
ソースネクストが販売する「動画圧縮のプロ」は確かにMP4やMOV形式の動画ファイルサイズをかなり小さくしてくれる動画圧縮専用のWindowsソフトでした。セール時の購入検討から、購入後の実体験に基づくレビュー記事を書いています。
大切な思い出となる動画や編集素材として使う動画の圧縮にはお勧めしませんが、とにかく配布や記録として取っておく必要がある動画の圧縮にはとても役に立ちます。
動画圧縮のプロは、セールでも6千円近くして、変種集ソフトの圧縮パラメーターを細かく調節し、バッチ処理で一気にかたづければ必要ないと思って、十回以上セール購入を見送ってきました。
結論は、動画編集ソフトのパラメーターの追い込みでは到底達成できないMP4(H.264 AVC形式)を出力するソフトです。10回以上見送らずに最初に購入しておけば良かったなと僕は本気で思っています。
とにかくできる限り高画質で、手間を掛けずに、ファイルサイズを小さくしたいという方にお勧めのソフトです。
現状では4K(3,840×2,160)サイズでは9割以上の頻度でエラーになります。実際に5ヶ月程度実際に使い、向いている使い方と、向いていない使い方、今後の展望などを記事にしてみました。
動画圧縮のプロとはどういうソフトか
動画圧縮のプロは、ソースネクストが販売する、Windowsで動く動画圧縮専用の買切り版有料ソフトウェアです。定価は21,780円ですが、最近は毎月1回程度の間隔でセールを行い5,980円で販売しています。
HD(1080P)を含む4Kまでの色々な縦横比の「MP4、 MOV(MacOS標準動画キャプチャ形式)、 M2P、 M2T、 MPEG、 MPG、 MXF、 WMV」形式の動画ファイルを、独自の画像処理で視覚的な画質を維持しながらMP4(H.264)形式で圧縮して出力する事ができます。
インターフェースは、圧縮開始ボタン以外には、ドロップアンドドロップでタスクリストに放り込み、パラメーターは、「最高画質」「高画質」「やや高画質」の3段階だけです。
業務用品質の動画編集ソフトを使い、画面サイズや画質設定のパラメーターを調節するよりも更に小さなファイル容量で、視覚的な劣化に気付きにくいMP4動画を出力できます。
ハードウェア支援や汎用的なアルゴリズムを使わず、CPUパワーでAIに近い処理により見た目を維持したまま圧縮しやすい画像に変化させているためか、CPUパワーを使います。速度的にはハードウェア支援がなかった頃に近いです。
動画圧縮のプロはどんな人に向いているか
とりあえず高画質でなくても良いから、とにかく内容が分かる形で、できる限りファイルサイズを抑えて動画を保存したい人には特に向いています。
動画サイズを小さくするためだけに、DaVinci Resolveや、Final Cut ProのCompressorのエンコードパラメーターをいじりながら、内容や文字が読みにくくならない限界の圧縮設定を探ることに疲れている人にもおすすめできます。
Windows上で動く単機能ソフトのため、外部に動画や画像データが流出する心配な人にも安心できます。
ただし、現状では、ひとつだけ不満点があることも事実です。一部の4K(3,840×2,160)以外ではエラーが出るため、4KサイズからFullHD画質程度までサイズを小さくする手間が必要です。
とはいっても、最近のエンコードは高画質設定でハードウェアエンコードをすればすぐに終了します。以前より格段に使いやすくなったVEGASなどの安価(セール購入)な編集ソフトで、必要ないところをカットと合わせたらよりよくなります。
動画圧縮のプロは、ソフトウェアエンコードになるため、時間がかかります。ただ、B’s動画レコーダー9プロ版と違い、エンコードする動画をリスト化して自動事項させるバッチ処理機能があります。
時間がかかるデメリットはありますが、タスクリストの用に、圧縮リストに入れてパソコンをほかって置いても問題ない人にも向いています。
編集ソフトでファイルサイズを減らす設定の例
動画サイズを小さくするためだけに、DaVinci Resolveや、Final Cut ProのCompressorのエンコードパラメーターをいじりながら、内容や文字が読みにくくならない限界の圧縮設定を探る方法を紹介します。
基本的にファイルサイズをできる限り押さえ、なんとか判読できるギリギリ設定への追い込み例です。
