最近、音声合成ソフトVOICEPEAKに対応した音声データベースの発売が多いため、あまり気にしていなかったのですが、DLSiteで予約受付中だった「VOICEPEAK 桜乃そら」は、大ベテランの井上喜久子(オフィスアネモネ公式)さんの音声ということに気づき購入してしまいました。
使い始めてしばらく経ったので、セール情報から、内容紹介に切り替えて、紹介します。
開発元AHS公式:VOICEPEAK 桜乃そら(はるの そら)
新しく、VOICEPEAK版「桜乃そら」と付属する「ポロンちゃん」を利用した、デモ動画を作成しました。デモといっても、「Synthesizer V ProでMIDIキーボードを使う方法」を、真面目に紹介しています。
普段は商用利用可能な6ナレーション入りVOICEPEAKに入っている男性2などを利用した真面目な業務用動画を作成しているため、ちょっと羽目を外した「桜乃そら」と「ポロンちゃん」のかけ声にしてみました。
ラストなどいつものノリですが、今回はいつもの出音デモンストレーションと違い、ヘッドフォンでのASMRのような空気感が出るように少し、気合いを入れて作りました。
歌声合成ソフトのSynthesizer VへのMIDIキーボードを利用した入力方法や、音声合成ソフトのVOICEPEAKを利用すると、こういった動画も作れるんだなといった、創作活動の参考になればと思います。
購入情報
えっ、いきなり広告?って感じですが、先に書いておきます。
経験上音声合成ソフトはDLSiteのからの購入が一番お得です。発売前後1ヶ月程度の間は、2本以上で10%OFFのDLSite独自のキャンペーンがありましたが、新キャラクターが発売されるまで通常割引は期待できません。
DLSiteでは、15%OFFクーポンが定期的に出ているため、VOICEPEAK 桜乃そらと、Synthesizer V AI 桜乃そらからの購入がお得だと思います。
DLSiteでは購入履歴からシリアル番号の確認とセットアップファイルのダウンロードができます。
VOICEPEAKへ音声データベースを追加する場合は、シリアル番号全桁をマウスで選択肢コピーした状態で縦の…から「ライセンスとアップデート」にある「新規インストール」を選択することで自動的にデータがダウンロードされます。
Synthesizer Vへの歌声データベースのインストールには、セットアップファイルのダウンロードが必要になります。
AHS社のマイページに登録することでポロンちゃんのピタ声(ため息系)がダウンロードできます。
読み飛ばしリンク:DLSiteで安く買う方法、
更に下の具体的な:5品以上にするためのDLSiteで使える安いBGM素材紹介
まず音声合成ソフトの時流
2023年時点で一番評価が高い歌声合成ソフトはSynthesizer Vです。
ただし、2023年8月末頃ようやくYAMAHAが本腰をあげて、Synthesizer V系の簡易的な方向性を探るべく、VOCALOID β-STUDIOにてテスト募集を始めました。面白くなってきました。
Synthesizer Vは、多くの人が知っている初音ミクのVOCALOIDより後に作られたソフトで、今はプロがデモソングの仮歌に使うほど知名度が高くなっています。
同じ開発者による読み上げ音声合成ソフトのVOICEPEAKは、当初、VOICEPEAK 商用可能 6ナレーターセットして登場し、実際に業務利用されています。
僕自身も商用利用として、イベント会場での会場案内などや、職場内の教育ビデオのナレーションなどにガンガン利用しています。ほんとにナレーションに関しては激変しました。
純粋に音声合成の品質から行くと、マイク入力によるボイスチェンジャー系のSeiren Voiceの方が、品質は高いと個人的には思います。
ただし、Seiren Voiceは、当初NVIDIAのRTX2000シリーズ以降のGPU専用ソフトとして、リアルタイム性より品質を優先した結果、生成処理時間が長いなどのデメリットがありました。
現在は、Seiren Voiceシリーズ一覧のラインアップで、Seiren Voice 結月ゆかり コンプリートパック(v1&v2)では、v1のNVIDIA GPUまたはv2のCPUで生成できるようになっています。
テキストを用意するだけで、自然な音声合成ができる手軽さから言ったら、断然VOICEPEAKに軍配が上がります。
