今回は、Western Digital(ウエスタンデジタル)のヒートシンクモデルの紹介です。ひとつ前のSN850のヒートシンクが密着していないといった、レビューがあり、気になっていたので、SN850Xになってどうなったかを中心に記事を書きます。
追記2022年12月23日:現在の最速は、12月23日に発売された、Samsung 990 PRO 1TB PCIe Gen 4.0 x4 (最大転送速度 7,450MB/秒) NVMe M.2 (2280) 内蔵 SSD MZ-V9P1T0B-IT/EC 国内正規保証品(Amazon販売)です(メーカー紹介では980Proより高速とアピールされています)ちょっと予算オーバーですが今僕が買うならこれ一択です。
更に追記:2023年6月時点で最速モデルはPCIe Gen5.0モデルのSSDになります。これについては、「最大12,000MB/sオーバーのPCIe Gen5.0 M.2 NVMe SSDについて」に別記事にしました。
この記事は、990PROが登場前にAmazonブラックフライデーセールの割引で購入した時に書いた記事です。現時点でも、ヒートシンク付きモデルでは最速です。
990PROは消費電力を抑えたとアピールされているため、待てるようであれば、990PROのヒートシンクモデルを待った方が、満足度が高いと思います。。。。。
とはいっても、150MBしか差はなく、体感できるほどの性能差はないので、SN850Xヒートシンクモデルの価格メリットはしばらく続きそうです。
WD SN850Xヒートシンクモデルの外観がかっこいいぞ
僕の中では、NVMe SSDというと、Western Digital(以後WD)とSamsung(サムスン)のどちらかを選んでおけば間違いない状態だと思います。
2021年末時点の時には、Samsung 980 PROとWD BLACK SN850の性能が拮抗していましたが、2022年8月31日にWDからSN850Xが登場して、読み込み速度が7300MB/sになり一歩頭が出ました。
ということで、ずっーーーと、Amazonのブラックフライデーセールを待っていました。サイバーマンデーセールともかさなり、目玉商品で出る可能性が高かったためです。
注文時に3週間から1ヶ月待ちとでていましたが、Amazonはそうはいっても1週間ぐらいで出してくれるのがいつものことなので待っていました。
そしたら、やっぱり、12月2日到着しました。はやいぞ!!さすがAmazon。なかなか届かずAmazonの森で迷子という言葉を見たことがありますが、早く届きました。
さて、外観凄くかっこいいです。
持った感じ、ずしりと重みがあり、若干コンテナ風のデザインは、ガンダムを彷彿させます?(なぜに?きっと、ソースネクストのポケトークS機動戦士ガンダム版の影響です)
今回は、時間がないので、完全に自作PCの人向けに一番気になる情報だけ公開します。
とりあえず、消費電力ですが、3.3VDC2.8A(9.24W)となっています。ちなみにSamsung 980 PRO(1TB)は3.3VDC3.0A(9.9W)でした。あまり関係ないですが、若干WDの方が電流が少なくなっています。
さて、つぎは、ヒートシンクと基板の密着具合です。
ぴったりと、チップと密着しています。ばっちしです。
横から見た感じです。
しっかり密着しています。キャッシュ用のDRAMとの間には隙間があるようですが、プラケースの上にのせてみると、反対側がしっかり見えます。
あとから、マザーボードに装着イメージ写真を掲載する予定ですが、良い感じに下から空気が抜けて放熱性が高そうです。
イッヒッヒィヒィっ、これは、たのしみです。
パッケージ
最近は、持続可能な社会でSDGsなどが言われていて、パッケージデザインが見直されています。で、WDはどうかというと、
ジャジャーン、プラケースですー。
湿気も寄せ付けず、デザインもよくなっています。プレミアムモデルにある、厚紙製の高級チョコケースより環境負荷は低いかも?
