G-Tune HM-B-3060Tiは廃盤になってしまったため、条件付きでおすすめできる構成の型番G-Tune DG-I5G6Tだけ紹介します。
2023年10月21日時点で、G-Tune DG-I5G6T(ホワイトカラーモデル)がオータムセール 第2弾によって、209,800円になっています。セール期間は10月25日までです。
構成は、Core i5-13400Fに、GeForce RTX 4060 Tiを搭載して、メモリーは16GB (8GB×2)構成です。CPUを除けば悪くない構成です。
表示価格は送料込みの金額で、3年間センドバック修理保証と24時間×365日電話サポートがついてきます。
。。。。やっぱり我慢できません。あくまで、Windows11のセキュリティ機能を無効にしてゲーム専用のパソコンとして割り切って購入するなら、問題ありませんが、Fは駄目です。
CPUにGPUが内蔵されていないF付きモデルは、仕事やネット通販などでも共用で利用時に、問題が出てきています。
理由は、Windows11のコア分離などが強化され、GPUが内蔵されていないFモデルのインテルCPUでは、ハードウェア処理ではなくソフトウェアによるエミュレーション動作となるためです。
この影響は、ファイル一覧のプレビューがワンテンポ遅れるなど、残念仕様になっています。
セキュリティ機能はWindows内部のシステム部分と融合しており、今後ますます、影響が大きくなってくる可能性があります。
2023年秋以降に、新しくパソコンを購入する場合は、Fなしモデルは、おすすめしません。
このパソコンですが、ベースモデルとしての利用を考え購入後に、第14世代のCore i5-14600K(約6万円)かCore i7-14700K(約7万5千円)に載せ替えや、3ヶ月後に発売が見込まれるCore i5-14600への載せ替えを前提にした購入なら。。。アリのように見えましたが、さらに最悪なことがわかりました。
第14世代のK付きモデルは、セキュリティ機能が省かれています。無印の第14世代以外はおすすめできません。
老舗パソコン専門店Ark:Core i5-14600K BOX、Core i7-14700K
ただ、マウスコンピューターはなぜ、Fなしモデルを発売しないんだろうなぁと。。。個人的には残念でしかたありません。
GPUカードが外付けならCPUにGPU機能は必要ないと以前(2020年ごろまで)は考えられていましたが、価格を5,000円安くするためだけに選択肢を狭めてられ、サービスがいいけど紹介しにくいです。
HPにはOMEN 40L DesktopというゲーミングパソコンでFなしモデルがあります。ただし、10月31日までの大決算セール特価となっている31万円からの、Core i7-13700Kと、GeForce RTX 4070 Tiの組み合わモデルが一番安く、これ以下のモデルでは全部F付きモデルになっています。
HPモデル:OMEN 40L Desktop
F付きモデルしかないゲーミングパソコンの状況について。。。ゲームをやるだけのための、ゲーミングパソコンって、何だかなぁと思いつつ、30万円オーバーかぁと思ってしまいます。
あっ、HPのモデルは、31万円となっていますが、第13世代のi7-13700KにEコアを4個追加して、Pコア8+Eコア12の合計20コアモデルにした第14世代i7-14700Kが登場した影響もあるかもしれません。
第14世代のK付きモデルは、セキュリティ機能が省かれています。Intel vPro Enterprise, Intel vPro Essentials, Intel vPro Platformへの対応が見込まれる無印の第14世代以外はおすすめできません。
情報元:Intel公式製品仕様:i7とi9の第13世代と第14世代の比較(ARK情報比較)
第14世代のF無しK付きモデルには、セキュリティ機能が省かれているため、第13世代のHPのゲーミングパソコンOMEN 40L Desktopが最適解のように見えてきました。
マウスコンピューターもF無しモデルを出してくる可能性もあるため、クリスマスシーズンまで、待てるようであれば、待つことをおすすめします。
ただし、F付きモデルは、回路に製造不良箇所がないF無しモデルを作れば作るほど増える、GPU回路に製造不良箇所あるモデルのGPU回路を無効化することで製品化した商品です。
工場への流通量を考えると、価格だけの問題ではなく、生産数の関係で作りたくても材料が入ってこないから作れない事情もあるかもしれません。
▼以下古い情報になっています▼