あと、VOICEPEAKのナレーションは、ほとんど調節をしなくても、もっと自然にとか、やっぱり音声合成だよねと感じません。
(演技演出を求めなければ、)あえて、面倒なSeiren Voieeを使わなくても良いかなと、個人的には感じています。
VOICEPEAKの限界
ナレーターなど抑揚が抑えられた台詞や、感情の波が一定の台詞では、VOICEPEAKは非常に優秀です。
ニュース原稿の読み上げやナレーション用途なら、プロよりプロらしい音声を合成してくれまあす。
ただし、演技ができるかと言えば、その答えはNOです。
いっとき音声合成の登場で、声優さんの仕事がなくなる、といった、話が出ましたが、現状では声で演技ができる声優さんの仕事はなくなる恐れはないと僕は確信しています。
VOICEPEAKに限らず、現在の音声合成技術をつかった演技が求められるケースでは、音声データベースの生成時に、演出に合わせて演技した音声を収録して用意する必要があります。
例えばゲーム上で、プレイヤーが話した言葉に対して、GTPで生成されたセリフを音声合成するケースでは、それぞれの感情や演出に合わせて演技した声を収録して音声データベースを用意する必要があります。
現状では、話しているうちに感情を変化させたり、テンポを変わる表現は、ほぼできません。
一方で、ナレーターなどニュース原稿の読み上げなどの抑揚を押さえた発声は、VOICEPEAKとボイストレーニングができているプロのナレーターの発声を聞き分けることが難しいレベルです。
時々イントネーションや間の調節を入れた方が良いケースもありますが、素人が原稿を読むナレーションよりは、無調節のVOICEPEAKの方が自然で聞き取りやすい台詞が手に入ります。
キャラクター版は、利用想定が企画段階で決まっている
名前がついているVOICEPEAKのキャラクター版を含めて、歌声や音声データベースでは、キャラクターらしさやテンションが開発の企画段階で固まっています。
アニメ作品を見ていると、こういった絵柄のキャラクターは、こういう声で、こういう性格という、ステレオ的なイメージが定着していると感じることがあります。
ちょっと、演技という視点から話が飛びますが、俳優の柄本明さんが、NHK最後の講義という番組で、TVやドラマに「教育されている」と話していました「わからせなくてもわかってしまう」演技する時「何がが全部簡単で疑いを持たない」と話していました。
ある意味では、こういうキャラクターは、こういう声で、こういう性格だから。。。と定着しているため、似たようなキャラクターを同じ声優さんが抜擢される傾向にあると思います。
アニメ系から外れた例を出したのは、VOICEPEAKで色々作品を作り始めると、視聴者としてではなく作り手としての視点から、映像から演劇までいろんな作品が面白くなるためです。
自分の手で作ってみると、どんどん世界が広がっていくと思います。なんとなく、キャスティングなどから求められているイメージというか、背景を知ることで、よりよいキャラクターを選ぶ参考になるかなと思い書いてみました。
キャラクターイメージを創造してきた演出家や監督に声優や俳優たち
ここで、声優さん=このキャラという誤解を防ぐために感じたことを書いてみようかなと思います。
ベテランの声優さんほど、多くの声を持っているような感じがします。
今でこそ有名ですが、シティーハンター(Amazon Prime)の冴羽獠と北斗の拳(Amazon Prime)のケンシロウの声は、同じ神谷明さんが同時期に吹き込んでいます。
収録当時、収録スタジオのTVで北斗の拳を見た関係者が、えっ神谷明さんこんな声も出せるの!?と言ったのを聞いてガッツポーズをしたと、ある番組で回想して話していました。
絵柄と声質の定着は、はまり役という評価から生まれています。やっぱりこの声演出を最初に生み出したオリジナルは強いと思います。
定着した声のキャラクターイメージと離れた利用方法では、作品としての世界観まで作り上げないと、なかなか、イメージを覆すことは難しいとも思います。
キャラクター像がストライクなら買い
こういったテンションのキャラが欲しいとイメージが固まっているYouTube実況での複数キャラによる声の掛け合いはむいています。
企画も、こういうキャラクターでこういう声が求められているからと、スタートしていると思います。