- 1080p FullHDから720p HDへの解像度(960 x 720)縮小
- 60pから23.98pへのレート変更
- レンダリングコーデックをAV1やH.265(HEVC)形式)に変更
- 1秒間に何MBのデータを割り当てるかというビットレート設定
- フィルター処理で画像の平準化(色の変化量を減らす)
こういった設定を、調節しながら、ファイルサイズを小さくしていきます。
基本的に、解像度が下がりブロックノイズをどこまで許容するかという妥協と目視の設定になっていきます。一度試してみるとすぐに分かりますが、画質が下がった割に圧縮率が変わらなかったり、逆にファイルサイズが大きくなることもあります。
動画圧縮のプロでは、圧縮コーデックの前段処理の方法が、全く違うため、手動での設定で同じ事はできません。
無料の動画圧縮サービスはAI学習に利用される可能性あり
色々検索している方ならご存じだとは思いますが、インターネット上には、無料で動画圧縮をしてくれるサービスがあります。
著作権や肖像権など流出して不都合がない動画であれば問題はないと思いますが、サイト運営主による動画収集以外に、最近はAIの学習資料として利用がされている可能性が高くなっています。
ビジネスであったり、プライベートな動画などを使う方には、プライム市場(旧東証一部)に上場しているソースネクストが企画販売する、有料ソフトの動画圧縮のプロの方が安全だと思います。
ソースネクストにはZERO スーパーセキュリティという、インストールした端末が壊れたり、OSのシステム要件を満たさなくなるまで使えるセキュリティーソフトも主力商品として販売しています。
身元がよく分からない、怪しいソフトよりは、安全だと思います。
動画圧縮のプロによるデーター流出の危険性は低い
念には念をで検証したので書いておきます。動画圧縮のプロなら、Windowsパソコン内で処理をしているため動画は外部に出ていません。
記事ネタとして動画圧縮プロの通信パケットを確認したところ、利用するたびにライセンス確認と思われる数行の通信はありますが、外部にステータス文章以上のデーターは一切出ていませんでした。
AI学習をパソコン内で行い、学習結果を出力している可能性もありますが、グラフィックカードのCUDAユニットが動いていないことなどから、ほぼ考えられません。
動画や画像データの流出は確認できませんでした。安心して利用できます。
動画圧縮でも必要なプロの一手間
4K(3,840×2,160)ではエラーが出ないことを見たことがないので一工夫が必要です。
僕はエラー回避のために編集ソフトを使いFullHD(1080P)や3K?(2880×1620)で変更してから圧縮しています(最近のパソコンならUSB2ポータブルHDDへのコピー以上に早くやってくれます)。
最近のエンコードは高画質設定でハードウェアエンコードをすればすぐに終了します。以前より格段に使いやすくなったVEGASなどの安価(セール購入)な編集ソフトで、必要ないところをカットと合わせたらよりよくなります。
編集ソフトのVEGASについて
(ごめんなさい、ソースネクストが日本独占販売権を持っていてよくセールになっているVEGASなのですが、僕自身が使っていないため記事化できていません。)
色々迷走して購入したVEGAS18 POSTSuiteの直後にDaVinci Resolve Studioに移行したため、VEGAS16の使い勝手を書きます。
ずばり、DaVinci Resolveは、基本的にデーターベース上で処理するため、保存などが面倒ですが、VEGASのプロジェクトはフォルダ管理となるため、一時的な編集で、プロジェクトリストがどんどん増えて見にくならず気に入っています。(今は、MacBookAirに入れたFinal catとコンプレッサーを一時用のメインで使ってます。。。嘘付けなくてすいません)
編集ですが、元々SONYが開発したソフトで、音声ファイルを範囲指定してトラックに並べる音楽制作感覚で作れる直感的な使い勝手が特徴です。
VEGAS18ですが、事務用のノートパソコンに入っているIntelの内蔵GPU(intel i5以上)によるエンコードが早く綺麗でお勧めです。
書きながら、今度VEGASの記事を書こうかなと思いつつ、動画圧縮のプロで4K画質をFullHD画質に変換するソフトは何でも良いです。
