2024年2月15日にVOICEPEAKのキャラクター版に「 VOICEPEAK 弦巻マキ」と「宮舞モカ」が同時発売されました。それを記念してDLsiteでは2024年2月25日(日)23:59まで、「 VOICEPEAK 弦巻マキ」と「宮舞モカ」の2本を同時購入することで20%OFFになるDLsiteセット割りキャンペーンを開催しました。
発売記念割引キャンペーンの記録
DLsiteと言えば通常割引とクーポン割引の2段割引ですが、キャンペーン期間中に3作品以上同時購入で使える18%OFFクーポンの配布は見かけませんでした。
そのかわり15%OFFクーポンが2024年2月26日まで出ていました。
毎回18%OFFクーポンが発行されるタイミングは15%OFFクーポンと同時発行のため、キャンペーン期間中に18%OFFクーポンが出る可能性は絶望的に低かったです。
15%OFFクーポンでも2段クーポン適用で実質的に2月25日まで32%OFFで購入でできました。これは、ちょっとすごいです。
CeVIO AI版弦巻マキとVOICEPEAK版弦巻マキの違い
僕は、CeVIO AI版音声読み上げ版の弦巻マキ(日本語と英語)を持っているのですが、CeVIO AI版の小春六花と比べて、ちょっとだけノイジーというかコモッタ感が気になっていました。
「宮舞モカ」だけでも良いかなと思いつつ、今回の単品割引が無いのがちょっとなぁと思ってい見ていました。
これは、買う前にわからない事なのでしょうがないのですが、結果から書くと、VOICEPEAK版の弦巻マキさんは元気の良いハキハキした通る声だったので、もっと早く買えば良かったなと思っています。
僕自身の購入をしたのがキャンペーン終了4日前の2月21日で、それまで迷いながら記事を公開しました。公式の紹介動画と、利用許諾範囲など購入前に気になったことについて書いてみました。
AHS社のキャラクター版割引セールの特徴ついて
まず、AHS社のキャラクター版音声合成ソフトの登場にあわせて、新発売日前後1週間の割引キャンペーンをしています。
メーカー直営ショップでの割引キャンペーンはほとんど無く、同人誌を作って販売するクリエイターが多いDLsiteでのキャンペーンになります。
いままでの登場キャラクター版の割引率は10%OFFでした。
今回の新商品発売記念では、個別割引はなく20%OFFというセット販売になっていた代わりに、割引率が大きくなっていました。
今後のキャンペーンの可能性
今回の発売記念セールですが、20%OFFの再来の可能性は低いと思います。
商用利用可能な6ナレーション版のVOICEPEAKは、販売記念特価が終わってからずっと割引がなく、2023年の冬に初めて10%OFFになりました。
一方で、キャラクター版のVOICEPEAKでは、10%OFFキャンペーンは時々あります。
タイミングとしては、新キャラクターの発売記念や春のキャンペーンで、単品から2本以上の同時購入などで10%OFFの割引があるかもしれません。
ただし、VOICEPEAKのキャラクターはかなり増えてきてきたため、対象のキャラクターから3本以上同時購入で20%OFFなどが今後出てくるかもしれません。
共通付録でVOICEPEAKフリモメンがついてくる
ほとんどのキャラクター版VOICEPEAKには、単体販売されているVOICEPEAK フリモメンが同梱されています。
弦巻マキと宮舞モカにも、フリモメンが付属しています。
VOICEPEAK 弦巻マキについて
「VOICEPEAK 弦巻マキ」は、もう一つの文章読み上げ音声合成ソフトのCeVIO AIにて販売されていたCeVIO AI 弦巻マキのキャラクターで、今回VOICEPEAK版が登場しました。
歌声合成ソフトではSynthesizer V 弦巻マキ AIと、Synthesizer V 弦巻マキ English AIが発売されています。
注意点として、AIではなくStdとあるSynthesizer V 弦巻マキと、Synthesizer V 弦巻マキ Englishは、初期のSynthesizer Vの歌声合成エンジンに対応したバージョンのため現在開発が停止しています。
Std版をAI版と間違えて購入しないよう注意が必要です。
CeVIO AI版の弦巻マキには日本語と英語の2種類がありますが、VOICEPEAK版では日本語版だけになっています。トークエディタが必要な、CeVIO AI版と違い単体で動くため初期コストは10,800円と安くなっています。
VOICEPEAKのキャラクター版は、声が気に入るかどうかの一点になるため、公式紹介動画を紹介します。
動画説明にあったとおり、すべて0設定の通常に加えて「ツッコミ」「甘やかし」「説教」「幸せ」「泣き」という5種の感情表現が含まれています。
CeVIO AI版では、「うれしい」「普通」「怒り」「哀しみ」「落ち着き」の4種類になっています。
CeVIO AIでは、パラメーター割合を調節しながら声を作っていきますが、VOICEPEAKも感情を混ぜて表現することができます。