掛け合うキャラクターに相性があり、掛け合うときの空気感の微妙なずれの調節はできないため、なんか違うなと感じはじめると、複数のキャラクターを買ってしまうことになります。
仲間と合奏するとき自然と合わせ、合ったときの快感があるように、声優さんも掛け合う相手と呼吸を合わせる心地よさを収録スタジオで感じているようです。
この空気感に感関しては、楽器のソフトウェア音源と同様の限界がVOICEPEAKにもあります。
もちろん、ソフト音源と同様にソロなら全然OKです。
演技志向ならSeiren Voice系
もう少し生の空気感や抑揚精度を高めているのが、利用者のマイク入力によるお手本を解析することで、微妙な発声タイミングやイントネーション表現性を高めているのがSeiren Voiceシリーズです。
ただし感情感や声の調子は元の収録した声データに依存するため固定されています。
リアルタイムのボイスチェンジャーでは2023年9月に発売されたばかりのVoidol3があります。どちらかというと、音声合成らしいボイスへのチェンジに向いています。
音声合成と歌声合成キャラクター『桜乃そら』について
「桜乃そら」は、AHSから発売される、VOICEPEAKとSynthesizer Vの音声合成データベースのキャラクターで、アニメなどの役名と同じです。
「桜乃そら」の声は、声優の井上喜久子さんが担当しています。
今回のVOICEPEAK 桜乃そらの声は声優の名前を知らなくても声の認知率ではピカイチです。
井上さんの所属会社オフィスアネモネにある井上喜久子(オフィスアネモネ公式プロフィール)によると、「らんま1/2」天道かすみ役や、「ふしぎの海のナディア」エレクトラ役などに出演している大ベテランの実力派です。
最近のアニメでは母親役が多いらしいです。
念のために、書いておきますが、VOICEPEAKの出力音声が生声と聞き分けられないと言われています。ただし、紹介した営業ページの公式プロフィールにある声優さんが全力で収録したサンプルボイスには到底及びません。
それでも、VOICEPEAKの音声合成は、一昔前のロボットボイスや合成音声とはレベルが違い、生声と音声合成の区別がつかないレベルになっています。
「桜乃そら」と似た傾向の声
「VOICEPEAK 桜乃そら」のキャラクターボイスは、井上喜久子さんですが、エンドロールのキャストを確認するまで、聞き間違えていた声優さんがいたので紹介します。
それは、たまたまTVに映った「ホリミヤ -piece-(Amazon Prime)」の第12話に出てきた母親(堀 百合子)役の声です。
この声は、VOICEPEAK 桜乃そらに非常に近く感じたため、井上さんが出演しているのかなとエンドロールを確認しところ、大沢事務所所属の茅野 愛衣(かやの あい)さんでした。
ボイスサンプルのセリフ5に近いです。初めて気がついたのですが、「3月のライオン(Amazon Prime)」の母親(川本あかり)役も、茅野さんでした。
傾向的には、「VOICEPEAKの桜乃そら」は、この声感を使いたい方には、ストライクゾーンだと思います。
他より狭い「VOICEPEAK 桜乃そら」利用許諾範囲に注意
キャラクター版のVOICEPEAKは、VOICEPEAK 商用可能 6ナレーターセットと違い、商用利用ができません。
今までキャラクターごとの個人利用での利用許諾範囲に違いがなかったようなのですが、2024年1月25日に更新された、用途別の個人利用許諾範囲で、違いがはっきり出てきました。
「桜乃そらで」は、自作キャラ役でのCV利用は禁止事項となっています。
自身で作成したキャラクターのCV(キャラクターボイス)として合成音声を利用する行為
例)オリジナルで自身が作成したキャラのボイスに合成音声を利用した動画などを作成して公開する
【桜乃そら 禁止事項】公式サイトVOICEPEAK キャラクター製品シリーズ 個人利用許諾範囲(更新2024年1月25日)より
これはかなり、利用範囲が限定されそうな気がします。他にも、桜乃そらには、要相談の項目が複数あります。
利用を想定している方が多そうな、アフェリエイト目的での音声利用ですが、2024年1月25日時点でVOICEPEAK 小春六花とVOICEPEAK 桜乃そらは、禁止されています。