エンコードに時間がかかるけど、リストによるバッチ処理ができる
動画圧縮のプロは、ハードウェアエンコーダーを使わず、CPUパワーによるソフトウェアエンコードのため時間がかかります。
タスクリストの用に、圧縮リストに入れてパソコンをほかって置いても問題ない人にも向いています。
B’s動画レコーダー プロの動画圧縮機能との違い
後で詳しく書きますが、僕自身が、「B’s動画レコーダー9プロの動画圧縮機能と同じなら必要ないかな」「MP4以外使わないしね」と思っていたので、この事について書きます。
動作状態からの推測ですがB’s動画レコーダー9プロのプロ版限定にある動画圧縮機能は、動画圧縮のプロとほぼ同等のエンジンをMP4限定にして搭載しているようです。
ホントにネックなのですが、4Kでエラーが出るのも同じです。4Kより小さければ、動画の縦横比や大きさに制約がなくサイズを変えずに圧縮できるメリットも同じです。
動画圧縮のプロは、ドロップアンドドロップでリストに入れて、一気に圧縮することができる使い勝手がいいです。
動画編集ソフトと比べた動画の圧縮率
肝心の圧縮率ですが、動画圧縮のプロにてサイズを変えずに視覚的に高画質なMP4やMOV動画を圧縮することは確かにできます。
Appleの動画編集ソフトFinal Cut ProのCompressorを使い内容が視認できる限界まで、手動で画像サイズや画質設定を下げて圧縮を試みたことがありました。
手動でやっても苦労しても目に見えて汚くダメだったのですが、動画圧縮のプロを使うと、細かく気にしなければ気付かない程度の視覚品質で更にファイルサイズが小さくなりました。
この比較は、WindowsのDaVinci Resolve 18でも同じ結果になりました。
動画圧縮のプロでは、ハードウェアエンコーダーや汎用的な最新アルゴリズムを利用しない代わりに、AI的な画像処理によってデーター量を抑えているようです。
一番のネックは、4K動画に対応していない事ですが、一端動画編集ソフトで2K(1920×1080)や1.5倍サイズの3K?(2880×1620)でエンコードしてから、圧縮することでファイルサイズを小さくすることができます。
Windowsでしか動かないのが玉に傷ですが、YouTubeなどが使えない制作途中の動画の構成チェックなどを配布したり、出先のスマホで確認するケースなどでは重宝します。
一番有効活用しているのは、MacOSの動画キャプチャの圧縮です
Windowsの場合は、B’s動画レコーダー9プロのような収録ソフトが必要ですが、MacOSには標準機能でかなり使える画面収録機能が付いています。
ただし、MacOSのキャプチャ動画はMOV形式のため、B’s動画レコーダー9プロに入っている、動画圧縮を利用することができません。
ついさっき試したのですが、MacBookの標準機能で収録したWebミーティング動画は6分で1.4GB近くなるのですが、「動画圧縮のプロ」にう放り込むと、60MB程度に圧縮できました。
もちろん、圧縮する動画にもよりますが、Zoomのような動画には効果絶大です。Web会議中に盛り上がった内容を、その場で画面収録して、グループウェアで共有する事で、議事録よりリアルで伝わりやすい動画共有に役立っています。
動画圧縮のプロとは
「動画圧縮のプロ」は、ソースネクストが販売しているソフトで、動画を圧縮するソフトです。
仕組みは、人間の視覚で認識しにくい小さな色の違いを、統一することで、データー量を削減する仕組みになっています。
Jpag圧縮でも、色の平均化と明るさの差に対しても同様の処理をしていますが、開発元のabenecel社は独自技術をアピールしています。例えば画像ごとでは無く、動画の時間軸全体で判断しながら色数を減らすなどの工夫をしている可能性があります。
ほぼハードウェア支援がないCPUによるレンダリングですが、ファイルサイズは小さくなります。
コーデック(圧縮復元の仕組み)について
コーデックはH.264 AVCで、後発の更に圧縮率の高いH.265ではありませんが、コーデックに送る画像を圧縮しやすい画像データに変換した後に、流し込んで圧縮するため、市販の編集ソフトで普通にH.265で圧縮するよりも圧縮率が高くなる傾向があります。
B’s動画レコーダー 8プロに付いている圧縮機能と違うの?