円安が少し和らぎ予算20万円弱でバランスのとれたお勧めのゲーミングPCG-Tune HM-B-3060Ti(マウスコンピュータ)がまたセール対象になりました。
ホビー三昧Dでは、数あるBTO(Build To Order)パソコンメーカーの中で、一番サポートがしっかりしているマウスコンピューターをお勧めしています。
まずは、マウスコンピュータですが、今年カンブリア宮殿で取りあげられ「国内サポートが手厚いマウスコンピューター」になるべく、自社工場や開発部門とのつながりがある社員スタッフによるアフターサポートによる24時間電話対応といった事例が紹介されました。(カンブリア宮殿:バックナンバー マウスコンピュータ)
実際に使ってみるとアフターサポートでは、電話対応以外にも、Web上での緊急外来ドクター向け診断支援システムのような、仕組みがしっかりしています。
家族が寝静まりようやく一人の時間を満喫しようというタイミングで、パソコンの調子が悪くなっても朝までに初期対応ができます。つまり、仕事の合間や休日まで持ち越さなくても対応してもらえるメリットがあります。
これはホントに助かります。BTOパソコンを取り扱うメーカーが多いですが、担当者付きの大口法人対応並みの個人向けアフターサービスで圧倒的に先行している事から、現時点でホビー三昧Dとしてマウスコンピューターと他社を比較する必要を感じません。
前置きが長くなりました。今回紹介するパソコンはこちらです。
そのまま注文しても問題ないほどバランスの良いパソコンですが、自作PCが趣味のホビー三昧Dの立場から、更にお勧めのカスタマイズを紹介していきます。
ベースモデルはG-Tune HM-B-3060Ti #2206HM-B660W11-3060Ti-L [ Windows 11 ] 【OSセットモデル】です。
2023年度冬の大感謝祭セール第2弾
2023年冬の大感謝祭セールの第2弾のリストにあるG-Tune HM-B-3060Tiには、239,800円のi7-12700Fモデルと、169,800円のi5-11400モデルが並んでいました。
表示価格には送料が含まれていないため、別途3,300円が必要です。
ゲーミングパソコンの命はグラフィックカードです。ホビー三昧Dでは予算20万円でギリギリチョイスできるグラフィックカードとして、NVIDIAのRTX3060Tiが搭載されています。
なかなか悩ましいのですが、GPUメモリーが12GBのRTX3060ではなく、8GBと少なく見えますが演算性能が上位のRTX3060Tiモデルをお勧めします。
個人的には、セール内にある、メモリーが32GBで液冷モデルが239,800円のi7-12700Fモデルに興味があります。
価格だけで選んでしまいそうな169,800円のモデルは、同じi5ですが第11世代のCPUが搭載されています。
第11世代と第12世代では回路設計が違うため性能差があります。
今回は189,800円のi5-12400Fモデルがいいのではないかなと思いました。
価格だけを見ると、HPのモデルの方が安くはなっています。
予算20万円でゲーミングパソコンを探している方必見。セールにより第12世代i7-12700FとRTX3060Tiに、フラグシップSSDブランドのWD_Black 1TB(NVMe PCIe4.0)を搭載した構成を、総額188,000円で購入可能です。
サポートや初期不良や故障時の対応や相性問題など考えると、マウスコンピュータで購入した方が、フルサポートがついてくる安心感などを考えると、マウスコンピューターから購入する方が良いのではないかと思いました。
ホビー三昧Dが気になったG-Tune HM-B-3060Ti
実はこのモデル2022年の夏からずっと勧めています。パソコンパーツの値上げと、1ドル150円まで上がった円安の影響で今が一番安いと思っていましたが、そこそこ下がってきています。
今回冬のセールでセール対象としてゲーミングパソコンのG-Tune HM-B-3060Ti #2206HM-B660W11-3060Ti-L [ Windows 11 ] 【OSセットモデル】が再登場しました。
インテル公式サイト:Compare Intel® Products出力結果
マウスコンピューターのラインアップの中では、239,800円のi7-12700Fモデルが良さそうな気もします。
液冷がすごく魅力的に見え悩ましい状態ですが、一段上のi7-12700を選んだ場合、グラフィックカードもRTX3080あたりにランクアップしたくなります。すると30万円は軽く超えてきます。
色々考えると、予算が20万円弱となると第12世代のi5-12400FにRTX3060Tiの組み合わせがギリギリラインです。
