CleanMyMac XはMacOSのクリーンアップとウイルスチェックができる統合型メンテナンスソフトです。大変な状況になっているウクライナ企業によるソフトですが、アップデート機能拡張も正常に機能しており、ソフト運営は正常に機能しています。

2022年第38回Vectorプロレジ大賞でのMac部門で入賞したCleanMyMac Xが記念特価の52%OFF状態でCleanMyMac X永年版販売ページにて続いていましたが、2023年夏頃からずっと通常価格に戻っていました。

2024年2月6日にVector販売版とは別の、ソースネクスト社が直売とサポートをするCleanMyMac X無期限版(ソースネクスト社サポート版)が発売されました。

それぞれ同等のシリアルコードが購入できますが、代理店が違うため通常価格が異なります。Vector販売ページでの9,130円に対してソースネクスト直営ショップでは8,300円と若干安くなっています。

2024年4月20日(土)まで通常価格8,300円のソースネクスト社サポート版のCleanMyMacX無期限版が27%OFFの5,980円にて割引販売中です(価格確認にはログインが必要です)。

CleanMyMac Xの開発企業と更新状況について

CleanMyMac Xの開発元はウクライナにある企業です。2022年3月ロシアの侵攻直後に、CEOがTwitterで開発部門は避難したので開発とサポートは問題がないから安心して欲しい、私は国内にとどまり国を守るために戦うから支援をよろしくとメッセージを伝えました。

たしかに、開発は続いており、メモリー関係やバッテリーの健康状態に、アプリ毎のCPUの使用率など、色々な表示ができるようになってアップグレードしています。

2023年4月時点でもセキュリティやデーターベース関連の更新は続いており、MacOS13にも対応しています。問題ないと思います。

1年以上利用して不具合無し

Windowsだと、こういうメンテナンス系のソフトは、入れる事で不具合が発生することがありますが、1年以上使っていますが、全然問題なく動いています。

2021年にMacBookAirを購入したタイミングで、Appleの独自CPUのM1にも対応しているCleanMyMac Xを、ソースネクストのCleanMyMac X(2021年4月11日まで)から56%OFFで購入しました。

詳しい説明が書かれていなかった目定価から1年版ではなく永久版だろうなと賭けのような購入をしました。ソースネクストでのセールを気にしていましたがあれ以降見ていません。

いまは、日本販売代理店がVector PC Shop CleanMyMac Xで販売しているようです。

Macのメモリー利用率が分かる

使い始めてすぐに分かったのですが、当初M1タイプのMacBookAirのメモリーは8GBで十分という事前情報が色々ありましたが、ブラウザを複数開いて画像編集をするとすぐにメモリーMAXになります。

一覧として表示される主な負荷要因として、アプリごとのメモリー使用量が表示され、ボタン一つで個別に終了させることができるため、命がけのバッテリー節約で生還したアポロ13号のように、何を切って何を生かすかなどの判断基準に役立っています。

MacBookPro13インチ(M2)は終了しましたが、シェル(貝殻?)型のMacBook Air(M1-RAM8GB)は2024年2月時点でも販売が続いており、macOS14も快適に動き、メモリー利用率は8GB中3.7GBと表示されています。

16GBのM2 MacBookAirを試す機会があり環境を移行したところ、常時9GB程度の空きメモリー空間と表示されました。どうやら8GBではメモリーがギリギリだったのかもと考えていました。

そう思っていたのですが、macOS14が起動する32GBモデルでの空きメモリーは15GBとなっています。

例外的に、128GBモデルの空きメモリーは20GBから38GB付近で安定していません。

きっと学習しているのだと思います。

円グラフ表示で使用中のスワップファイルとメモリー状態が確認でき、基本的にメモリー量の半分になるように調節しているようです。(macOSの仕様ではなくCleanMyMacが調節している可能性もあります)

