こんにちは、2月に突然自作のパソコンが故障してしまい、その反動でなぜか10年も安定稼働しているNECのパソコンを見直す結果になりました。やっぱり市販品の方が安心できるとブログそっちのけで購入候補を探していました。
しらべに調べてとりあえず、今回は買うのをやめたので、いきさつを書いてみることにしました。結論から書くと、Intel第11世代のGPUを内蔵したCeleron 6000シリーズを搭載したミニパソコンが2万円台で出てきたら購入しようかなと今は思っています。
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必要最低限のパソコンで十分?
2月にメインで使っていたパソコンのマザーボードが故障してしまい、CG制作やら動画編集やらあらゆることができない状態になっているのですが、なくてもいいかなという風に思うようになってしまいました。今は仮のノートパソコンを使っているのですが、案外非力なパソコンでもなんとかなっています。
メインパソコンが存命だった頃は、12インチのノートパソコンで原稿書きなんて画面が狭いからとやらなかったのですが、なれるとこれでもいけています。テレワーク特集で知ったスタンディングデスクも並行して検討中なのですが、メインパソコンのシステムを持ち上げるには大がかりになるため、試しに、ノートパソコンで実践しています。
そして、この原稿は立ち姿勢でノートパソコンを使って打っています。計画中の昇降ディスク脚キットについての記事も書いているのですが、そちらは、別のトピックにしようかなと思っています。
そしてノートパソコンの作業で、コンパクトな省電力なパソコンが、趣味予算の切り詰めでけちけちモードになっている僕のツボにはまってしまいました。なぜなら、1時間に120Wも使い、ときどき250Wになり、マックスで600Wも消費する故障中のメインパソコンに対して、コンセント稼働でも20Wで最大でも48Wしか消費しないノートパソコンって、心理的にも快適そのものだったりしています。変われば変わる物です。
この機会に思い返してみると、メールチェックやWeb閲覧、ブログの記事作成には、過剰スペック過ぎたのです。いってみれば近所のスーパーの買い出しに、ポルシェで行くようなものだったのです。燃費や実用性を考えると、軽自動車で十分だし、むしろ自転車や歩きでも大丈夫だったのです。
自動車もパソコンも信頼性がとっても重要です。素性が分からない、すぐ故障するような車やストーカー目的のGPS発信機がついているような車ではとっても、安心できません。
ということで、市販の国産パソコンを探してみました。今回は普段使いの壊れてはこまるので信頼性の高い、国産の軽自動車のようなミニパソコンをねらっています。ハードカバーのブックサイズで、消費電力は最大でも20W程度。朝から夜までつけっぱなしでも気にならない仕様を探しはじめました。
これは自動車で例えると、N-BOXか、ワゴンR、アルト、スバル360あたりを考えています。海外勢のPOLOもAudi A1もVolvoも考えていません。
かつての国産パソコンメーカーの現状
結論から書くと、日本でファームウェアや基板レベルまで自社で設計開発しているデスクトップパソコンは存在しませんでした。
なんとなくわかってはいたけど、買収したIBMに続きNECを傘下に収めた中国のLenovoは2017年に富士通までも傘下に収めていたのでした。中国人に対して不信感は持ってはいないけど、中国政府に対しては不信感があります。アメリカと同じことをやっていてもどうも同盟国ではない中国政府には安心感が持てず、中国企業は中国政府の要請に応えないといけない義務があるため信頼できないのでした。
日本企業について知ったことを書いておくと、日本IBMがLenovoに買収されNECも傘下になっていたのは知っていたけど、富士通までもが2017年に傘下に入っていたのでした。東芝は、東芝ダイナブックという名前がついていましたが、すでに台湾にある鴻海精密工業(Hon Hai Precision Industry Co., Ltd.)の傘下になっていたシャープの傘下に入っていました。
中華系企業に対する不信感の背景
僕個人の意見としては台湾に対して日本政府より優秀な政治運営をしていて友好的な感情は持っていますが、中国政府の香港への対応や、中国企業に対する法律に明記された政府への協力義務や、ネットワーク関連の法律は気持ち悪さを感じさせてしまいます。
そしてそういう中国政府の実態も知らずに崇拝している一部の中国人に対して強い恐怖心と不快感を持っているのが原因です。
完全に政治的な話になってしまいますが、東日本大震災で大変な時に日本海に中国軍が近づいて自衛隊の緊急対応があった話や、ロシアを彷彿させる中国軍に対するスクランブル発進の実態を聞くとそう思ってしまうのです。包丁をちらつかせる相手をどう信頼すればいいのか。と思うのでした。だから中国政府と一部の中国人が嫌いだったりします。
HUAWEIのように中国にあると言うだけで理不尽な対応になってしまうのもかわいそうだけど、いずれにせよ、中国の法律や行動に対して不信感を感じるのでした。
