MOTU M4 USBオーディオインターフェース

米国MOTU社製のMOTU M4というオーディオインターフェースがすごく良かったので、紹介します。

為替や物価高の影響で、コストパフォーマンスは下がりましたが、DTMとしてだけでなく、USB-DACとしても優秀です。

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オーディオマニア向けのMOTU M4紹介

MOTU M4(M2)は、パソコンに接続して音を鳴らすUSB接続のDACに、マイク入力がついている商品です???いや、プロが作曲に使うDAW用のオーディオインターフェースです。

このMOTU M4は、2019年ごろに出た時には2万6千円クラスで登場た直後に半年待ち状態になった商品です。

ようやく購入できるようになったと思ったら、為替の影響で国内正規代理店価格が3万8千円台になっていました。3万8千円でも為替による値上げ前の超特価と楽器店のメールで案内がありました。

MOTUにはM2という入力が2系統(LとR)モデルと、4系統(LRとLR)のM4があります。

ボリュームはPA級のデジタルポテンショメーターです。失礼しました、MOTUは老舗のPA(プロオーディオ)機材メーカーです。

オーディオインターフェースですが、パネルのモニターボタンを全部オフにすることで、マイク入力は完全に無視されるため通常のUSB-DACと同じ動きをします。

ESS Sabre32 Ultraの性能

この製品は楽曲制作用のデバイスですが、音響系オーディオマニアにお勧めできる製品なので、オーディオマニアがわかる言葉で説明するします。

ずばりMOTU M2とM4は、ESS Sabre32 Ultraを搭載した10万円クラスの音が出るUSB-DACです。

同じESS Sabre32 Ultraが使われていても、商品によっては音がしょぼくなり、ESSなのにESSではないという製品が2010年ごろにはいくつかありました。

違いは、ESSのチップは電源回路設計によるところが大きいのですが、MOTU M2とM4は、ESS Sabre32 Ultraの性能を生かした音だと思います。

低価格だったことが大きいのですが、だからこそ発売当初に売り切れて予約できても半年待ちの状態になっていました。

MOTU M4のヘッドフォン出力の傾向

MOTU M4も他の製品と同様、ヘッドフォンで音出しした最初の感想はESSチップが生かしきれていない感じがしました。

なんとなく、電力不足感がします。その辺は、ヘッドフォンアンプが釣り合っていないだけかもしれません。

DAWやミキシングで目的で見たときのヘッドフォン出力は、日本のレコーディング機材メーカーから発売されている、ZOOM UAC-2のヘッドフォン出力の方が、しっかりマイク録音が取れているかを確認するには向いている感じがします。

ZOOM UAC-2は、ADにバーブラウンPCM4202を搭載しDAはAITMAK4396を採用しています。価格帯的には、MOTU M4の方が1万円程度上になります(物価と為替影響前)。

記事の後半に、海外の分解レビュー記事で確認した使用部品を紹介しています。

オーディオアンプに接続すると化ける

ヘッドフォン出力は普通ですが、オーディオアンプに接続すると化けます。

スペック上のダイナミックレンジも、ヘッドフォン出力が115dBに対して、ライン出力は120dBになっています。

ライン出力からオーディオアンプにつなぐことで、きらびやかとパンチが効いた低音と共に解像度の高いESSの音がします。

間違いなく、2010年ごろの10万円クラスの音響向けのDACより音がいいと思います。

高品質なヘッドフォンアンプを持っているのであれば、LINE出力から外部のヘッドフォンアンプにつなぐことで化けると思います。

2011年頃の100万円級のDACと比べてみる

今は違いますが2010年頃まで僕はオーディオマニアでした。2010年頃のD級アンプのスイッチング周波数は10年たって更に高速になりました。

半導体の性能も飛躍的に向上しているため10年前の10万円クラスと比べるのはどうかと思います。

古い記憶を頼りに2011年ごろの僕の基準なのですがAccuphaseのDC901といった100万円クラスのDACと比べてみました。

スペック上のダイナミックレンジは、MOTU M4の120dBのダイナミックレンジの方が、DC901の117dBより高くなっています。

聴感的には、MOTU M4は負けています。

当時の100万円クラスのオーディオ機器の流行は、大きなコイルとコンデンサーを使い、半導体のフィードバック回路を使い掛け流しの良いとこ取りでS/N比が120dB以上の電源が使われていました(今は知りません)。

オーディオプリメインアンプと同じサイズのDC901というDACに対して、MOTU M4とM2は、少し大きめの弁当箱程度の置差しかありません。

後でもう少し掘り下げますが、サイズも小さいし、お値段も、4万円ぐらいと、こっそり買い足してもバレません。たぶん、MOTU M4の方が、総合的には良い商品だと思います????

