Synthesizer V Studio Proを1年以上使っていたにもかからず、先日までMIDIキーボードが使えることに気付きませんでした。あるとないとでは、天と地の差があるので、使い方を紹介することにしました。

ずっと、他のDTMを使い収録してMIDIデータを書き出しSynthesizer Vに取り込ませたり、画面上のピアノロール鍵盤で音を確認しながら、打ち込みをしていました。

機能に気づかなかっただけなのですが、MIDIキーさえ使えれば完璧なのにと思っていたので、感動的で涙が出ちゃいます。

Synthesizer VはMIDIキーボード入力対応

Synthesizer V Proは、MIDIキーボード入力に対応しています。MIDIキーボードを接続すると、歯車マークの設定にある「MIDI入力デバイス」に接続したMIDIキーボードの名前が出ます。

Synthesizer V MIDIキーボード設定とリアルタイム収録

MDI入力デバイスの選択は、ウインド右の縦並びアイコンの一番下の歯車をクリックして、下あたりに、「MIDI入力デバイス」をクリックします。複数の接続している場合は選ぶことができます。

録音ボタンは、ピアノロールの上にある「SNAP」の右あたりをクリックすると表示されます。

メトロノームは、再生ボタンの左にあるワイパーみたいなアイコンでONーOFFできます。

BPMなどテンポの設定は、ピアノロールの左端あたりをダブルクリックすると、設定画面が出ます。曲の途中でテンポを変えるポイントとなるテンポマーカーを入れることもできます。

楽譜からDTM入力時に重要となる中央のド

今回は、MIDIキーボードからの入力なので、あまり問題ないと思いますが、楽譜からピアノロールに打ち込むときに重要な、中央のドについて説明します。

中央のドの表記は統一されていない

C0、C1、C2と鍵盤位置を表すときに重要となる、中央のドの表記は統一されていません。

一般的に楽譜や専門書では「中央のド」鍵盤の位置をC4と表記しています。

中央のドとは、ピアノの中心に座ったとき、おへそのあたりのドの鍵盤の事です。

楽器によっては、楽譜の中央のドの音が変わります。例えば、ギターの場合は楽譜のド(5番弦3フレット)はC4ではなくピアノのC3の音となり1オクターブ低い音になります。

楽器職人が中央を表現するとき、ヤマハでは「C3」、ローランドでは「C4」と呼んでいるそうです。
DTMをはしごするとき知っていると未然に混乱を防げます。

DTMにあるピアノロールの中央のドの音

DTMのピアノロールにある表記では、AppleのLogicProとGarangeBandは「C3」、FL-Studioは「C5」の表記になっています。音声合成ソフトのSynthesizer Vは「C4」、UVIのFALCONは「C3」です。

中央のドがピアノロールでC4かC3かC5に当たるかの確認はならすことで確認できます。僕はこの、表記が違うと言うことに気付かず、バグか?と思ってしまいました。

DTMのピアノロールがなぜ鍵盤状なのか

人の耳は、約20Hzから4000Hz付近までしか音階を聞き分けることができません。

一般的な88鍵盤のピアノは一番下の鍵盤がラA0から始まり一番上のC8までの、7オクターブ1/4の音を鳴らすことができます。A0からC8を周波数に換算すると27.5ヘルツ~4,186ヘルツとなります。

つまり、ピアノは、人が耳で聞き分けることができる音階を全てカバーしている事になります。

音階だけであれば、ピアノは全ての楽器の音の高さを表現することができます。だから、フルートでもバイオリンでもすべて、ピアノロールで表現されているのです。。。たぶん。きっとそうだと思います。

ドの音がCと表現するわけ

なぜCがドなのかと疑問に思う方もいると思います。

ざっくり書くと、ヨーロッパやアメリカではドレミファソラシドではなく、ABCDEFGと表現するからです。

演奏前にオーケストラでは基準音として440Hz(442Hzあたり)の音がするオーボエのラを使いチューニングします。

そのため、ラのAから始まり、シがB、ドがC、レがD、ミがE、ファがF、ソがGとなっています。

外部MIDIキーボード、メロディー確認なら37鍵盤が便利

25鍵盤のミニキーボードでも、人の歌声なら2オクターブあればOKです。と書いておきながら、Synthesizer Vを使っていると、37鍵盤の方が断然使い勝手がいい気がしてきました。

Synthesizer VのMIDI入力機能でこれを書くと、ちゃぶだい返しになりますが、やはり五線譜でないとやりにくいと、先日購入した楽譜制作ソフトGuitar Pro 8などでは、ある程度イメージやプレビューで実際に確認できるため、25鍵盤でも十分役立ちます。

業界標準のFinale27と比較検討した記事は、もうすこしGuter Proを使いこなしてからまた今度書こうかなと思います(といいつつ、どうせ買うなら業界標準になれた方がいいと1ヶ月近く検討したため、僕自身の検討事項を紹介します。Finale26の発売日が19年3月、27の発売日が21年9月なので間隔は長くて3年となり、Finale28が23年10月から12月に出る可能性が高いため止めました。

一方でGuter Proは22年6月に5年ぶりのバージョンアップ。Finale26と27の機能変化は小さく28で大幅に変わる可能性ありと予想)価格差は5万円。1万7千円のメジャーアップグレード代金がもったいないかなというのが決め手。あとキーボードよりGuterの方がお手軽なのと、自分で作った曲、人知れずこっそり弾き語りで歌いたいと思うかも知れないから。

話戻って、仮歌などメロディをピアノで確認するとき、25鍵盤ではオクターブが微妙に足りません。

場所の問題など、もう少し、詳しく書いた方がいいと思いつつ、37鍵盤は持っていないので、かけません。37鍵盤になると場所も中途半端にとるし49鍵の方がいいかなと以前迷いました。