上の記事と重複になりますが、通常版より定価が1,000円高くプロと名前が付いている「B’s動画レコーダー8プロ」にも、プラスアルファーで動画ファイルのサイズの圧縮機能があります(B’s動画レコーダー9プロも同じでした)。
こちらは、約12分で1.80GBのHD1080(59.94フレーム)画像を、圧縮後に312MBまでフレームレートを変えずに小さくすることができます。
空など若干グラデーションの色が階段状になりますが、HD1080からSD720へサイズダウンやブロックノイズを増やさずに、約18%までサイズダウンができます。仕様には書かれていませんが圧縮後の音声はすべて128kbpsにコンバートされます。
4kサイズでエラーが出るなどの共通点から「動画圧縮のプロ」の機能制限版でコアとなるエンジンと、同等のプログラムが組み込まれていそうな気がします。
「動画圧縮のプロ」と「B’s動画レコーダー 8プロ」の圧縮機能
開発者では無いため外からの憶測になりますが、「サイズの圧縮中」に、タスクマネージャーによる負荷モニターでCPU使用率がフル作動する一方、GPUのエンコードとデコードと3Dが動いていないためです。
圧縮設定のパラメータ操作だけであれば既存のコーデックやGPUやCPUに内蔵されたハードウェア支援の方が速くなります。
HD1080サイズは問題なく圧縮できますが、4K動画素材はエラーになります。
「動画圧縮のプロ」にも、画素数が3840 × 2160(4K)より大きい動画と、ファイルサイズが20GBより大きな動画は圧縮できませんと商品案内に書いてあります。
また、どちらもH.265ファイルは圧縮の対応外になっています。
これらの近似点から動画圧縮のプロと同じプログラムが、B’s動画レコーダー8プロに組み込まれている可能性が高いです。
「動画圧縮のプロ」は4Kに対応していない
商品案内ページに、画素数が3840 × 2160(4K)より大きい動画と、ファイルサイズが20GBより大きな動画は圧縮できませんと書いてあり、4Kまで対応なのか、4KはNGなのかが分からなかったのですが、結果は4KはNGです。
ちなみに、3840 × 2150のサイズでもエラーが出ました。色々試したので、もっと具体的に書くと、MacBook Pro16インチはNGで、MacBook Pro14インチ(3,024 x 1,964ピクセル)の画面収録動画はOKでした。
それよりサイズが小さな、MacBook Air(M2とM1)は、OKでした。
プログラムから見た4Kや8Kに対応した動画圧縮のプロ2の可能性
2022年9月時点の状態なので、もしかすると今後のマイナーバージョンアップで、4Kに対応してくれるかもしれません。
プログラム的にはソースコードの宣言に、3,456 x 2,234(16インチMacBookPro)や、4,480 x 2,520(iMac)や6,016 x 3,384(Mac)や、8K(7680×4320)と、書き換えリコンパイルするだけで対応できそうな気もします。
実際につかっていて不便なところなので、「動画圧縮のプロ2」として出る可能性の方が高いと思います。その時には最大画像を8Kか12Kに対応して欲しいです。
ただ、4Kや8K対応は他のソフトハウスとの、使用ライセンスや技術利用契約の関係で、高額に設定されている関係で搭載しなかった可能性がありそうです。となると、4Kや8K対応になった動画圧縮のプロ2は、遠いような気もします。
後にAV1やH.265(HEVC)形式などの最新の圧縮形式を説明しますが、これから確実に増えていくAV1形式対応の動画編集ソフトのエンコーダーとの競合することで、購入メリットが薄れるため出ない可能性もあります。
ただしAV1やH.265(HEVC)形式はどの端末でも再生できる訳ではないため、動画圧縮のプロ1の出力するMP4のメリットは変わらないと思います。
B’sシリーズのDVDメニューが作成できるツールはいつまでたっても古いままなので、出ない可能性もあります。
本当に圧縮する必要がありますか?