どちらを選べばいいの?MOTU M2とM4

DACとして使うだけなら、M2タイプで十分です。イベント会場でのコンデンサーマイクのマイクアンプや、PCからのループバックや、単体での外部音源のMIXなど歌の練習などにつかいう場合は、M4タイプをお勧めします。

宅録やイベントユースならM4

M4タイプは、モバイル電源を使うことでパソコンに接続しなくても、マイクアンプとステレオミキシングで使うことができます。

つまり、これだけで、とりあえず野外イベントのアナウンス等もできてしまいます。

しかも、1Chと2Chにのファンタム電源を独立してONーOFFできるため、コンデンサーマイクとダイナミックマイクを同時に使うことができます???

例えば楽器の録音は48Vのファンタム電源が必要なコンデンサーマイク、歌声はダイナミックマイク、バックミュージックやカラオケなどはミキシング台からLINE入力もしくはPC入力という使い方が出来ます。

さらに、3Chと4ChのLINE入力の混合割合のミキシングができるため、マイクで喋りながらLINE入力をなめらかに流し込んでいくことができます。

ハウリングの問題があるかもしれませんが、普通にMOTU M4を連結して使ってもいいかもしれません。。。

いずれにしろ、これ1台で事足りてしまうあたりは、脅威です。。。さすがだっ!!と、書いたところでガチでプロオーディオ(PA)のMOTU製だったことを思い出しました。失礼しました。

ヘッドフォンよりアンプに繋いだ方がいい

ヘッドフォンジャックで聞いた時には、ZOOM UAC-2の方がいいと感じましたが、アンプに接続したら、化けました。確かにスペック上でも、LINE出力の方がヘッドフォン出力よりSN比が高かったです。

ヘッドフォンで確認した時には、電源が弱すぎてESSの煌びやかでパワフルな音が活かしきれていないという感じがしました。

ところがDENONの7万円ぐらいのPMA-1500SEといったプリメインアンプと1セット7万円クラスのAKG系小型スピーカーにつなげたところ、音の広がりがECCでやっぱりいい感じがします。

ヘッドフォンでだけで使うのは勿体ない気がします。

2010年ごろと違い、今は96kHzのロスレス音源が配信されているため普通に聴くことができます。

LINE出力へ外付けヘッドフォンアンプをつなぐのも、アリだと思います。

DAWとして使うケースでの感想

純粋にDAW用のAudio I/Fとしてモニター用途で使うには、「きらびやか」というか、パンチが効いて盛りすぎ感があります。

表現が難しいのですが、他の機材では割れてしまうような低音までしっかり再生できるため、ついつい、低音を盛りすぎてしまいます。

きっと自己陶酔で、後から他の機材で聞いたときにボワボワのドンシャリ系のヤバイ物が出来そうです。とにかく、低音が気持ち良すぎます!!!

DAWで使うときは、音の傾向を意識した方が良いかもしれませんが、パワフルかつ音響的に聴きたい時には、これはいい感じがします。

ESSの音の分離感は確かにある

低音が気持ちいいためやり過ぎてしまいそうですが、音の分離がしっかりしているため、やりやすいのかもしれません。

100万円クラスのDACの場合は、市販のPOPミュージックを聞いたときに、音素材が配置されている感といった、クッキリしすぎた傾向がありました。

ESSは、そういう音なのかもしれません。

試写会での持ち込みもできるサイズ

MOTU M4でミキシングした完成品を試写会で確認した時に、こんなしょぼくないはずなのにと、もっと、ぼわぁーっと空気感があってと、色々思いそうな気がしてなりません。

そういった意味ではモニター用には使えないAudio IFかもしれません。

いやいや、プロはみんなこんな感じでミキシングしてるんだぜ、だから最終的にカーオーディオで最終チェックもするけどさ!!という声が聞こえた気がしました。

もしかしなくても、このサイズなら、普通に会場に持ち込んでもいいぐらいです。

アクティブスピーカーと併せて、20畳ぐらいの部屋なら十分広がりのある音で持ち込めそうです。いやいや、会議室程度なら、MacBookProのスピーカーでも充分響いて聞こえます。