普通のフルサイズと比べると小さなハーフサイズですが、入力に関してはハーフサイズ鍵盤でも問題ないとおもいます。

小さいメリットとしては、バネによるアップライト方式はグランドピアノと違い連打がスコーンと行きませんが、KORGのmicroKEYは、キーサイズが小さくフルサイズに対して沈み込みも浅く、歌の連符などの入力が素早くできていい感じです(フルサイズKEYと比べた場合)。

フルサイズ鍵盤で37鍵は、ほんとに中途半端に場所をとる感じ49鍵盤と迷います、ハーフサイズならKORG microKEY2-37 MIDI-USB 37鍵でもいいような気がします。

KORG microKEY2-37は横にホイールが2つあり、スペース的にはパッド付きのAKAI MPK mini Plusなども、MIDI入力では、いいかもしれません。ホイール2つは、楽器で役立ちます。

あくまで、37鍵盤はピアノでメロディ確認の時やりやすいという理由からほしくなりました。

外部MIDIキーボードの理想は37鍵盤。25鍵盤でもOK

最近特に幅45cmテンキー付きフルサイズ文字用キーボードと同じサイズのミニ37鍵盤がほしいと感じていますが、MIDI入力なら、25鍵盤のミニキーボードでも、人の歌声なら2オクターブあればOKです。

OCTの中間の場合は変調して弾いてピアノロール状で、下にずらすことも簡単です。

入力はDTMと同じで、録音ボタンを押して、鼻歌風のようなオルガン風音色と共に、リアルタイム入力ができます。

収録スタートトリガーに、スペースキーや最初の鍵盤入力から自動スタートなどモードが見つからないため、1、2小節が遅れますが、MIDIキーボード入力があるとないとでは大違いです。

スペースキーで収録終了はできます。

まだ、使いこなしていないので加筆していきますが、一部修正や弾き直しが簡単にできる上書き設定などもできます。

自動的にグリッドに合わせて収録することもできます。強制グリッド設定をしない場合、すごく生々しい歌い方になります。

FL-Studioにあるような、後から自動的にグリッドにそろえる方法は、見つけることができていません。方法があればかなり楽になります(僕が気づいてないだけかもしれません)。

Syntheizer Vに最適な25鍵盤のミニサイズMIDIキーボード

小学校で利用した鍵盤ハーモニカのサイズをよく覚えていないので断言できませんが、ほぼ同じハーフサイズのiRig Keys 25は、膝の上にのせて入力することもできます。

横幅はMacBookAirとほぼ同じです。縦に並べると、USBコネクタがトラックパッドに当たり邪魔になります。と言うことで、左側に縦方向に置いて左手で弾いています(慣れるとなんとかなります)

ただミニサイズは、鼻歌程度で遊ぶ分にはいいのですが、真剣になり始めるとフルサイズの48鍵盤を使いたくなります。

Synthesizer Vは、2音以上同時に押すと音がしないため、少しやりにくいところがあります。

がっつりモードとして、とりあえず、打ち込みは諦め普通のDAWを起動してメロディーだけでも記録しておくのが良いかもしれません。

25鍵盤miniサイズのMIDIキーボード

サウンドハウスで探してみたところ、IK MULTIMEDIAのiRig Keys25の販売が終了し、I/Oを搭載して2倍以上値段が上がったiRig KEYS2しかなくなっていました。しかも有線です。

そこで、代替のミニキーボードを探してみました。いや、iRig Keys25が他より安くSound tank SEが付いてきたから買っただだったことを思い出しました。

ワンオペライブなどの音のポン出し目的で購入したiRig KEYS25を、DTMで使っているのですが、毎回USBケーブルをハブにつないで接続するのが、面倒です。

MiniサイズのBluetooth対応MIDIキーボード

ということで、ずっとiRig Key 25のBluetooth版を買おうか迷っていました。。。。買っとけばよかった(>_<)。

1万円台ですが現在購入できるBluetooth版のキーボードもKORG製がありました。

一時増えたBluetoothがはやらなかったのは、遅延や接続不良があるからかもしれません。ですがSynthesizer V入力だけならこれでいけそうです。

遅延問題はUSB接続(端子は88鍵盤と同じB)ができます。重量も670gの本体に単3電池2本で動き、さすがKORG!!良さそうです

(僕はKORGとローランドびいきで、Bluetooth版は持っていないので話半分で聞いてください)。

ハーフサイズの25鍵盤ですが、普段フルサイズの鍵盤を使っていても、なれると気にならないです。とにかく、ぱっと出せて、さっと弾けて、サクッと入力。これが一番だと、僕は思います。

クーポン入手をお忘れなく

サウンドハウスさんでの購入は、一番最初にクーポン配布ページ(サウンドハウス)のチェックすることを強くおすすめします。クーポン配布ページを探し回ることが必要な楽天と違い一覧としてまとまっているので、ここをチェックするだけでOKです。
選んだ商品を見失うことも多いので、購入したい商品が見つかったらページ右上のロゴを右クリックして新規ページで開きログインしてクーポンを入手することをお勧めします。
別タブページでも注文画面にある「取得済クーポンはこちら」をクリックすると、所持しているクーポンを選択できるのでコードを入力する必要はありません(直接コード入力も可能です)。
全品ポイント還元率UPクーポンや対象商品2,000円引きなど、後から気付くとショックが大きいクーポンがよく出ています(僕は忘れがちで過去数回クーポン忘れを経験しているので強く書いてみました)。

ただ、1万円かぁ。。。と悩ましく思う値段です。MacBookはBluetoothが標準装備なので持っていると絶対便利なのはわかっているのですが、悩ましいです。