個別にメモリー使用率がわかるため、アプリが起動さえすれば、自分に必要なメモリー容量を見つけ出すにも役立ちます。

MacのCPU利用率がわかる

CPU温度と現在の負荷率に加えて、メモリー利用率と同じように、CPUの利用率もわかります。

CPU利用率は、利用可能な利用率と共に、システムとユーザーの利用率が表示されます。

主な負荷要因の一覧では、利用中の負荷を100%とした時の利用率をアプリごとに表示しています。もちろん終了させることもできます。

利用率を確認することで、macOSが余ったCPUパワーを謎の処理で使っていないことがはっきりわかります。

アプリの中には常駐して動き続けるモノもあり、CPU利用率は使用電力に直結するため、なるべく終了させたり、利用しないアプリを消してしまった方が快適macライフを送ることができます。

30GB以上の不要なファイル(スワップファイル)もサクッと消せる

メモリーが足りないとSSDにデーターを移動するスワップ動作があります。MacOSの標準機能でスペースの開放が自動的に行われるかもしれません。

1時間ぐらい使った後に、CleanMyMac Xでスキャンすると500MBから1.5GB程度の不要なファイルができていきます。

Macは使い続けていると一時ファイルなどのシステムファイルがどんどん蓄積されていくらしく3ヶ月使うと30GBもゴミファイルがたまるというMac系の記事を読んだのが、CleanMyMacXを購入した最初の理由です。

もしかすると、macOSが自動的に消去していないのかもしれませんが、CleanMyMac Xは明示的にサクッと消してくれるので、精神的に安心して使う事ができています。

CleanMyMacXでは、アプリを消去しただけでは残ってしまう設定ファイルなども、何かが残っていればアプリが表示され個別に消すことができます。

Wi-Fi通信履歴グラフ

Wi-Fiの送信と受信状態について、現時点の速度と共に、積算通信量をグラフと数値で確認することができます。

スピードテスト機能の他、怪しい通信を監視するためのウイルスセキュリティ機能とも連動しています。

CleanMyMacXではWi-Fi電波状況の表示はありません。

これを表示するには、右端に年月日時刻が表示されているリンゴ(Apple)マークバーにある「optionキー」を押しながら扇状のWi-Fiマークをクリックすると、macOS標準機能で転送レートやノイズレベルなどを表示することができます。

直近の送受信量がわかるので、あれ?ダウンロード終わらない。。。や、ZOOMなどの会議動画の映像がカクカクだけどどっちが悪い?と行ったことが一目でわかり便利です。

デバイスの接続状態の表示

接続されているデバイス一覧が表示されます。

macOS14の標準ウィジェット機能同じように、Magic Keyboardなどのバッテリー残量の他、SDカードや外部ドライブなどの取り外しもできます。

ソフト音源などが入っているSSDなどのドライブ一覧がサクッと確認できるのは便利です。

バッテリーの充電サイクル数も確認可能

CleanMyMacのアップデートにより、現在の充電量の100%表示と、充電サイクル数、バッテリー温度の3つを確認をすることができるようになりました。

MacBookのバッテリーはMac の修理サービス(公式)によると、3年間のAppleCare+に加入することでバッテリーの蓄電容量が本来の80%以下になったとき無償交換してくれます。そのため4年程度耐えるように設計されているそうです。

AppleCare+のバッテリー無償交換を減らせば利益が出ることもあってか、充電制御が優秀なのかもしれません。

バッテリーの化学反応の最適化によって、アダプター駆動で緑ランプの状態が続くはずなのに時々、バッテリー駆動になり、赤ランプが点灯し続けることもあります。

macOS標準状態では、充電回数や現在のバッテリーの健全状態がよく分かりません。数字でバッテリー状態が分かるやっぱり、見えないより見えた方が安心なのは確かです。

ウイルス対策

ウイルス対策については、2023年8月15日にアップデートされたバージョン4.14.0から、Moonlockエンジンが搭載されています。

Moonlockエンジンは、CleanMyMac Xのウイルス対策機能を担うエンジニアチームから独立した専門の社内部門であるMoonlockという組織によってより一層ウイルス対策を強化したバージョンです。