実は、夏のイベントで100名ぐらい入る会議室にGENELEC 8010AP パワードモニタースピーカーと併せて、持って行きました。

あと、やっぱりPAのMOTUですね。レベルメーターもあり、スタンドアロンでもおごくため全然OKです。

組み合わせたらGENELEC 8010APと相性が良い

夏のイベントですが、たまたま職場の機材倉庫に転がっていてた8010APがコンパクトで軽いから持って行ったときの感想です。

8010APは若干低音が弱いと話していましたが、そりゃ彼が使っている2サイズ大きい物と比べたらねと思いますが、僕が聞いた感じではMOTU M4の音でバランス出来ているように感じます。

2万円ぐらいかなと思ってリンクを張ったら、1本4万円もするんですね。価格相応の音だと思います。

サウンドハウスのGENELEC 8010AP パワードモニタースピーカーをみると、ユニットサイズ違いで5段階あります。

イベント後に色々遊んで試した感想を書くとすると、外部アンプがいらない、アクティブスピーカーなので、卓上用のセットアップとしては、ある意味最強の組み合わせかもしれません。

あっ、失礼しました。GENELECはスタジオモニターメーカーとしては業界標準的な立ち位置にあります。知っている方が見れば、ベンツを高級車と話しているような内容かもしれません。

スピーカーの好みは本当に人それぞれなうえ、つなぐ機材の組み合わせでガラッと変わってしまいます。

最終検討するときには、一度8010APの音を直接聞いてみた方が良いと思います。

高分解なMOTU M4の音を素直に出してくれるスピーカーとしてみると、僕は相性が良いスピカーだと思います。

オーディオ間にとしての10年前の超高級機種の記憶

完全にオーディオの世界から離れてしまったため、古い基準ですが、ESS9018Sを2個使ったAccuphaseのDC901と言う、DACを聞いた時には、これは一発取りのDSD向けかもねと思いました。

視聴して見積もりを取った過去のカタログが出てきたのですが、DACは120万円のAccuphaseのDC901を使い、プリアンプにC-2810、パワーアンプがPass Labs モノアンプXA200.5の2台でした。

極めつけにスピーカーがB&WのSignature Diamondでした。再生するスーパーオーディオCDトランスポートはESOTERICのP-01かP-03だったと思います。

全部揃えるとAudi A8が買えそうな値段の、これを聞いて欲しくなり、現実に気づき、オーディオからスッキリ足を洗うことができました。

ESSのチップは、オーディオマニアを更生する力があります。圧倒的な力を見せつられると冷めてしまいます。

B&Wも10年たって更に進化しています。サイズ感がお手頃な、800 Series Diamond 805 D4って801 D4に対して、いろんな意味でヤバすぎです。

比較対象が間違ってるのは百も承知してますが、禁断症状の再発防止のためにも、絶対に近づいてしまってはいけない世界です。最近特に金銭感覚が狂っているので、危ない危ない。

かつてのVictorの密閉型のマホガニー材製スピーカーは楽器的な響きで、20年でも30年でも愛着を持って使えます。

ただ、B&WのSignature Diamond 800シリーズはいつ聞いても、イメージ通りのいい音がするため、これを基準に持ってくると、視聴するほとんどのスピーカーに対して見劣り感があり、今のままで良いかなと無駄遣いをしなくて済みます。

それに、MOTU M4のESSなら、いい感じに馴染んでいます????なんて言ったって、4万円!!!圧倒的に低コスト。

デジタル回路は進化が速いので、後になればなるほど良くなっていきます。

MOTU M4はどのESSチップを搭載しているか?