個人的にはちょっとがっかりポイントなのですが、VOICEPEAK版もCeVIO AI版に近く、声優さんの生音声の「弦巻マキの追加音声素材」に比べると少しコモッタ感じがします。
改善されたら良いなぁと思いつつ、かすれた声を合成しようとするとノイズ感が強く出るため、技術的に難しいといった話をしていました。
高域倍音が多いハスキーな声も難しいためもしかすると、学習前にハイカットをしているのかもしれません。
ただ、VOICEPEAK版をつかってみたところ、コモッタ感はなんとかなります。CeVIO AI版よりもハキハキして使いやすい感じです。パラメーター調節でかなり使い勝手の良いキャラクターになります。
同日発売された「VOICEPEAK 宮舞モカ」と同時購入により2024年2月21日23:59まで開催中のDLsiteセット割りキャンペーンで、20%OFFで購入できます。
今回新発売ですが「VOICEPEAK 弦巻マキ」単体での発売記念特価はありません。
VOICEPEAK 宮舞モカについて
2024年2月15日に新発売された「VOICEPEAK 宮舞モカ」は、新キャラクターです。声がかなり特徴的なので、はまる人にははまるかもしれません。
こちらは紹介動画を二つ紹介します。
通常読み上げに加えて、組み合わすことができるパラメーターとして「ぼそぼそ」「ドヤる」「ほんわか」「怒り」「泣き」の5種類の感情表現が含まれています。
【宮舞モカ】自己紹介動画に関しては、もしかすると周囲から白い目で見られるかもしれません。ヘッドフォンの利用をお勧めします。
【入力文字読み上げソフト】VOICEPEAK 宮舞モカ【紹介動画】
自己紹介動画を聞くと、他のキャラクター版にない特徴があります。この囁きかけるようなASMR風の声でYouTube動画を公開をする勇気が僕にはありませんが、刺さる人には刺さる声かなと思いました。
AHS公式生放送第200回にて、宮舞モカの声を担当した声優の峯田茉優さんが、ASMR(Autonomous Sensory Meridian Response)に向いていると話していましたが、その通りだと思います。
もしかするとですが、『【宮舞モカ】自己紹介動画』の声はVOICEPEAKによる出力ではなく、生声収録かもしれません。VOICEPEAKの出力だったらスゴ過ぎです。
あと、歌を歌うSynthesizer V版 宮舞モカについては、まだ何も決まっていない状態ですが開発を始めましたと公式発表がありました。
同日発売された「VOICEPEAK 弦巻マキ」と同時購入により2024年2月21日23:59まで開催中のDLsiteセット割りキャンペーンで、20%OFFで購入できます。
今回新発売ですが「VOICEPEAK 宮舞モカ」単体での発売記念特価はありません。
キャラクター別個人利用許諾範囲(利用規約)
一番最初に登場した、VOICEPEAK 商用可能 6ナレーターセットと違い、キャラクター版のVOICEPEAKは、そもそも、商用利用ができません。
まず注意点があります。VOICEPEAKを利用するときに注意しなければならない個人利用許諾範囲(AHS社公式)は、キャラクターごとに定められています。
2024年1月25日に更新された、用途別の個人利用許諾範囲で、キャラクターごとの違いがはっきり出てきました。
特に、VOICEPEAK 小春六花とVOICEPEAK 桜乃そらには、アフィリエイト目的での音声利用に制限があります。
更に、桜乃そらでは、自作キャラ役でのCV利用は禁止事項となっています。これはかなり、利用範囲が限定されそうな気がします。
この点で、弦巻マキと宮舞モカは、彩澄しゅお、彩澄りりせ、フリモメン、ポロンちゃん、邪神ちゃんと同じグループに入っているため、今までと同様に、アフィリエイト活動や別キャラへのCV適用など、商用をしなければ、ほぼ問題がないような感じがします。
現在は書かれていないことでも、禁止事項や相談事項が増える可能性があります。購入前に、公式サイトのVOICEPEAK キャラクター製品シリーズ 個人利用許諾範囲をチェックすることを強くお薦めします。
中の人紹介
AHS公式生放送第200回にて、宮舞モカの声を担当した声優の峯田茉優さんがゲストで登場しました。ちなみに、MCの田中真奈美さんは、弦巻マキの声を担当しています。
200回も続いているAHS公式生放送は今後もどんどん回を重ねていくと思います。後から探すのが大変なので、記事内で紹介することにしました。
ライブハウスのLOFT HEAVENにて、2024/2/17(土) 13:30~2024/2/17(土) 15:00から「第1部:田中真奈美さん&AHS尾形トークショー」に続き、「第2部:宮舞モカのCV・峯田茉優さんゲストの公開生放送」が、それぞれ、3,850円+ワンオーダーにて開催されました。
第2部の第200回AHS公式生放送のアーカイブ配信は、音声収録に関する裏話的な内容の会話も含まれており、為になる動画だと思います。
なんとなく、中の人を知るには良いと思います。ワトソン君は猫だそうです。
VOICEPEAKの選び方について気づいたこと