Moonlock以前からデータベースも頻繁に更新されており、ウイルス対策については、今まで一度も検出されたことがないため、効果は分かりません。

ウイルスを削除項目で、スキャンして、毎回クリーンアップ完了後に、「グッドニュースです。お使いのMacでは脆弱性は見当たりませんでした。。。」と表示がされるので、大丈夫なのかなと言った、安心感はあります。

macOSのセキュリティ機能

2024年時点でウイルスの主力はマルウェア型から。標準機能を利用したLoTL(Living off the land)タイプに推移しています。

環境寄生型のLoTL攻撃は、アプリやファイルをOSから独立した仮想環境で実行することで、OSへ影響を受けないようにする事が最大の防衛手段になっています。

macOSの起源はiPhoneやiPadなどのiOSであり、アプリがOSから独立した仮想環境で起動するように作られています。

macOSでは、App Review審査があるAppストア配信アプリ以外にも、開発元がAppleに登録することで、マルウェアの混入を防ぐセキュリティ機能があります。

関連情報:開発元が未確認のMacアプリを開く(Apple公式)

最大のセキュリティリスクは利用者の行動

悪意のある開発者であっても、その実行には利用者(ユーザー)の許可が必要なため、安全ではありますが、ウイルスを含めた最大のセキュリティの脆弱性は利用者の行動です。

重ねて書きますが、最大のセキュリティリスクは利用者の行動です。

ウイルスが、対人攻略に強い生成AIによってもっともらしい誘導文章で包まれていても、あからさまに怪しいファイルに対して、無慈悲なウイルスセキュリティ機能によって警告や隔離などが実行が有効かもしれません。

CleanMyMac Xのセキュリティ機能は時代に合っている

2024年時点で主力となったLoTL攻撃に対して、購入直後やクリーンインストール直後の快適さを維持する使命を持ったCleanMyMac Xは時代に合ったソフトになっています。

一般的なウイルス対策以外でも複合的に、不具合箇所を修正したり、ゴミファイルを削除してくれるため、ウイルス対策についても、かなり有効なのではないかなと期待できます。

ウイルス対策も高速化もこれ1本

CleanMyMacXでSSDなど内蔵ドライブのゴミファイルをクリーニングでき、ウイルス検出と除去機能とMacの高速化メンテナンス機能があり、快適に使っています。

ソフトのサポート状況は良好

ウクライナのソフトウェアですが、CEOは国内にとどまりましたが開発と支援チームは安全な場所に避難していると、ロシア侵攻直後に代表自らTwitter投稿していました。

2021年からWi-Fi速度や利用可能メモリー量に、バッテリー状態など表示される項目が増えて進化しています。もちろん、セキュリティデータベースの更新も毎日頻繁に行われています。

ウクライナの技術力は高く、MacPawの代表のメッセージなどをからAppleや欧米の支援がしっかりしているようなので、安心して使う事ができます。

ライセンス移行と追加ライセンスの買い置き(キープ)について

プロレジ版は1ライセンスで1台で、旧Macから解除して新Macへ載せ替えもできる永年ライセンス版です。移行方法は開発元のMacPawにあるCleanMyMacのライセンス無効化と再取得に書かれています。

Vectorでキャンペーン割引をしていたのですが新しいMacがまだ届いてなかったので、割引が終わる前に購入してキープしました。

やり方は、今使っているCleanMyMac Xの登録を解除して、注文直後にVectorから届く新しいライセンスコードを入力することで、MacPawの製品登録に永久ライセンスとして追加されました。

まだMacが手元になくても登録しておくことで以後のソフトの載せ替えが簡単になります。

購入後すぐに買い置きキープしておくことを強くおすすめします。

登録用のE-Mailアドレスについて

Vectorからの購入後に届くシリアルコードが書かれたE-Mailをうっかり消してしまうこともあります。

CleanMyMacでは、製品登録したE-Mailアドレスさえ覚えていれば、シリアル番号の確認などをWeb上から簡単にできます。

有効なE-Mailアドレスが必要なのでAppleアプリと紐付いたiCloudやGーmailなどのE-Mailアドレスがいいかもしれません。

広告メールのチェックを外したのかもしれませんが、MacPawからの熱心な広告メールを見た覚えがありません。安心して常用するメインアドレスに登録しても大丈夫です。

新しいMacへのライセンス認証や移行について

ほんとにMacOSは安定しており再セットアップの機会が少ないため、先日やり方を忘れて先日CleanMyMacのシリアル番号が書かれたE-Mailを探してしまいました。