他のキャラクターに関しても、今後、禁止事項や相談事項が増える可能性があります。
購入前に、公式サイトのVOICEPEAK キャラクター製品シリーズ 個人利用許諾範囲をチェックすることを強くお薦めします。
「VOICEPEAK 桜乃そら」のおまけソフト「ポロンちゃん」
今回「VOICEPEAK 桜乃そら」には、「VOICEPEAK ポロンちゃん」と、「VOICEPEAK フリモメン」が付属します。こちらは、一台に全部入れる必要は無く、それぞれ別々のパソコンに分けて入れることができます。
単品販売もあり、複数の音声合成ソフトに付録するフリモメンは重複している方も多いと思います。
「桜乃そら」には、いつものフリモメンに加えて、単体販売がない「ポロンちゃん」がおまけソフトに入っています。
付録音声合成データベース「ポロンちゃん」
「ポロンちゃん」の声は、俳協所属声優の木村朱里(俳協)さんが担当しています。
ちょっと、特徴的な声で、単体販売でも充分売れると思います。
最近思うのですが、音声合成ソフトの出力が自然すぎて、逆に特徴的な声の方が、使いやすかったりします。
僕は、VOICEPEAK 東北ずん子におまけとして入っていた「ずんだもん」を愛用しています。
「桜乃そら」との掛け合いでは、「ポロンちゃん」や「ずんだもん」がぴったりです。
俳協所属の清川さん亡くなる
俳協といえば、2022年8月17日に亡くなった清川 元夢(俳協 訃報)さんが所属していた事務所です。
今日初めて訃報に気がついたのですが、いつかエヴァンゲリオンの副司令役や不思議の海のナディアのガーゴイル役などの声を担当した、清川さんの声でSeiren Voiceが出たら良いなぁと思っていたのに本当に残念です。
あと一歩だったなぁ。もしかすると、生前、音声合成ソフト用収録で、交渉が進んでいたかもしれません。
Seiren Voiceのコンセプトは「あの人気キャラクターの声になれる(変換できる)」です。清川さんの演じる役の声になりたかったなあぁ。
Synthesizer V AI 桜乃そら
Synthesizer Vの歌声データベースとして、Synthesizer V AI 桜乃そらも同時発売(8月24日発売予定)が始まりました。
キャラクターとしての「桜乃そら」さんの声優は、VOICEPEAKと同じく、井上 喜久子さんで、声優さんですが多くの歌を発表しています。
その実績はWikipediaによると、オリジナルアルバム7枚、シングル2枚、ベストアルバム3枚で、ポニーキャニオン(公式)から発売されています。
アニメの役で歌うキャラソン(キャラクターソング)では、ソロやユニット含め300曲以上のリリースがあるそうです。
ちなみに、ポニーキャニオン所属のアーティスト一覧には、aikoさん岩崎良美さんなど実力がある歌手が所属しています。
そんな事務所に所属しているためか、井上さんは歌のボイストレーニングなど基礎ができているためかピッチ補正ソフト特有の歪みを感じません。
生成音が綺麗なのでノイズ感を隠すような加工をしなくても使えるSynthesizer V AI 桜乃そらは、アニソンで行くと2023年頃の流行とは違う80年代から00年代あたりまでの曲中の裏声や音外し感と違う、フラットな曲感を自然に歌ってくれそうな予感がします。
【独自デモンストレーション】Synthesizer V Pro 桜乃そら パラデモ
有料版エディターのSynthesizer V Proではパラメーターを変化させることができます。
同じ歌詞をパラメータごとに同じ歌詞を歌う生声のデモンストレーションがあったら参考になるかもしれないと、独自にホビー三昧DのSynthesizer V Pro 歌声データベースパラメータのデモンストレーションシリーズを作成しました。
各歌声データベースの条件をできる限りそろえるため、基準トラックを複製して歌声データベースとパラメーターだけを変更し音声出力ファイルを作成しています。
今回の「桜乃そら」では、基準として作成したA#3からD#5で歌う童謡の「シャボン玉」でのパラメーター変化が、他の歌声データベースより更にわかりにくく感じました。
少しえこひいきかもしれませんが、1オクターブ低いA#2からD#4での歌声が僕のツボにはまったので、「桜乃そら」のパラデモに番外編として低い声バージョンを追加しました。