はやく台湾が国際的にも完全な独立国家として認められ、一路ではなく、点在として仲のよいアジアになったらいいなぁと思っているのでした。もちろん日本政府も若干中国政府っぽいところがあるので微妙ですが。。。まだ迫害しないだけいいと思う。
日本政府が中国政府と仲良くなりかけた1980年代の「NHK特集シルクロード」の再放送をBSで見たときに、TVに写っていた中国に住む少数民族を今の中国政府が迫害している状況をみると怖いのです。
って、中国政府に対する問題ではなくて、パソコンの話だったよね。Lenovoはバックドアを仕掛けていたことがあったし、中国で大きくなるためには賄賂や癒着が必要らしいからやっぱり安心できない会社に見えてしまっています。
中華系以外のパソコンメーカ
「日立のパソコンはフローラ」ってCMが妙に記憶に残っているのですが、日立はだいぶ前に自社製造をやめてHP製のパソコンを売るようになったと知りました。
そうなってくると、信頼できそうなパソコンメーカーを調べてみたら、アメリカのDELLとHPとApple以外に選択肢がなくなってしまいました。
ソニーはVAIOという会社になったがまだなんとか日本資本になっていて、パナソニックはパナソニックのままだけど、どちらもノートパソコンしか作っていません。
結局、国産で信頼できるデスクトップパソコンはないのかとあきらめてしまいました。
ここまで来てエプソンを思い出しました。プリンター以外で影が薄いけど、NECのPC98互換パソコンを作っていたと初めて知りました。でもどことなく、ほかのメーカーと似たようなデザインで、実はOEMで同じ製品だったりするかもしれません。
OEMはいいけど、自社で開発してないと、ファームウェアなどがブラックボックス状態となるからむしろ、OEM生産をしている会社から直に出ているパソコンを買った方がよさそうな気がしてしまいました。
とはいっても、企業向けで売っているパソコンなので、一番候補としてはエプソンのパソコンが高い状態になっています。
AppleのM1を搭載したMac mini
もう、国産PCはあきらめようかなと思ったときに、ふと、AppleのM1という新しいCPUを搭載したMac miniが候補に浮上しました。7万円から買えることも知り触手が伸び何回かカートに入れたのですが、ついつい16GBメモリーにしたりSSDを512GBに変更したりして10万円オーバーになってしまっていました。
AppleがインテルのCPUに愛想が尽きて自社でM1という新しいCPUを作ったというどこかの記事を読みながら、僕自身もi7-6700で相当嫌気がさしていたのでちょっぴりIntelのCPUはもういいかなと思い始めたのもMac移行を検討した理由の一つになっています。
M1の性能が高いのは間違いないようですが、グラフィック性能に限って言えばディスクリートの方が性能が高いということなので、RTX3090よりは遅いのかなと思えたり、悩ましいところです。あとM1はUSBで接続したSSDの読み書き性能がおそいというのも気になりました。Mac Miniだよと言われればその通りですが、過剰な期待をしてしまっています。
いろいろメイン使いで検討し始めた結果、やっぱりAppleは高いなぁと思うのでした。M1の性能が高そうなので、Audio関係や動画編集をそっちに持って行くとたぶん、次期M2を搭載したMac Proに流れそうで危ないのです。安く買って後から後悔はしたくないけど、高く買ってからさらに高い物に手を出すのもやだなぁと思うのでした。
そろそろインテルがNVIDIAに買収されて吸収されないかなとひそかに思っていたりもします。とはいっても、東芝メモリーもインテルのメモリー部門も中華系か韓国系に買収されているので、インテルが返り咲いてくれればと思うのでした。でも、もうNVIDIAには勝てそうにない気がします。そういえばNVIDAはARMを買収していたので、少しこの先が気になるのでした。
M1はARM系のCPUなので、もしかすると次期M2にはNVIDIAの次期RTX4090系GPUコアが統合される可能性があったりするかもしれません。となると、Mac Proがまた一台50万円からで出るかも。。。。
そこまで粘って、予算は5万円までであわよくば3万円でと考えていたはずだと手が止まりました。
ブランド力が急降下したインテル
インテルのCPUはもういいかなと思い始めたのは、i7-6700で懲りただけではないのです。i7は僕が使っていたから書いたのですが実際には、10年以上前から第6世代まですべてのインテル製CPUが影響するセキュリティ上の不具合修正の問題です。
Intelのブランド力が僕の中では急速に落ちていて、かつてLinux周りで苦労した蟹より高速で信頼性が高く安定していたLANチップに対しても、Z490の頃にインテルの新しい2.5G対応のLANチップであるIntel I225-V 2.5Gb Ethernetには速度が極端に落ちるという致命的なバグがあり抜本的回路修正ではなくソフトウェアによる回避状態になっていて、Z590の新しい製品に付いているI225-Vチップが回路修正版になっているかどうかも分からずマザーボード選びで悩んだことを思い出しました。。
