どうやら、IntelはXeonに注力しているようです。新型のXeonは性能が向上します。XeonではCoreブランドと違い、EコアとPコアを混在させたCPUではないようです。
「【悲報】またもIntel 第14世代CPUで期待を裏切ったRaptor Lake Refresh」なんていう記事を書いてしまいましたが、どうやら、気づかないうちに、コンシューマモデルに期待しすぎていたのかもしれません。
XeonはPコアとEコアの一方しか入っていない
たまたま、職場の本棚にあった日経エレクトロニクス(2023年11月号)を読んで知ったのですが、2024年に登場予定の、XeonではCoreブランドと違い、EコアとPコアを混在させたCPUではないようです。
購入を検討して選んでいるときには気づかなかったのですが、今仕事で使っているワークステーションに入っている、インテル Xeon w9-3475Xを確認してみたところ、Pコア(Performance-cores)が36で、Eコア(Efficient-cores)が0になっていました。
2024年に登場予定の新型Xeonは、intel7での製造ですがプロッセッサー性能が向上し、いろいろパワーアップするようです。
さらに、計算系のPコアモデルとサーバー向けのEコアモデルの両方が出ると書かれていました。
Xeonは堅牢
当たり前と言われたらそうかもしれませんが、Xeonは堅牢です。
いままで、Xeonは、高額で五月蠅く場所をとり電力大食いで今まで見向きもしていませんでした。
使い始めて気がついたのですが、Xeon系は安定感が全然違い、仕事用途なら、Xeonの方がいいのかなぁと思い始めています。
この感覚を車で例えると、昔のボルボっていう感じです。ボルボは乗ったことがないので重くて堅いというイメージですが、スポーツタイヤをはかせたGolf GTRみたいに、乗ってて気持ちがいいです。あれ?これ、体験したことがないとわからないかも。
Xeonマシンに仕事で、統合やデータ変換などのバッチ処理などを40分以上かけて走らせることが多いのですが、ガンガンアクセルを踏み込ませた結構ハードな使い方をしても全然安心です。
マシン:超特価自作PCとほぼ同じ価格で5年当日保障のNVIDIA RTX6000Adaが3枚のHP Workstation
なにより、正常終了したデータにエラーが含まれていていることが、払い出し先で発覚し問題となってからは、処理の完了後に、再度読み直し手作業のデータをチェックしていました。
今のところXeonマシンを使い始めてからは、エラーは含まれていません。
処理完了後に問題が発生すると、自分のスクリプトエラーか、謎の演算エラーとの切り分けをするのですが、半日以上チェックしながら、最終的に処理化けの可能性が高いと気づいたときには、かなりのショックでした。
そのためのECCメモリーなのかもしれませんが、用途によっては自作PCよりも業務用モデルの方がいいケースもあるようです。
もちろん、変換先のソフトにバグがある可能性もあり、CPUだけの影響だけではないですが、処理化けが発生しにくいXeonは、ほんとに助かります。
こんな経験から、以前は高額なワークステーションより、自作PCの方が低コストで早いということが多かったですが、確かに棲み分けがしっかりできているような気がします。
もしかして、気づかないうちに、コンシューマモデルに期待しすぎていたのかもしれません。
停滞しているように見えた半導体産業はかなり競争が過熱している
たまたま、職場の本棚にあった日経エレクトロニクス(2023年11月号)を読んで知ったのですが、なかなか半導体関係の競争が激化しているようです。
ほんとにフリーペーパーと見間違えそうなぐらいペラペラの日経エレクトロニクスですが、定期購読のみの取り扱いなのか、書店では見かけません。
Amazonリンクなどを張ってちょっ読んでみてくださいとは、できないですが、自作PCマニアの視点から離れてみると、色々進化はしているみたいです。
コンピューターがパソコンへ置き換わった歴史の再来?
ところで、NVIDIAのGH200は超強力で、ライバルのAMDも追い上げており、インテルも焦っているのかもしれません。確かにコンシューマモデルは後から追い上げることができるけど、サーバーや生成AI系でシェアを奪われたらまずいですね。
GH200について:COMPUTEX 2023 NVIDIA 基調講演「5月29日PM12:00(JPT)配信」の個人的視聴記録
手のひらサイズのGH200を見て感じたのですが、サーバーに集約するよりテレワーク先や各セクションに普通にパーソナルコンピューターのように分散して普通に使うようになるかもしれません。
パソコン処理からクラウド時代になっていますが、かつて順番待ちでテープを持ち込んだり、電話回線などを利用してつないで使っていたコンピューターが、パーソナルコンピュータに置き換わった歴史を繰り返すかもしれません。
「【悲報】またもIntel 第14世代CPUで期待を裏切ったRaptor Lake Refresh」なんていう記事を書いてしまいましたが、どうやら、気づかないうちに、コンシューマモデルに期待しすぎていたのかもしれません。