やはり、歌声データベースには、それぞれ向き不向きがあるため、一律の比較動画は役に立たないかもしれませんが、何かの参考になれば幸いです。
DLSiteの販売ページについて、読上げ型音声合成ソフトはVOICEPEAK 桜乃そらにあり、歌声データベースはSynthesizer V AI 桜乃そらから飛ぶことができます。
初回登録とミッション達成で1回限りの25%OFFクーポンの獲得チャンスがあります。普通のネット通販サイトと違うところがあるため、DLsiteのクーポン情報と購入時の注意点に25%OFFクーポンのミッション攻略方法と、注意点を紹介しています。
パラデモシリーズ共通収録条件:
パラデモシリーズは、できる限り同じ条件で聞き比べたいため、基準となるトラックを複写することで、条件を揃えてあります。
そのため、簡易ピッチモードによる自動再設定はしていません。
歌声パラメーター(ボーカルスタイル)をリセットした状態がdefaultです。ボーカルスタイル毎に100%に設定しています。
Synthesizer V Proのトラックのミキシング音量出力は-6dbです。
レンダリング設定は、モノラル48kHz/24bitによるによるトラック出力です。
動画共有配信サイトによる音量自動調節を防ぐため、動画編集時にノーマライズ処理(−14LKFS)をしてあります。
トラックインデント
00:07 default (Octave 0)
00:15 Sweet (Octave 0)
00:22 Soft (Octave 0)
00:29 Adult (Octave 0)
00:36 Pop (Octave 0)
00:43 Cool (Octave 0)
00:51 default (Octave -1)
00:57 Sweet (Octave -1)
01:04 Soft (Octave -1)
01:11 Adult (Octave -1)
01:18 Pop (Octave -1)
01:25 Cool (Octave -1)
曲名:シャボン玉
作詞:野口雨情
作曲:中山晋平
童謡発表1923年
詩発表1922年
動画製作:ホビー三昧D https://h3d.work
Synthesizer V Studio Pro Ver.1.9.0
歌声データベース:桜乃そら Ver.100
出力音声は2023年8月24日発売直後のデータを利用しています。8月後半に、Synthesizer V Proの歌声合成品質が上がる無償アップグレードの配信が予定されています。
アップグレードにより、既存の歌声データベースの歌声が更によく聞こえるようにアルゴリズムの改良が加えられるそうです。
AHS公式生放送
AHS公式生放送にて、7月26日19時から生配信された「AHS公式生放送」に桜乃そらのキャラクターボイスを担当した声優の井上喜久子さんが、ゲスト出演しました。
色々説明するより、放送中のデモンストレーションを含め、しっかり準備された公式情報の方がわかると思うので、動画を張っておきます。
桜乃そらの発売日付近にSynthesizer Vの大型アップデートがあるそうです(動画内1時間15分付近)。
今度は、RLHF(Reinforcement Learning from Human)という、人間のフィードバックからの強化学習により、他のAI版歌声データベース(小春六花AIなど)の歌声も更に良くなるそうです。
補足すると、RLHFはOpenAI社のChatGPTの強化学習方法として一躍有名になりました。Reinforcement Learning from Human Feedback(海外wiki)の改訂記録を見ると2023年とあり、基礎理論は昔からあったかもしれませんが、実用化されたばかりの先端技術のようです。
音声に戻り「AHS公式生放送」に桜乃そらの、ささやきパラメーターがおすすめだそうです。なんかすごいです。
この放送動画は、AHS公式生放送第193回(YouTube)に行くことで、生放送で投稿されたチャットなども見ることができます。
Synthesizer VやVOICEPEAKの改善アップデート計画は、まだまだ、たくさんあり、今後もっともっと使い勝手が良くなっていくと話していました。
先日ラップ対応したSynthesizer V Pro Ver1.9.0の次は、Ver2.0となりついに買いが直しかもと心配していました。