コア数と価格という判断基準は、高い安いという費用対効果の基準と共に、プラス、1万円でどれぐらい性能が上がるかな?という疑問に答え、グラフィックカードを選ぶときの考慮点の一つとして使えます。
現行最新世代のインテル第13世代CPUについて
2022年に10月にインテルの第13世代CPUのフラグシップが発売されました。
2023年1月時点で自作パソコン向けのパーツとしてi5-13400Fの流通が始まっています。マウスコンピューターで取り扱いがない状態は、工場仕入れ価格によりi7-12700との差別化が難しいためかもしれません。
発売当時の価格帯については、以前Intel 第13世代CPUの米ドル価格は第12世代と同等という短い記事で書きました。心配していましたが、第12世代と第13世代の店頭での価格差はほとんどない状態です。
2023年2月1日時点でパソコンパーツショップArkさんのi5-13400F販売ページでは、i5-13400が3万円台でi5-13400Fとの価格差が3千円程度になっています。Fモデルは売り切れ状態です。
パッケージモデルよりも、パソコンメーカー向けの方が安くなっています。
僕の勝手な妄想ですが、i5-13400Fモデルの標準価格は23万円あたりで売りたいけれど、24万円出ないと利益が出ないと悩んでいるかもしれません。
さらなる値引きの可能性
ウクライナ情勢でこの先どうなるか見えません。
店頭価格と違い工場価格の契約は価格が固定になります。そのため、米国インテルと日本インテル間の価格交渉に、マウスコンピュータ工場への契約価格の交渉が難しく、せめぎ合っているようにも見えます。
マウスコンピューターにも、アウトレットとして2世代前のi5-11400Fが出ているあたりを見ると、まだまだ第12世代のi5-12400Fモデルを在庫一掃処分として売り出すのは先になりそうな気がします。
今回の冬のセールにより3万円の値引きにより20万円弱で購入が可能になっているG-Tune HM-B-3060Tiですが、積極的にお勧めできるかと聞かれると、「正直、6月まで待った方がいいかも」状態です。
ただ、パソコンは3月4月が一番売れる時期のようです。3月に近づいてくると、注文が増え、在庫が少なくなる可能性もあります。
さらなる値下げですが、5月から、6月、8月、9月あたりになりそうです(ただ、最近はセール価格が限界に近いため、変わらない可能性があります)。
基本構成
G-Tune HM-B-3060Tiの、基本構成は、CPUはインテル第12世代のCore i5-12400Fで、GPUはRTX3060Tiです。
構成部品については、下の通りになっています。
- Windows11
- Homeエディション
- インテルCore i5-12400F プロセッサー
- 6コア(6 P-cores 12スレッド)キャッシュ18MB、TB時最大4.40GHz 、グラフィックなし
- NVIDIA GeForce RTX 3060 Ti
- 8GB (DisplayPort×3、HDMI×1)
- 512GB NVM Express SSD
- M.2 PCI Express 接続
- B660チップセット
- SATA 6Gbps対応ポート×4、M.2スロット×2、Micro ATX
今買うならインテル第12世代以降のCPUモデル
今回のG-Tune HM-B-3060Tiは、CPUが第12世代のi5-12400Fとなっています。
第11世代のCPUコアと第12世代では、CPUコアと製造プロセスが違います。
第11世代の製造プロセスはN14で、第12世代と第13世代はより高密度なN7という製造プロセスで作られています。密度が上がると、集積回路中の距離が短くなるため、より省電力になり低発熱で動くようになります。
第12世代と第13世代は同じN7製造プロセス
N14とN7ではざっくりと密度が倍になり、演算回路がたくさん入れることができます。そのため、第11世代と第12世代の差が大きくなっています。
インテルの計画では、N7からN5へと製造プロセスを進化させる予定だったのですが、N7で製造することになりメモリーとコアをちょっと増やして、新商品にしたのが第13世代のCPUです。
第12世代と第13世代は基本は同じだけどコアが増えている
第13世代と第12世代は、メモリー周りの設計が改善されていますが、基本的にコアの設計は同じです。
第11世代のCPUコアを省エネ化したものがEコアで、第12世代として新設計のPコアと、組み合わせてできたのが、第12世代と第13世代のCPUです。
モデルによってコアが増えているため、Pコア6個のi5-12400に、Eコアを4個追加したのがi5-13400になります。