スペック表を見て分かるように対策品の型番を変えてくれればと思うけど昔からA1とかB2などのステッピング番号で管理していたから変わらないと思う。そういえばZ87などのIntel 8SeriesもSATAに正常に機能しなくなる時限爆弾のような致命的なバグがあってそのときには、マザーボードのスペック票やパッケージにステッピングC1版と表示されてたなぁと思い出しました。
そういった状況を考えると、どうも優秀なIntelの技術者が世代交代でいなくなっているのではと感じてしまったのです。どうなるんだろうインテル。もう、WindowsのCPUはインテルではなく、nVidiaでいいのではと思えたりもします。GPUとCPUが同じメモリーを共有するM1に対抗するには、もはやCPUとGPUが別々では太刀打ちできないような気もしてきています。
戦艦大和の巨砲主義から、空母へ主力が変わったように、パソコン業界も何か大きな変革が始まっているような気がします。
2万円のミニPCを調べ始める
M1を搭載したMini Macへの触手が止まったといっても、すぐに止まるわけもなくすでに2週間程度検討しています。2万円の富士通 ESPRIMO Q556という手のひらサイズの中古パソコンが2万2千円で売られていいたのでそれとずっと比べていました。
Q556を調べてみたら、どうやら企業ユースらしく、市場に1万2千円ぐらいから流れており、5年でリース期限が切れたパソコンを一括で仕入れて3千円ぐらいのSSDを取り付けて売っているようです。Amazon Renewed (Amazon整備済み品)として6か月保証がついてはいますが、やはり中古であり消耗部品である電源を交換しているわけではないので迷っていました。
そこへHPのセールクーポンで同等スペックなら5万円ぐらいであることに気づきました。新品を買った方がいいかなと思っていたらQ556を販売していたAmazonのリユースPCの5%Offクーポンがなくなり値段も2千円程度上がってしまっていました。
ここから下り階段で、2万円少々のCeleronを搭載したミニPCを調べはじめました。
CeleronのNシリーズはコアが2つしかなく、ソフトの起動が遅いので却下して、コアが4つあるJシリーズを選び始めました。現時点ではCeleron J4125が最有力候補となり購入直前になってやめました。商品説明のところにHDMIの出力だと4K30Hzとなり60Hzの場合があるのに60Hzと書かれていたり商品の説明と違うという購入者の書き込みがあったりとブランドが信頼できないところがあったのです。
追い打ちをかけるように、調べてみるとインテル第11世代の新しいGPUを内蔵したIntel Celeron Processor 6305か、第10世代のGPUを内蔵したIntel Celeron Processor J6412が発表されていました。ということで、現時点でJ4125のCeleronを搭載したミニPCを購入すると、2ヶ月後には買い直したい衝動に駆られそうなので、ひとまず諦めることにしました。
新品購入候補
CeleronならDELLかHPのストアページを時々確認しながら時々出てくる60%OFFとか80%OFFの意味が分からない割引クーポンを使って3万円代で購入できそうなので、そちらが最有力候補になってしまいました。もちろん、Epsonでも同等の価格帯ででてきたら、そちらを購入する可能性は十分あります。予算は税込み3万円で待機中です。
一応候補として、HP ProDesk 405 G6 DM(AMD系CPU) を考えていたりもします。DELLの候補としてはNew OptiPlex 3070マイクロ(2019年6月11日発売)が良さそうです。予算が許せばOptiPlex7090Ultraも、かなり小さくて気になっています。スリムを見てもミドルにしか見えないためわかりにくいのですが、DELLのパソコンではスリムより小さなマイクロよりさらに小さなウルトラが一番小さなサイズのデスクトップになっています。
僕的にはOptiPlex7080ウルトラが圧倒的に魅力的な商品に見えるのですが、DELLはあまり積極的にプロモーションしていない機種のようなのです。ただ値段が20万円程度からなので、売れないのかもしれません。この値段だとノートパソコンを開かず使った方がいいとも思ってしまいます。
その前に、メインパソコンのマザーボード修理が完了して、やっぱり省エネパソコンなんてね。と思っているかどうかは分かりません。
まとめ
結局、パソコン購入はひとまず休戦状態となっています。なんだか、まとまらない記事だけど、電動昇降ディスク脚キットの検討記事も、こんな感じです。総額40万円以上のPCが故障して、マザーボードの単独故障と気づくまでの損害確定前に発動した超緊縮財政の影響で、物欲三昧の記事が困ってしまっていました。
でも、買い物で一番楽しいのは、買うまでなので、これも、なんかの読み物として面白いのかなぁなんて、思いながら公開してしまいました。
20年前だったら、国産パソコン選びで苦労はしなかったと思うけど、あの頃の国産メーカーは高いパソコンばかりで、車のデザインと同じでどれも形が一緒という、独自性がなかったからなぁ。せめて、今のVAIOみたいに、それぞれがすごいこだわりや独自性を持った製品を作っていたらよかったのにと思うのでした。
とりあえず、画像編集が大変なので、写真なしで公開してしまいます。