はっきりとしたバージョン番号は出ませんでしたが、次の大型アップデートはVer1.10となり、買い直さなくても、まだまだ長く使えそうな感じがします。
桜乃そらは、VOICEPEAKとSynthesizer Vの両方を買っても満足できそうな感じがしてきました。
DLSiteで安く購入する方法
音声合成ソフトを購入するなら、DLSiteが一番安くなります。
理由は、メーカー割引と連動したキャンペーンやDLSite単独の10%OFFキャンペーンなどが時々あり、1ヶ月に2〜3回のペースで、重ねて使うことができる、「1品から何度でも全商品で使える15%OFFクーポン」が発行されているからです。
最初に書いたとおり、2023年時点で一番売れている音声合成ソフトのVOICEPEAKやSynthesizer Vは、大幅な値引きがありません。
8月中にまた5本以上で使える、20%OFFクーポンは出る可能性は高いとみていますが、出ないかもしれません。こればっかりは、わかりません。
ただ、1日限定などゲリラ的に1品限りの20%OFFクーポンあたりは配布されるかもしれません。
キャンペーン割引と割引クーポン組み合わせ総額早見表
新発売のキャラクターが登場するとき、既存のキャラクター歌声や音声データーベースを10%OFFにする発売記念キャンペーンをすることが多くあります。
以前作った、9,680円のSynthesizer V歌声データベースの通常割引とクーポン適応早見表があったのでこちらに掲載しておきます。
まず、今まで全作品で何度でも使える25%OFFクーポンは見たことがありません。25%以上のクーポンは一人1品限りの条件がつく事がほとんどです。
たとえば、AHS社の新商品販売記念特価で多い2品以上同時購入で10%OFFなどのキャンペーンで、カート内で一番高い商品1品に使える25%OFFクーポンで32.5%になります。
ただし、25%OFFクーポンは1つしか使えないため、同額商品の場合10%OFFと32.5%OFFで全体の割引率は21%OFFになります。今回の2品以上は9,680円から10,800円なのでメリットは薄いです。
結果的には、2作品以上で割引キャンペーンに、55円ぐらいの割引商品を3つ入れることで、5品以上にして20%OFFクーポンを適応させるのが、一番安い気がします。
最近方針が変わったようで、15%OFFクーポンに加えて、3品以上でつかえる18%OFFクーポンが2回続けて出た後に、突然、5品以上で使える20%OFFクーポンの3種類が同時に出るようになりました。
この単品、3つ、5つのクーポン傾向は、しばらく続くと思っていましたが、最近は5つクーポンは出ていません。
DLSiteだけであれば25%OFFクーポンは出せるかもしれません。ただし、2022年に一気に取り扱い数が増え現在、業界大手5社の電子書籍を販売するDLSite Comipoが対象になってくると、クーポン利用により原価割れとなり難しいと思います。
DLSiteではクーポン期限ギリギリ注文は危険です
最初に、DLSiteでの割引やクーポン割引は注文確定ボタンを押したタイミングではなく、決済処理の終了タイミングで請求金額が決定します。
超特価割引セールや1品限りの大型クーポンなどが出たときなど、クーポン期限終了間際の23時59分ギリギリの注文処理が追いつかず、割引やクーポンの有効期限が切れてしまい、定額請求される事があります。
実際に僕はクレジットカードのセキュア認証完了後のタイムアウトエラー発生から30分後に注文が確定しました。
詳しくは、DLsiteのクーポン情報と購入時の注意点にて詳しく紹介しましたが、このことはDLSiteの公式情報にも書かれています。
特に20%以上の大型クーポンや人気商品の80%OFFなどが出ているときなど、注文が殺到することが多いので注意が必要です。
安全のため、遅くとも22時台には注文完了していた方が安全だとおもいます。
5品以上にするためのDLSiteで使える安いBGM素材紹介
DLSiteにて、5本以上を探すのが大変だと思うので、まずは、メインのソフトを紹介し、次に、お得感があってちょうど良い35円から55円で購入できるBGMを紹介します。
組み合わせで10%OFFになるVOICEPEAKとSynthesizer V AI一覧
- VOICEPEAK 桜乃そら(予約受付中 大ベテラン声優!!)