フツフツとオーディオマニア心が復活してきたので、ちょっぴり懐かしい感覚で、MOTU M4で使われている、ESSのチップについて調べてみました。

引いてしまうかもしれませんが、オーディオマニアとは、こう言う存在だと思います。

2022年時点でES9018S(135dB DNR、-120dB THD+N)の進化版で登場したES9038PROは、「業界最高レベルの140dB DNR(ダイナミックレンジ)と−122dB THD+N(歪率)の性能がある」と、ESS国内総代理店のグローバル電子のES9038PRO / ES9028PRO / ES9026PRO取り扱い案内で紹介されています。

MOTU M4に搭載されている物を海外の分解と測定結果を公開しているAudio Science Review Forumでチェックしてみると、Motu M4 – Tear down, bit of internals analysis and few in-house measurementsの写真にES9016Sチップが写っています。

色々レビューを読み上げていくと、発売以降リビジョンが1から3まで変わってきていて、今はDACが進化版のES9026PRO(124dB NDR、−110dB THD+N)が搭載されています。

またADCがAK5554からES9840Qに変更されているそうです。(Motu M4 Audio Interface Review1Motu M4 Audio Interface Reviewより)。

NDRとTHD+Nは変わりませんが786kHzのPCMへの対応やHyperstreamII技術へと進化しています。

ちなみに、ES2060PROのデーターシートについては、個人でも1個から半導体が注文できるマウザー・エレクトロニクスのES2026PRO商品ページで確認することができます。

量販店や色々なキットでES9018Sを使った製品も沢山ありますが、ESSは回路によって音がすごく変わる難しいチップのようなのです。

これは、行きつけのオーディオ専門店の店長さんが誘ってくれた、自作オーディオクラブで教えてもらいました。

品評会で会員さんが作ったDAC基盤を聞き比べましたが、確かに全然音が違いました。同じ部品を使っていても、基盤のパターンのデザインの違いだけでも全然音が変わってきます。

オーディオって難しいですよね。

プロオーディオ機器メーカーとしてノウハウがあるMOTUの製品が4万円台なら、量販店で売られているDACよりもいいような気がします。

最高品質のDACはESSかAKMか

えっと、大げさに書くとESSが世界を驚愕させたのは、2010年頃の話です。現時点でも、世界で一番いい音でなるDAC-ICかどうかとなると。。。わからないので、2023年時点でのDAC事情も書いておきます。

日本のオーディオICには、日清紡マイクロデバイス株式会(統合前は新日本無線株式会社)のオペアンプMUSESと、旭化成エレクトロニクスのAKシリーズがあります。

ここで、MUSESを出すか?となってしまいますが、オペアンプならMUSESが個人的には大好きです。

正直2010年頃に初めてESSの音を聞いたときに、AKMは完全に負けたと個人的に感じました。

あれから10年がたち旭化成エレクトロニクスもついに、世界最高クラスのノイズ特性とTHD特性を誇る新フラッグシップDAC「AK4499EXEQ」を2022年に発表しました。

ESSとは違い繊細さとクリアな傾向だったAKM のオーディオ D/A コンバーターも負けていません。

ESSとAKMでは音の傾向が違いますが、ESSが現在も世界最高品質であるかどうかは、断言できません。

たしかに、ESSのガツンとくるくっきりとした空気感がオーディオマニアを魅了しました。

ちなみに、音の好みでは僕はESSよりもAKMの方が好きです。。。Victorの柔らかさやAKGやB&Wといった空気感がある繊細な音が好きです。

その後の10年間で新世代のAKMデバイスは「風のような低音、究極的には感じる低音」を目指しているそうです。個人的に凄い楽しみのなので、紹介してしまいました。

AKMの採用の可能性がありそうなアキュフェーズはDACを作っていないようです。PioneerブランドもAKMからESSに変わって長く、新モデルではクラスDのSCシリーズではなくONKYOブランドと同じABのVSAシリーズです。

どうなんだろうな状態で、オーディオ産業が完全に弱体化してしまったため、AK4499EXの採用機器がいつ出るかはわかりません。それ以前に、庶民的なハイエンドモデルが50万円を超えてきています。。。