外観ケース紹介が最初に来ないなんて、順番が逆?そうかもしれませんが、やっぱり、自作PCパーツは絶対性能と、かっこよさが最重要ポイントだと思います。
具体的な性能など
速度比較とか書かないんですか?と聞かれそうなので、一言。。。。とりあえず現時点で購入できるNVMe Gen4の中では最速クラスなので必要ないと思います。
たぶん、体感的にはSamsung 980 PROと変わらないと思います。
追記2022年12月23日:現在の最速は、12月23日に発売された、Samsung 990 PRO 1TB PCIe Gen 4.0 x4 (最大転送速度 7,450MB/秒) NVMe M.2 (2280) 内蔵 SSD MZ-V9P1T0B-IT/EC 国内正規保証品(Amazon販売)です(メーカー紹介では980Proより高速とアピールされています)今僕が買うならこれ一択です(たとえ150MBの差でも値段が下がるのを待ってこれをチョイスします)。
7300MB/sの読み込み性能も、動画編集後の書き出しや、ファイル移動などでメリットがありますが、実動作では7000MB/sもあれば十分高速だとおもいます。
ゲーム用途での速度メリットについて
PCゲーム用途の場合は、インストール時間などで若干差が出ると思います。ただ、550MB/s程度のSATA接続のSSDでも十分サクサク楽しめています。
コンシューマゲーム機に搭載する場合は、搭載メモリーが少なく、ストレージの読み書き速度が重要になると思います。
ストレージ速度の影響が体感で分かる端末として、Apple MacBookのM2 CPUを積んだメモリー8GBモデルがあります。256GBモデルと、512GBモデルでは速度差があり、体感でも差が分かります。
同じM2 CPUモデルのMacBookAirでも、メモリーを16GB搭載したモデルでは、ほとんど違いを感じません。キャッシュ内に収まれば、ストレージ容量はあまり影響がないようです。
Windows系は、メモリーが余りがちなので、CGレンダリングなどでは32GBぐらいは必要ですが、普通にゲームをするなら16GBでも十分余裕があると思います。
4GBや8GBでメモリーがカツカツの場合は、MacOSと違いWindowsではストレージを高速にしても変化はなく、ツッカッカッタような遅さは改善しません。
自作パーツ購入のメリット
自作PCはパーツの流用ができるため、今回のようなプチアップデートのチョイ買いで徐々にパーツのレベルが上がっていくのが面白いのかもしれません。
そして、気がつけば、特別に高額なメーカーオプション部品選択と同等のフル実装のハイエンドモデルに変わります。
WD SN-850Xなら、この先2年ぐらいまでは高速パーツとして使え、その後は汎用パーツ性能として更に3年ぐらい使えると、僕は思います。
初期不良対応は1月30日まで
10月にWindows11の修復不可能な問題が発生し再セットアップしたばかりなので、取り付けはお正月ごろを予定します。
お正月を挟み、Amazonの初期不良対応や返品も1月30日まで可能なので、ゆっくりやっていこうかなと思います。
パソコンショップのアークさんのWestern Digital SN850X WDS100T2X0Eでも、12月2日時点で割引価格で購入可能です(ヒートシンク付きモデルは売り切れ中です)。
とりあえずAmazonリンク
ブラックフライデーセール当初、もしかして価格ミスによる強制キャンセルがあるかも!!と書きましたが、その後、PCショップでも値段が下がり、代理店レベルで値下げ合戦が行われた可能性があります。
その値下げ合戦で、サムスンが強気だったのは、ウエスタンデジタルより高速な、990Proを2022年12月23日に発表を控えていたからだったようです。まさか、クリスマス直前に最速モデルを発表するとは。。。。
やはりAmazonは強く、2023年6月2日のプライムセールにて更に過激な値下げがありました。
最速モデルについては、説明が長くなってしまうため、「最大12,000MB/sオーバーのPCIe Gen5.0 M.2 NVMe SSDについて」に分けました。
初回公開から時間がたっため、最速のSSDリストになる自動挿入タイプのAmazonリンクをのせておきます。
Gen4.0対応 NVMe SSDの最速モデルの販売リンク
Gen5.0仕様の最速モデルが出ていても、現時点で僕が、追加購入するなら、やはり、Gen4.0モデルを選びます。
現在最速モデルに関しては、ヒートシンク付きを含めGen5.0対応モデルのCrucial T700 2TB 3D NAND NVMe PCIe5.0 M.2(Amazon直接仕入れ販売)もあります。秋葉原のパソコン専門店アークのCT2000T700SSD3JPといった、国内正規流通品の購入を強くお勧めします。
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Samsung 990 PRO 1TB(MZ-V9P1T0B-IT/EC 国内正規保証品)