- VOICEPEAK 彩澄りりせ(ナレーターなどそつなくこなします)
- VOICEPEAK 小春六花(CeVIO AIでは読み上げに一番利用しています)
- Synthesizer V Studio Pro(音声パラメータが使える有料エディタ本体)
- Synthesizer V AI 桜乃そら(8月24日発売予約中)
- Synthesizer V AI 小春六花(The アニソン?)
- Synthesizer V AI 花隈千冬
残念なことに、割引しなくてもコンスタントに売れているため、VOICEPEAK 商用可能 6ナレーターセットは、今回の10%OFFの組み合わせ対象に入っていません。
ここからは、割引により低価格になった35円から55円のBGMを紹介します。もちろん、値段だけで選んだわけではなく、ちゃんと定価で買っても満足できる商品を紹介しています。
商用や自主制作の動画などのBGMとして利用でき、音声合成ソフトを購入する方にとって作品利用ができるという点で、どちらかというと、VOICEPEAK 商用可能 6ナレーターセットとの組み合わせです。
以前はCeVIO AI版 小春六花を多用していましたが、非営利のコミュニティーなど商用利用でなければ率先して彩澄りりせを使っています。
小春六花はCeVIO AI版のCeVIO AI 小春六花 の方が、CeVIO AI 夏色花梨や、CeVIO AI すずきつづみと組み合わせるため使い勝手が良いです。
なんとなく「彩澄りりせ」と、「小春六花」は雰囲気的に、キャラの立ち位置がかぶっているような気がして持っていないのですがVOICEPEAK版 小春六花の方が大人の声のようです(だから彩澄りりせとかぶるのかも)。
BGMとなるとダウンロードサイズが気になる方もおられると思いますが、すべて購入後はWebブラウザで視聴プレビューとダウンロードができるため、パソコンに全部ダウンロードする必要はないため便利です。
- 赤ちゃんのためのピアノミュージック
- しずかなギターミュージック Vol.1
- 悟りのための瞑想リラックスミュージック
- 悟りのための瞑想リラックスミュージック 2
- オルゴールピアノによるリラックスミュージック Vol.1
※ピアノとオルゴールには、Vol.1から4までなどのセットになった商品があります。
実際に音が聞けるサンプル視聴コーナーは、当ページの一番下にあります。タイトルをクリックすると販売ページへ移動できます。
割引により200円台となった、満足度が高いBGM音源を紹介します。
おすすめは、various music genres【クレジット表記不要】様々なジャンルのBGM・Music集は、すごく使い勝手が良いBGM集で、職場研修動画などお堅い作品の、ワンポイントアドバイスや、ブレイクタイムコーナーなどで、よく使っています。
割引で165円になっていますが、定価330円の価値は絶対あります。壮大なグローバル広告代理店が使うひと月15ドルの定額BGMサービスにありそうな楽曲もいくつか入っています。
2000年代の良いあんばいのゲームBGM風の懐かしさがあり、音楽が映像に飲み込まれず、動画になじみやすいので、映像が音楽負けしないメリットもあります。
下のピアノ楽曲は、和みたいときどうですか?元々DLSiteは同人関係のECサイトなのでBGMや素材系が強いです。
割引により低価格になったDLSiteで販売されているロイヤリティーフリー楽曲のサンプル音源です。
DLSiteによる掲載許可済み音源です。タイトルをクリックすると販売ページに飛びます
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