メールボックスを探さなくても、登録したE-Mailアドレスさえ覚えていればWeb上で認証や解除などがすべて行えました。

わすれがちなので、登録後にキープしてあるライセンスを、新しいMacに適用する方法について説明します。

登録してあるシリアル番号の確認

ずばり、シリアル番号などを全く覚えていなくても、登録したE-Mailアドレスだけ覚えていれば、新規認証も認証解除もMacPawサポートセンターのライセンスマネージャーから行うことができます。

E-Mailアドレスを入力して検索することで、24時間有効なライセンス確認用のURLを送ることができます。

E-Mailで着信した確認用URLから確認できる項目は

  • 所有しているライセンスID
  • シリアルコードの登録日
  • アクティブ(有効中)とフリー(未使用)の状態表示
  • 有効期限
  • 強制的に認証解除(MacOSが起動しないときに利用)

です。この仕組みほんとに助かります。

MacOSで利用中のライセンスIDの確認と解除方法

ライセンスマネージャーから確認できても、複数台Macを所有している場合、どのライセンスIDを解除して利用しようか迷うこともあると思います。

現在Macで利用しているライセンスIDを確認するには、起動中のCleanMyMacの「CleanMyMacメニュー」にある「ライセンス認証情報」から確認できます。

「ライセンス認証情報」では、登録中のライセンスIDと有効期限に加えて、新Macへ移行するためのライセンスの無効化も行うことができます。

確認できるため、メインのMacを間違えて強制認証解除する心配はなくなります。

CleanMyMac Xの割引購入情報

CleanMyMac Xの入手経路はメーカーからの直接購入を含め、日本の正規代理店版がVectorショップに加えて、2024年2月6日からはソースネクスト社によるサポート版が登場しました。

現在は、Vectorショップでの永続版(無期限版)と、ソースネクストでは1年版と無期限版の2種類が販売されています。

Vector販売での記念特価の延長が2023年夏頃に終了してから通常価格の期間が長いため、割引販売在庫がなくなった可能性があります。

今後は、ソースネクスト社の販売開始割引価格の5,980円(無期限版)付近がVectorでのセール価格になると思います。

最新の割引情報

2022年第38回Vectorプロレジ大賞でのMac部門で入賞したCleanMyMac Xが記念特価の52%OFF状態でCleanMyMac X永年版販売ページにて続いていましたが、2023年夏頃からずっと通常価格に戻っていました。

2024年2月6日にVector販売版とは別の、ソースネクスト社が直売とサポートをするCleanMyMac X無期限版(ソースネクスト社サポート版)が発売されました。

それぞれ同等のシリアルコードが購入できますが、代理店が違うため通常価格が異なります。Vector販売ページでの9,130円に対してソースネクスト直営ショップでは8,300円と若干安くなっています。

2024年4月20日(土)まで通常価格8,300円のソースネクスト社サポート版のCleanMyMacX無期限版が27%OFFの5,980円にて割引販売中です(価格確認にはログインが必要です)。

Vector注文時「※携帯電話のメールアドレスはご利用になれません。」について

Vector PCShopの注文画面に赤字で、通常メールなのに「※携帯電話のメールアドレスはご利用になれません。」と表示が出て、購入できず焦りました。
エラーで目立ちませんが、電話番号の入力も必要で「※電話番号は半角数字と-(マイナス記号)で入れてください」と表示がされているとおり、電話番号には-(マイナス記号)が必要です。
追加購入がしたくて会員登録をやり直したりプロバイダーメールを入力ししたりしましたがエラーが消えず2時間悩みようやく注文できました。
Vector PCShopの注文画面でのエラー表示がわかりにくかったので注意書きしておくことにしました。