Amazon公式販売ページにて、ヒートシンク付きモデルと無しモデルが選べます。
2022年12月23日に発表された990Proは、WDのSSDから更に150MB高速な、読み込み7,450MB/秒で書き込み6,900MB/秒の最大転送速度を誇ります。王者奪還と言った感じです。ちなみに、PCIe Gen4.0 x4での理論上の最大転送速度は8GB/sです。
国内正規流通品販売のページリンクになっていますが販売と発送の両方がAmazon.co.jpになっていない場合は、正規代理店商品取扱店のパソコンSHOPアーク(MZ-V9P1T0B-IT)などからの購入が安全です。(990 Proメーカー公式情報)
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Western Digital SN850X 1TB M.2-2280 PCIe Gen4 × 4 NVMe WDS100T2X0E-EC
PRO990が登場するまで、僕が購入するなら第1候補のSSDでした。今は2番手です。
読取り最大 7,300MB/秒として2022年8月31日に出たばかりの商品です。
パソコンショップのアークさんのWestern Digital SN850X WDS100T2X0Eでも値段が下がっています。どちらも送料無料で国内正規品なので安心して購入できます。
ライバルのサムスンが2022年12月23日に990Proを発表したため、現時点では第2位になっています。990Proより安くなっています。
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Western Digital SN850X 1TB PCIe Gen 4.0 x4 (最大転送速度 7,300MB/秒)
ヒートシンクが付いているバージョンです。実際に購入して触ってみましたが、後付けでヒートシンクを装着をするより良さそうな気がします。
Pro990の放熱板付きが出ました。990Proより価格が安くなっているためまだまだ強力なライバルです。メーカー公式WD_BLACK SN850Xスペックシート(PDF)
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Samsung 980 PRO ヒートシンクモデル 1TB PS5動作確認済み PCIe 4.0(最大転送速度 7,000MB/秒) NVMe M.2
Samsungのヒートシンクは大人でエレガントな感じのすっきりとしたヒートシンクが付いています。
CPUとGPUの真ん中のスロットで、マザーボード付属のものが基盤サイズとほとんど変わらなかっため、こちらを今使っています。後付けのヒートシンクはピンキリのため選ぶのが大変です。背も低くメーカー製パソコンの増設には良いと思います。
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Western Digital 内蔵SSD 1TB WD Blue SN580 (読取り最大 4,250MB/秒) M.2-2280 NVMe WDS100T3B0E-EC
旧モデルのSN570はM.2 PCIe Gen3×4でしたが、後継のSN580はM.2 PCIe Gen4×4として500MB/sほど高速になりました。消費電力に関する記述がメーカー公式WD Blue SN580スペックシート(PDF)から無くなってしまいました。4.5W(1TB)5.5W(2TB)と明記されている同等クラスのSamsung 990 EVOと同じかなと思います。
1W程度の差であっても、基板サイズが22mm×80mmと小さいため発熱量の差がかなりあります。
SN580とSN850の使用感については、動画編集などで連続したデータを読み書きする場合は感じます。特に100GB以上あるデータの書き込みではバーの進みが違うためはっきりわかります。
SN580はどの容量モデルを選んでも読み込み速度は約4000MB/sと横並びになっています。書き込み速度には同じSN580でも容量ごとに差があり、250GBモデルで2000MB/s、500GBモデルで3600MB/s、1TBから2TBモデルが4150MB/sと差があります。
インストール先として、セットアップが完了すれば実行時に書き込むデータサイズが小さい、ゲーム用途やDAW(DTM)などの音源や色々なプラグインであれば、体感で感じることも少なく、むしろ発熱が少なく省エネのメリットが大きいです。
SN580は低価格帯商品より若干価格差がありますが、知名度が低いNVMeの中には未だに500MB/秒程度のSATA並の速度の物もあります。WD社のSN580ならM.2 PCI3e Gen3スロットに接続しても仕様限界の3500MB/s、Gen4スロットなら約4000MB/sの読み込み速度がきっちり出ます。お互いをライバルと認識している正規流通版のSamusung社とWestern Digital社の商品であれば、販売価格が同じであれば性能はほぼ同じです。