このソフトは、クオリティを求める編集用の素材として動画保存するときには圧縮はしない方がいいと思います。
どちらかというと、後からコンテンツとして編集する予定がない、ZOOMなどの記録動画を小さく圧縮などへの使われ方が多いと思います。
大切な動画を圧縮しようとしている方へのメッセージ
仮に目の前の友達が、動画圧縮のプロを定価表示の2万円以上出して購入しようとしていたら、僕は全力で止めます。
現在6TBのUSB外付けハードディスクは1万4千円程度で購入できます。例えばAmazonでは、WD Elements Desktop 外付けUSBハードディスク 6TBなどがあります。WD社はインテル並みにHDDメーカーとして有名で世界中の自作PCユーザーにも信頼されているメーカーです。
6TBで保存できるデーター量は、東芝パーソナルストレージの保存可能なデータ量の目安によると、748時間から530時間以上あります。
今は、外付けハードディスクに撮りためておき、運用しながら「圧縮したいなぁ」という気持ちがあったときに、セール価格の5千数百円程度の時に購入することをお勧めします。
昔、古いレコードを処分する前に無圧縮のWAVE形式で録音して保存していた500GBほどの音楽データを、小さくなるからとMP3に再エンコードして保管してしまいましたが、あれは失敗でした。。。
2000年ごろのADコンバータで性能が微妙ですが、レコードプレイヤーも今ではビンテージになっており、データー上は24bit48kHzで2022年ならハイレゾ音源になっていました。
今の音声リペア技術なら、相当宝物になっていた可能性が高いです。動画にも同じことがいえ、オリジナル画質を劣化させなければ、未来の高画質技術でかなり高画質になる可能性があります。
圧縮すると元の品質へは戻りません。ちなみに当時の1000GBのハードディスクの値段はたしか1万2千円ぐらいだったと思います。
大切な映像は、やっぱりオリジナルで残しておいた方が良いなと、個人的には思います。
お勧めの使い方
ミーティング中に、話題が思わぬ方向に進んでいき、参加していない人にも、伝える必要がある事ができたとき画面収録をして、職場のグループウェアで共有するとき、圧縮するのに利用しています。
最近は、MacBookの画面キャプチャを、圧縮するのに利用しています。WindowsではB’s動画レコーダー9Proにも、ほぼ同じ圧縮機能がありますがmp4形式にしか対応していません。
MacOSの画面収録はmov形式なので一端変換する必要があるのですが、「動画圧縮のプロ」ならmov形式にも対応しているので、文字通り放り込んで圧縮することができます。
MacOSの画面キャプチャサイズは6分で1.4 GBにもなります(MacBookAirの場合)。これをグループウェアで共有するのは大変なので、一端ファイルをiCloud経由でWindowsに移動してから、「動画圧縮のプロ」で圧縮後、職場のクラウドスケジュール管理で共有しています。
Web会議のような画像なら1.38 GBが60MBまで小さくなります。
MacOS標準機能の動画キャプチャは「cmmand+shift+5」キーを押すことで出てくるバーから「画面全体を収録」ボタンを押し、「収録」で録画が開始します。収録終了はリンゴマークがある画面上のステータスバーに表示されている●マークをクリックすると停止します(MacOS12.6.1にて)。
少し脱線しますが、Zoom等でクラウド上のホワイトボード機能をつかって説明するとき、手書き文字がワープしたりして、素早い図の説明がうまく録画できません。
共同作業には便利なのですが、配布PDF資料の説明や校正などでは、MacBookにペンタブレットを接続してペイントソフトを起動しZoomの画面共有で説明すると、MacBook上での画面録画はスムーズなのでお勧めです。
さらに、画面録画時に音声入力をマイクに設定すると一人説明動画も簡単に作れます。
今まで、作成した動画の配布サイズがネックでしたが、動画圧縮のプロで気軽に作れるようになったのでよく利用しています。
監視カメラなどの映像圧縮には向いている
店舗などで監視カメラを利用している方もおられると思います。ほとんど使うこともなく放置していると思いますが、保存が必要な場合は、動画圧縮のプロはお勧めです。
施工業者さんが、施主さんに進捗状態を説明するため定点地点に設置したGoProで撮影したタイムラプス(タイムワープ)映像を渡してしているそうなのですが、ファイルサイズが膨大になって大変だと言っていたので奨めたところ、かなり小さくなって良かったと言っていました。
ちなみに、「B’s動画レコーダー8プロ」の圧縮機能でも同等のことができますが、大量に圧縮する動画がある場合はは、ドロップアンドドロップで圧縮できるこのソフトは、手間がかからないメリットがあります。
「動画圧縮のプロ2」が近日発売?