いままで女性が男性の役声を演じても、男性が女性の役声を演じることはできないと思っていました。
ところが、村瀬歩さんのような、男性から女性まで色々な声を演じることができる声優さんがいることを最近知りました。
感覚的に宝塚歌劇団のように娘役と男役に分かれる女性特権のようなイメージでしたが、男だけの歌舞伎の世界には5代目坂東玉三郎さんのような女形がありましたね。
声とは関係なかったですが、玉三郎さんの女形は女性より女性です。宝塚の男役も男から見てかっこよかったなぁ。
村瀬さんの写真を見たときに、男性か女性かわからなかったのですが、本人も男役の時には「歩」、女性役の時には「あゆむ」と使い分けているそうです。
こんな感じで、声優さんは、年齢を問わず男性から女性まで幅広い声を出すことができます。
生身の声優さんと違い、VOICEPEAKを含めた現在の音声合成技術では、学習(収録)したときの声の特徴しか再現することができません。つまり、キャラクターが固定します。
そうなってくると、演じている中の人はあまり関係がないような気がしました。すでに声はできあがっており、声を吹き込む役柄に併せて微調節やオーダーはできません。
VOICEPEAKのキャラクターを選ぶときには、使いたい役柄に合っているかどうか、利用許諾範囲に入っているかどうかの2点を注目すれば良いと思います。
ほぼ最安値で購入できるDLsite販売ページ
DLsiteでは、キャンペーン割引に、ほぼ月に3回以上配布される万能クーポンを重ねて利用することができます。
メーカーキャンペーンに加えて独自キャンペーンもあるため、DLsiteでの購入が一番安くなると思います。
2024年2月25日までですが、「 VOICEPEAK 弦巻マキ」と「宮舞モカ」の2本同時購入により20%OFFになるDLsiteセット割りキャンペーンが開催中です。
以前DLsiteのクーポン情報と購入時の注意点について書いてみました。
DLsiteクーポン数について
DLsiteのマイページにクーポン数が3と表示されているのに、2つしか表示がされないことことがあります。見えないクーポンは、「男性向け(R18)クーポンを表示」を押すことで、一般的に18歳未満の閲覧が制限されている商品のクーポンが表示されます。
一般向けコンテンツで利用できるクーポンは表示されているものだけです。DLSiteで販売されている18歳未満の閲覧が制限されたコンテンツを見たくない方はクリックしないことをお勧めします。
クリック後に、「成人向け入室確認」のポップアップが表示されます。「はい、18歳以上です」をクリックして同意しない限り、商品は曇りガラスで見えない状態になっています。

また、誤って、クリックしてしまっても、DLSiteは、社会的地位もあり健全な企業が運営する、販売サイトになっています。運営元は健全な同人コンテンツ業界全体の発展に気を遣っています。
また1回限りの確認ではなく、ログインし直すことで、再度「成人向け入室確認」が表示がされるため安心です。
同人コンテンツの社会的偏見?についても同社が取り扱う商品についても十分配慮して、最大限の留意をしているように垣間見れます。卑怯な振る舞いも厭わない営利主義とは無縁の運営体制が気に入り、個人的には応援しているサイトです。
もっとお得なクーポンがあるのかなと探し回ってしまった経験から、一応書いておきました。
DLSiteの運営会社やサービスについて
いままでずっと怪しいと思えたDLSiteは今では、健全で安全な企業が運営するサイトだと確信を持っていえるようになりました。
また、以前は領収書の発行がなかったDLsiteですが、2023年10月からインボイス番号が記載された領収書を自動発行できるようになりました。
最大の特徴は顧客と制作者ファーストの姿勢
裏事情ですが以前DLSiteを紹介していたためアフィリエイト関係の協会への入会審査でNGが出たことがあります。
どうやら扱っている商品が会則に違反しているように見える事が原因のようです。一般的には初見で拒絶反応が出るサイトであることは否定できません。
職場で企業サイトやECサイトでのマーケティング関係の講習会に参加したことがあるのですが、顧客誘導のようなマーケティングやクーポンや割引キャンペーンなどいろいろなテクニックや、効果測定などがほとんどでした。
いかに顧客を誘導するか、商品が凄そうに見えるように演出するかなど、一時クローズアップ現代などで売り上げNo.1など「あの商品、本当にNo.1? 氾濫する“No.1広告”のカラクリ」が取り上げられました。
大小色々なマーケティング営業を受けますが、あれは序の口だと思います。
こういったマーケティング戦略を取り入れている超有名な市場や通販サイトは、ちっとも顧客ファーストではありません。
DLSiteは元々、主に人の知られると恥ずかしい商品をメインに扱っているサイトとして進化してきました。多くが自社の取り扱う商品を愛しているように見えます。
買い手の心をしっかり理解しており、本当に寄り添った、サービスが随所に見られます。
安心して購入して大丈夫だと思います。