そこが悩ましいところです。
CPUのFモデルについて
CPU型番の末尾がFモデルになっていますが、ゲーミング用途であれば、セキュリティ機能はあまり気にしなくても大丈夫です。
FはCPUに内蔵されたGPU機能が省かれているモデル表しています。マニアックすぎる事はIntel 第12世代CPUのKとF付きKFモデルはセキュリティ機能に違いがあるで記事にしました。
気にしなくても良いという根拠は、消費電力が多いゲーミングPCで、マッタリとWebページを見たり買い物をするのは、スーパーにフェラーリで買い物を行くのに似ているからです。
近所のスーパー行くなら軽自動車が最適です。
セキュリティを考えるとゲーミングPCとお金のPCは分けたほうがいい
ゲームやクリエイティブ用途以外なら、消費電力と堅牢性が高くスペースが小さな10年ぐらい使うつもりで6万円台のパソコンと分けて買った方が幸せになるとパソコンにつないだワットチェッカーの消費電力を見ながら実感しています。
ホビー三昧Dが実際に利用しているのは、国語辞典サイズのHP ProDesk 405 G8 DM夏のセール情報です。こちらは個人でも買える法人モデルとなっており、パソコンメーカーとしてIBMと並ぶ老舗のHPによるセキュリティと5年以上の長期保守のメリットがあります。
ゲーミングPCと家計PCは分けた方が良い理由
セキュリティが出たのでついでに、ゲーミングPC事情について書いておきます。ずばり、ゲーミングPCとお金などを取り扱うパソコンは分けた方が良いです。
なぜなら、ゲーミングパソコンでは、MODなどのゲームファンによるコミュニティが作ったゲーム用の拡張プログラムを入れたくなるケースが多いからです。
便利なツールなどを探してWeb上で怪しいプログラムをダウンロードする可能性もあります。攻略情報をクリックしてチートプログラムなんかに手を出してしまうかもしれません。
なら、最悪ウイルスに感染しても問題ない状態にしてしまうのが一番です。ということで、家計用などお金が関わる作業をするパソコンを分けることをお勧めします。
ゲーム用と実用パソコンを分けるメリット2
パソコンを用途毎に分けてあれば、マウスコンピューターに修理に出すときに気にしなくても良いというメリットがあります。
WindowsはMacOSより情報が抜き取りやすく、銀行やクレジットカードの会員ページのパスワードがWebブラウザに保存された状態で修理に出してしまう心配も減ります。(20万円のパソコンは故障したら修理する可能性があります)
今時のゲームのセーブデータについて
修理ついでに、ゲームのバックアップについては、ほとんどのSteam(世界最大級のゲーム配信プラットフォーム)のPCゲームのセーブデータはSteamクラウドに保存されるのでバックアップ不要です。
積み上げたセーブデータが消えたときの脱力感と怒りを一番理解しているSteamが、2重3重のバックアップで全力でセーブデータを守ってくれているはずです(あくまで想像です)でも、Steamクラウドセーブデータの消失は10年以上の経験上ありません)。
注文時のカスタマイズのお勧めとその理由
カスタマイズは、ケースファンを背面1機から、全面2機と背面1機の3つモデルに変更しました。そこだけです。
20万円までまだ余裕があるので、電源をGOLDに変えるのも良い選択だと思います。2200円だった頃と違い4400円差があるため悩ましいところです。
このモデルは素性がよく、カスタマイズしなくても十分満足できそうな構成になっています。
とはいっても、気になってしまうと思うので、僕なりになぜ、カスタマイズしないかの理由の説明をしていきます。
本製品のご使用者
こちらは、カスタムではないですが、重要なので書いておきます。
個人利用の場合は、必ず、ご使用者を「個人向け」を設定してください。
「個人向け」にすることで、PCリサイクルマークが付きます。
PCリサイクルマークがついていない場合、パソコンを廃棄する時の回収リサイクル費用が有償になります(リサイクルマークが付いていても事業利用の場合は有償です)。
※マウスコンピューター環境への取り組み「PCリサイクル」
付けておいた方が安心です。
CPUクーラーとグリスについて
CPUクーラーは標準を選択しています。
約1万円を加算して液冷CPUクーラーに変更する場合を除いて標準のままで良いと思います。
グリスですが標準品がパッケージ単品版のインテル標準クーラーであれば、高性能なCPUグリスに変更しても効果がほぼないので、そのままで問題ありません。
液冷クーラーの場合は、CPUグリスをちょっとだけアップグレードして組み付けてもらった方が良いと思います。
