういった作業ならモデリングソフトではなくCADが一番です。

とはいえAutodesk製品は、年間30万円以上と高額なので、おいそれとライセンスを買いたくなるものではないです。

職場なら、Mayaなど色々あるけど、特に個人所有となると。。。費用対効果が微妙すぎるため、BlenderとHoudini IndieとPythonスクリプトで頑張りますとなります。

ライセンスだけとりあえずキープのDTMソフト系の購入術

ARESを買ってみなければわかりませんが、ライセンスカード方式であれば、2月28日(木)まで104,500円から42%OFFの期間限定価格の59,800円をキープしつつ、30日間の体験版を試し、本格導入に備え、買っておいておくのもいいかもしれません。

この記事を書いている時点で、僕はまだ、購入していません。まだ30個あるから大丈夫かなと。。。迷っている最中です。たぶん、公開後に購入します。

ライセンス温存のテクニック

30日間の体験期間で不具合があれば、ライセンスを温存して、次のメジャーバージョンアップで30日体験して問題がなくなったタイミングで、ライセンスを有効にするという使い方もできます。

これは、音楽制作のDTMソフトでは、僕以外でも使っているテクニックの一つです。

例えば、5年に1回の頻度である50%OFFセールで購入したダウンロードアクセスコードを、メジャーバージョンアップのタイミングでライセンスコードへの交換でアカウント登録し、最新版にすることができるSteinbergのCubaseやNuendoのような方法があります。

ちなみに、毎年バージョンが1つずつ上がっているCubaseも、今回のARESも、開発拠点がドイツにあるドイツの会社です。

登録後のメンテナンス期間、開始後について

メンテナンス期間については、メーカー直売では購入直後にアカウントが紐付くケースもあります。

ただ、ソースネクストさんがサポートする他の販売ソフトの傾向から、購入後のシリアル番号を、メーカーに登録した時点から、メンテナンスが始まる可能性が高いと感じています。

たとえ、ソースネクストさんの販売するARESが購入直後からメンテナンス期間がスタートしても、本体にはメンテナンス契約が1年含まれています。そのため、購入してから1年後までは最新版です。

ARESのメンテナンス頻度

ARESのアップデートノートを見ると、2025年1月から頻繁にアップデートがされています。不具合の改善履歴の多さも気になりますが、ユーザーの声がしっかり反映されているようにも見えます。

メンテナンス期間については、期限が切れてから1年以内なら、税込み33,000円(2025年4月改定価格)で最新版にアップデートできます。

重大なバグは少ないとは思いますが、実際に使い始めてみると、メンテナンス契約が必須と感じるケースもあるかもしれません。

為替の影響でメンテナンス契約料金も右肩上がり

メンテナンス契約料金については、2022年にも価格改定がありました。そして2025年4月からは、メンテナンス契約価格が値上げされました。

トランプ政権なので130円台に行くのではないかと、先日アメリカに駐在している方は話していましたが、このペースで行くと、2026年には35,000に改定されている可能性もあります。

ちなみに、最新版に更新できる、メンテナンス契約は、購入時も含め最後のメンテナンス契約が失効してから1年以内なら、いつでも加入できるようです。

つまり、継続契約をしなくても、大丈夫なようです。

メンテナンス期間が終了した後の再加入について

メンテナンス期間が終了した後に、いつでも再加入ができるかどうかも、かなり気になるポイントなので、調べてみました。

どうやら、最後のメンテナンス契約が失効してから2年以上経過すると、メンテナンス契約ができなくなり、最新版に更新するには、1年間のメンテナンス契約付きのアップデート版を購入する必要があるそうです。

ちなみに、2025年3月までのアップデート版の価格は、税込み52,250円です。2025年4月以降の発表資料は見つかりませんでしたが、4月から値上がりする可能性が高いです。

購入する直前の悩み

本体も、価格改定があるので、登録時点からメンテナンス契約が始まるのであれば、早めの購入やキープもありかもしれません。

ARESがそういう仕組みになっていないかもしれませんが、そうなっているかもしれません。これは賭けです。

謎の賭けに負けても、業務利用しない個人所有や、AutoCAD LT2010と同じような機能しか使わなくても、ちょっとした部屋の配置計画や、3Dオブジェクトを作るだけなら、全然アップデートの必要はないと思います。少なくても2025にはバージョンアップできます。

※このソフトは、業務用ソフトなので、1人1本までの制限が入っている可能性があります。

通常販売ページには表示されない「セール・優待一覧(ソースネクスト公式)」からの半シークレット案内として、45名までの限定販売となっており、割引価格での購入にはソースネクストアカウントへのログインが必要になります。