逆に10年前に50万円近く出さないと手に入らなかった音質が4万円で購入できる良い時代になっています。

MOTU M4の使い勝手について

僕が購入するなら、内部の部品に何が使われているか、コストカットで部品劣化していないかなどが一番気になるため、分解記事を紹介しました。

なんとなく多くの人に取ってみたら、内部のICはあまり気にならない、部分かもしれません。

約一年使って気づいたことを書いていきます。

USB2.0なので機械式切替機が使える

今まで、ZOOM UAC-2という、USB3.0仕様のAudio I/Fを利用していました。

こちらは、USB3.0なので、USB切替スイッチに苦労しましたが、MOTU M4はUSB2.0なので、機械スイッチによる切替機も使うことが出来ます。

消費電力について

ZOOM UAC-2はUSB3.0なので900mA程度まで利用できます。一方で、MOTU M4とM2はUSB2.0なので、規格上は500mAが最大になります。

UAC-2では、USBハブを2段にすると、少し音がこもったような感じがしました。

USBハブに電流計を挟んだ外部電源での電流値計測では、ZOOM UAC-2は390mA程度が流れる一方で、MOTU M4では220mAになっています。

こちらは、MacBookに接続した、USB-Cハブからも電流が流れ込んでいるため、全部ではありませんが、500mAに収まっていると思われます。

背面スイッチが便利

システム全体のワットチェッカーでは、MOTU M4の背面スイッチをオンにすると4W〜6W程度消費電力が増加します。ざっくり600mA〜800mAです。

パワーアンプの電力と比較すると少ない電力ですが、5Wでのチリツモで31日間で3.7kW/hになります。ざっくり1kW/h40円計算で、150円です。

背面にスイッチがあるため、簡単に省エネにすることが出来ます。

MOONITERボリュームが便利

DAWメーカーとしてPA機材を製造販売するMOTUは、ボリュームもPA機材として実用に耐える部品が使われています。

そのため、パワーアンプのボリュームを固定した状態で、MOTU M4のボリュームをプリアンプ的に利用でき、普通に利用できています。

レベルメーターもカラーで表示があるため、パワーアンプが内蔵された、パワードスピーカーでも快適に使えると思います。

番外編:ループバック機能が便利

オーディオDACとして紹介しているため詳しく書きませんでしたが、MOTU M4やM2は、PA機材としてはLITE版になりますがプロの機材です。

そのため、ループバックなどのレコーディングにも対応しています。

いきなり、ループバック機能と聞いてイメージが付きにくいと思うので実例を1つ紹介します。

MOTU M4とM2では、配線をしなくてもソフト上でループバックが利用できます。

「shift + command + 5」キーによるMacOS画面収録にて、画面動画キャプチャーを取るとき、標準状態ではMacBookのマイク録音となりますが、MOTU M4を選択することにより、MacOSの出している音を録音することが出来ます。

例えばVOICEPEAKのプレビュー音などを、外部配線による接続をしなくてもソフト上で、画面キャプチャーと共に録音できます。

人間の発音と区別が付かないレベルに来ているVOICEPEAKなどの音声読上げソフトを使えば、ソフトの使用方法の説明動画やゲームの実況素材の収録などを外部配線を使うことなく、簡単に作ることが出来ます。

結局どんな商品かの結論

MOTU M4は、プロ品質の音質が、自宅に持ち込めます。これにつきます。

さらに、AKBなどのアイドルグループの編曲を担当する職業プロも実際に使っている、MOTU製の最新版DAWのDigital Performer11をベースにした、MOTU Performer Liteが付いてきます。

もちろん、クロスグレード対応です。正直Digital Performer11は、かなりとっつきにくいソフトですが、プロ品質の作曲環境を手に入れることが出来ます。

仕事が立て込んでて紹介遅れてしまいましたが、ここ数日で一番気に入った商品で、お勧めです。

購入店情報

生産量が追いつかず入手が絶望的だった発売当初から記事を初めて公開した時点で2回ほど値上がりしていました。円安の影響に加えて物価高により値段が上昇しています。

セール時の価格参考として、MOTUのM2は29,700円から31900円へ、M4は38,500円から4万4千円に上昇しました。

国内正規販売店のサポートは正規ディーラーからの購入のみ

分解記事にあったとおり、売り切れで手に入らなかったMOTU M2とM4のリビジョン1は現在、新品として正規流通していません。

国内正規販売店の株式会社ハイ・リゾリューションでは正規ディーラー以外からの購入製品に対するサポートは一切していません。

並行輸入品ではなく国内正規販売店からの購入を強くお勧めします

国内正規流通品を取り扱う正規ディラーの紹介

国内サポートを行っている販売店の製品登録時に正規ディーラーとして選択できるサウンドハウスのMOTU M4やM2なら、安心して購入することが出来ます。

購入前にサウンドハウスのクーポン一覧をチェックすると、5%OFFクーポンなどが出ていることがあります。

Amazonで出店しているRock oN CompanyとAmazonジャパン合同会社は国内正規取扱店です。

価格が極端に安い商品は並行輸入品又など国内代理店サポートがない可能性が高いので注意してください。楽器系なので初期不良が時々あります。

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