2019年の発売年度から見て、「動画圧縮のプロ2」が近日発売される可能性があります。
先に、プログラムから見た4Kや8Kに対応した動画圧縮のプロ2の可能性で書きましたが、もしかすると技術利用料の関係で、今と同じ圧縮アルゴリズムを搭載したエンコードエンジンは使えない可能性があります。
これまでのソースネクストの新商品の傾向から新機能の目玉を予測すると、後継規格のHEVC別名H.265へ対応が可能性としては一番高いと思います。
H.265(HEVC)対応
H.265について、以前はIntelのGPU内蔵CPUやNVIDIAやAMDのGPUのチップを搭載したパソコンなら、チップメーカー負担で無償公開されていましたが、現在は配布が停止しており、Windows10と11では再生にマイクロソフト製の200円弱の追加ソフト購入が必要になります。
「AV1(AOMedia Video1)」対応
今、現在主要なブラウザやプレイヤーが対応しているAV1というコーデックがあります。これは、Googleが開発した符号化方式「VP9」を基に開発された「AV1(AOMedia Video1)」のことです。
ただし、H.265より圧縮に6倍以上複雑な演算処理が必要になっています。しかし、再生環境の多さからAV1のエンコード動画変換機能搭載の可能性もあります。
Intel ArcやNVIDIA RTX4000シリーズとAMD RDNA2 GPUにも、AV1エンコーダーとデコーダーがハードウェアで実装されたため、対応する可能性は高いと思います。
AV1のエンコーダーについて、Intel第13世代CPUの内蔵グラフィックにAV1のハードウェアエンコーダーが入っているように書かれた記事を見かけました。
期待して調べたところ、第13世代のIntel i9-13900KCPUが内蔵しているGPUでのサポートはAV1デコーダーだけでした。2023年発売予定の14世代で搭載される可能性はあります。。。次こそN3プロセス。。。を期待。
AV1のエンコード未搭載の確認元:13 Generation Intel Core Processors Datasheet
H.266(通称MPEG-I Part3 VVC)対応
さらに次世代のH.266(通称MPEG-I Part3 VVC)も2020年7月に国際基準として発表されています。
H.266対応は、再生環境が少ない点と更に複雑な演算が必要になるため、採用することはほぼ考えられませんが、H.265やAV1対応は十分可能性があります。
出始めの価格を予測
動画圧縮のプロは2019年発売なので、そろそろ、2が出てもおかしくない感じはします。ソースネクストの「いきなりPDF」シリーズなどは毎年バージョンアップしているからです。
参考までに、2019年9月10日(火)に発売され、9月19日(木)まで「動画圧縮のプロ」割引提供のご案内にて7,678円(税取扱不明)で割引販売がされました。
現行バージョンは毎回5,980円ぐらいでセールがありましたので、動画圧縮のプロ2も、同程度のセール価格になると思います。
ただし、「いきなりPDF」シリーズのように、売れている商品でもなさそうなので、出ない可能性もあります。
割引情報
まだまだ古いカメラなどの撮影動画はMpeg-2で記録されるケースもあるため、どうせ再圧縮するなら、ドロップアンドドロップで簡単圧縮できる、動画圧縮のプロも、悪くない気もしてきました。
撮影したり録画したHD1080画質などの映像をスマホに入れて持ち歩くなどの目的であれば、使い方も簡単なので便利だと思います。
「動画圧縮のプロ」割引販売は4月18日(火)まで
通常価格21,780円(税込)の「動画圧縮のプロ」が、5月14日(日)までセール価格の5,980円(税込)で購入が可能です。
当サイトで紹介している、現在開催中のソフトウェアの割引情報を中心に、偶然見つけたセール情報なども含め紹介記事を作成するよりもスピーディーにセール情報をまとめて公開しています。