512GB NVM Express SSDについて
こちらも、512GB NVM Express SSDのカスタムには、色々ありますが、基本的にゲーミング用途でがっつりやると、1TBぐらい増設した方が良いとは思います。
カスタム変更しない標準状態はPCI Express3.0のSSDだと思います。
マウスコンピューターのカスタム価格は他のメーカーよりも良心的ですが、それでも、自作PCパーツとして通販や店頭で売られている価格よりは高くなっています。
ここで奮発して高速な物を選択するよりは、Amazonセールなどで高速なパーツを増設するため金をキープしておいた方が、僕は良いと思います。
現在の2万円台購入できる最速SSDは1TBモデルなら7000MB/sオーバーです。
SSDの選び方
マウスコンピューターさんは、以前の他のメーカーよりも、すごい良心的なカスタム価格になっています。
後から増設し512GB+1TB構成が一番いいような気がします。
Amazonで2022年8月ごろ発売されたばかりの最新最速モデルであるWestern Digital SN850X (WDS100T2X0E)という1TBリード7300MB/sがあります。
パソコン工房さんでは、2万2千円で基盤状態のSN850X 1TBと3千円程度高くなりますがヒートシンク付きモデルなども取り扱っています。
ちょっと、自作PCでSSD容量を検討するときのことを書いておきます。
- Windows11がシステムとして80GBぐらい
- Officeなどのアプリが20GBぐらい
- ゲームが1本40GBから100GB
ゲーム2本を入れても300GBぐらいです。パフォーマンスを考えると500GBのSSDに、4本入れて450GBがマックスです。
少し慣れてきたら、1TBの最速または準最速のNVMeを16,000円から2万円で購入して増設するのが一番性能が高くて満足すると思います。
自作PCならシステムを前のSSDから最速版に移し替えて、スロットを入れ替えるケースもあります。
でもそれではメーカー製のパソコンのメリットが活かせません。そのまま500GBのシステムに、ゲーム用として1TBを追加するのもいいと思います。
2スロット目はグラフィクカード直下ではないので、比較的簡単に増設することができます。
購入した最速のSSDなら、次のパソコンにも流用することができます。ちなみに僕は7年前に買ったSATAタイプのSSDを最近までゲーム用で使っていました。
SteamではSSDの増設やゲームの移動は後からでも簡単にできます。参考に、ホビー三昧Dの記事であるSteamゲームコンテンツ保存ドライブの変更方法と、辞書サイズのHP ProDesk405 DMへのSSD追加を読むとイメージがつかめるかもしれません。
メモリーについて
ゲーミング用途であればRTX3060Tiとのバランスを考えると、メモリーは8GBの2枚で16GBでいいとおもいます。
これよりアップグレードしようとするとメモリーを16GBの2枚で32GBにするのがベストチョイスになります。デュアルチャンネルモードといって、同じ規格と容量のメモリーを2枚指すことで高速動作するためです。
32GBのメモリーを消費する使い方は、ビデオ編集でVFXや3DCGモデリングやDAWでの重量級ソフト音源利用などの用途になります。そういう用途だとRTX3060よりRTX3080あたりにあげた方が良いと思います。
余裕があれば電源は700WGOLDがいい
以前はGOLD認証の700W電源への変更がプラス2200円できました。その値段だったら絶対に変更した方が良いと紹介していましたが、11月ごろから妥当な値段の4,400円になりました。
2000年初頭と比べ現在は、電源変換効率が80%以上を第三者機関が認定した80PLUS認証などが、付いていないパーツはほとんどありません。
2010年頃と比べると、CPUの電力要求がシビアになっています。BRONZEは電源効率だけの認証のため、昔の設計の電源では最新のCPUが安定しません。
現在は、同じ80PLUS認証でも、電源の品質と性能が向上しているので電源効率以外の差はないと思います。
2010頃80%のBRONZEに対して90%のGOLDには、性能数値だけでなく物理的に違いがありました。
5%の性能達成のために、デジタル電源やリレースイッチの追加といったリッチな電気回路構成が必要だったからです。ただ、現在は半導体部品の性能があがり。回路構成に違いがほとんどない状態になっています。
4,400円と高額なので、未設定のBRONZEで問題ないと思います。
ケースファンは3つ構成がお勧め
ケースファンは3つがお勧めです。理由としては、ケースファンを後から購入すると意外と高いからです。
うるさければ、ケーブルを抜けばとまります(自作PC的な物言いですが抜き差しは簡単です)。
3つがお勧めです。
ちょっとだけ無音PCマニアとして経験上の説明をすると、緩い回転では1つでも3つでも音の大きさは体感的に変わりません。
1個のファンを高速でまわすよりも、常時3つのファンを低速で回しPCケース内の空気を排出させた方が聴覚的な静音性が高くなります。
あと、ケースファンにこだわると、やはり1機1400円から2000円クラスの物をつけたくなります。時々見かけるAmazonで3個1000円のようなファンは、軸ブレなどの騒音などから結局、安物の銭失いになります(これも経験済み)。
ケース項目での「【G-Tune】ミニタワーケース ( ケースファン 前面×2 / 背面×1 搭載 )」の追加オプションは2970円ですが、後から増設用に購入しても変わらないので、マウスコンピューターが付けているケースファンの方が、良いと僕は思います。
ゲーミングパソコンは放熱にも気をつけた方が良い
グラフィックカードはある一定の温度以上になると、サーマルスロットリングという、性能制限モードになります。
ゲームするときに急にカクツキはじめる事を防ぐには、ケースファンでガンガン冷やすしかありません。
ファンが高速回転するとうるさいですが、ゲーム中はヘッドホンをすれば、没入感Maxです。ということで、ホビー三昧Dとしてはケースファンは3つ構成がお勧めです。
マウスとキーボードについて
マウスとキーボードについては、特にセット買いで安くなっているわけではないので、マウスコンピュータでセットにしなくても、大丈夫です。
価格検討の参考に職場のパソコンで使うことになっても普通に使うことができるマウスとキーボードセットをAmazonのお勧めリンクを貼っておきます。(基本的にAmazonは2千円以上の注文で送料無料です)
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ロジクール ワイヤレス マウス・キーボードセット MK235 国内正規品
とりあえずモデルですが、マウス1個分の値段で、無線タイプLogicool社のマウスと耐水性能キーボードのセットが購入できます。
Logicoolは価格も安くても一定以上の品質をキープしています。Microsoftのデバイスと同様にLogicoolなら問題ないと安心感があるメーカです。
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BUFFALO ワイヤレス フルキーボード 静音マウス セットBSKBW125SBK
一定以上の品質が確保されている、BUFFALO製の無線タイプのマウスとキーボードセットです。
BUFFALOも価格も安く信頼性が高いのでお勧めできます。価格は安いですが、カチッではなくポフッという感じで深夜に音が響きにくいクリック音が響きにくい静音タイプのマウスがセットになっています。
個人的には、キーボードやマウスが急に壊れると困ってしまうので、2千円程度なら予備品として持っておくと、リスクマネージメントになるので、5千円以上するゲーミングキーボードやマウスを後から購入しても無駄にはならないと思います。
今は、Amazonで購入した方が3千円ほど安くなっていますが、マウスコンピューターのゲーミングデバイススターターセットのバージョンもあります。
初めてゲーミングパソコンを購入する方向けのモニターとキーボードとマウスとヘッドセットがセットになった、マウスコンピューターの「初めてのゲーミングPCにおすすめ スターターセット」について商品内容や、値段比較について書いてきます。
ホビー三昧D的にお勧めの構成
最終的には、3300円追加でケースファンを3つに変更しただけで、ほぼノーマル状態です。
ベースモデルはG-Tune HM-B-3060Ti #2206HM-B660W11-3060Ti-L [ Windows 11 ]です。
20万円の予算ギリギリのお勧めモデル
電源を4400円追加して700WのGOLDに変更したバージョンの総額は199,700円
電源をそのままにちた場合が、総額195,300円になります。
僕が購入するなら、悩ましいですが電源カスタマイズ無し版でもいいような気がします。ちなみにベースモデルの値段は下のようになっています。別途3,000円の送料がかかります。
冬のセール会場は下のバナーで確認できます。
標準状態でも十分ゲーミングPCとしてバランスがとれているのでそのままでOKのような気がします。あと4ヶ月から6ヶ月待てるのであれば、マッタ方がいい気もします。
それでも、セール対象になっているG-Tune HM-B-3060Tiは、まだまだ、バランスの良いパソコンだと思います。
拡張を視野に入れた長く使えるパソコン構成
ここまで書いてなんですが、あと5万円追加できるのであれば、4万円OFFで239,800円のi7-12700Fモデルがやっぱりお勧めです。
マウスコンピュータの液冷CPUクラーを搭載し、メモリーは32GB、SSDは1TBの構成が標準状態のi7-12700Fモデルです。
こちらは、購入4年目以降にグラフィックカードを交換して、延命させることを前提としたカスタマイズをしていきます。
カスタマイズで変更するポイントは、CPUグリスと、電源容量の2点です。
まずCPUグリスですが、標準で液冷モデルのため、1,320円追加して「【 高熱伝導率 】 シルバーグリス AINEX AS-05 ⇒ 純銀度99.9%の超微粒子が接触面積を拡大!」に変更することをお勧めします。
AINEXは自作パーツメーカーとして僕は信頼しています。値段と性能のバランスからAS-05を使っています。
お勧めになっていますが、もう一段上にある2,000円台のグリスまでは必要ないと思います。
次に電源です。
購入4年後にRTX5060が登場した段階で、値段が下がったRTX4060や新型のRTX5060に。入れ替える想定を考えています。
現在フラグシップのRTX4090は、消費電力が多すぎて付属の変換コネクタが溶けるという大騒ぎがありました。
原因はグラフィックカードメーカーが付属した電源変換コネクタの設計不良だったのですが、NVIDIAの株価や売り上げに影響がありました。
さすがにグラフィックカード単体で600Wは使いすぎなので、今後は消費電力が下がっていくと思います。
RTX4060であれば、多くても650Wぐらいなので700Wでも対応できます。
あと電源は消耗パーツなので、余裕を持たせて稼働させることで、出力電力が下がっても耐えれるように大きめにしました。
念のために電源は余裕を見て一応RTX4080でも動く850WのGOLDを電源が安心だと思います。
以上が、お勧めのカスタマイズの設定です。
あらためて、20万円の予算のページに書くことではないと思いますが。それでも、我慢できませんでした。
6ヶ月後の8月ごろにi5-13400Fが搭載されたパソコンが23万円ぐらいでセールになったとき、あと5万円追加した方がよかったかな。。。と思いそうな気がします。i7-12700Fがi5-13400Fより遅いことはないです。
CPUクーラーについては、ミニタワータイプなので240mm(冷却FAN2基)までしか入りません。
フルタワーケースに入ったフラグシップの360mm(冷却FAN3基)ではないですが、マウスコンピュータの液冷モデルなら安心して購入できます。
20万円モデルに後から、2万円使って1TBのSSDを追加すると差額は3万円になります。32GBのメモリーはオーバースペックなので影響はありませんが、i7-12700Fであれば、RTX3090でも普通に動かせるレベルです。
となると、RTX4080と同等レベルです。RTX4080が動くなら、RTX5060レベルでも十分対応できます。
つまり、このパソコンを買って、4年目にあたりに安くなったRTX4060かRTX5060を入手することで、6年はゲーミングパソコンとして十分戦えるモデルになります。
4Kディスプレイは現状のRTX3060Tiでは荷が重いです。ただし、そろそろ登場するRTX4060やRTX5060なら問題ないと思います。
今後の6年で、ディスプレイやゲーミングデバイスを少しずつ拡張していくベースとしては良いと思います。
20万円の予算で購入できるパソコン紹介のなかに、5万円も予算をオーバーして総額252,120円になっていますが、ホビー三昧Dが全力で推奨するパソコンは、このモデルです。
スペック的に、満足度が断然高いと思います。もちろん、将来RTX5060をする前提の話にはなっています。
実は、僕自身が10年以上前の冷却設計的に対応できなくなったお気に入りPCケースの後継を探しています。
そんな中で、マウスコンピュータやHPの液冷ケースを見て、設計の良さに感心していました。
マウスコンピュータが販売するパソコンのケースは4種類です。その中で、一番売れているのがこのミニタワータイプになっています。
かなりの数が出ていて、設計も成熟しているため、全然問題はないと思います。
そもそも液冷なので、将来の拡張を考えてなかったとしても、マウスコンピューターがしっかり保証してくれます。
それにしても総額25万円台で液冷モデルは珍しいと思います。使いながら、にやつくパソコンだと思います。