ついにIntel 4によるプロセスの新アーキテクチャCPU開発名Meteor Lakeを2023年12月14日に発売します。すでに、N4プロセスで製造進んでおり、今度こそ発売されそうです。

2024年2月7日時点で気になったことを最初に書いておきます。

今すぐ購入可能モデルを確認したい方は、ついに真打ち登場 Intel Core Ultra Processor待望の購入可能モデル紹介に、普通に購入できるようになるまで、現時点で購入可能なモデルを紹介するページを作ってみました。

HP社製ですが、2024年2月13日まで限定でCore Ultra搭載モデルをクリアランスセールをしています。

当初、Core Ultra搭載パソコンの値段は、Core iシリーズを踏襲する形でシリーズナンバーの置き換えを予想していましたが、HP社製Core Ultra CPU搭載モデルの希望小売価格を見たところ、価格の上昇が予想されます。

もしかするともしかするとですが、Core Ultraシリーズの置き換えによりノートパソコンの値段が上昇する可能性があります。

確かに、Ultraと、iシリーズより上位なので、おかしくはないですが、パソコンショップの店員さんに聞いても前評判が良いとのことなので、強気の価格設定が予想されます。

現時点で、98,000円クラスのCore i5モデルなら、Core Ultra 5で20万円から30万円。15万円付近のCore i7モデルなら、28万円から37万円の可能性もあります。

当初、18万円でお得でしたが、状況が変わりつつあるため、先に書いておくことにしました。

新世紀 intel CPU

新世代と表記すると2023年に出た第14世代の焼き直し的で心象が悪そうなので新世紀と表現しました。まさに、インテル時代の再来を予感させる期待のCPUです。

すでに6月や8月に情報は出ていましたが、インテルなので2024年かなと思っていましたが確定情報を受信しました。

新しいCPUのコアは、Pコアと、Eコアと、Low-Power Eコアの3種類になります。さらに、Apple CPUと同じく、AIエンジンを搭載しています。インテルのAIエンジンも省エネルギー型になっています。

今回のMeteor Lakeは、4種類のチップレットを1パッケージに収めたCPUになっています。ALLインテル製ではなく、台湾のTSMCが3つを製造しています。

省エネ技術が盛りだくさんのIntel Core Ultra

今回の新CPUで注目する点は、分散型アーキテクチャで電力効率化を強く意識した作りになっている点です。

Intelの経営方針的にも、2023年以降のIntelの新しいアーキテクチャは、省エネにシフトして行きます。

ちなみに2023年10月に発売された第14世代は。。Raptor LakeのRefresh版であり微改良元のAlder Lake世代となり実質的には2021年のアーキテクチャで作られたCPUということになります。

なんとCore Ultraでは、低電力アイランドという新しい仕組みで、バックグラウンドタスクを監視することで、稼働しながら、PコアとEコアを完全にオフにすることができてしまうのです。

節電できるのはCPUコアだけではなく、統合DLVRによって、機能ブロックごとに最適な電源供給やカットが可能になっています。

メモリー周りもDynamic Fabric Frequencyなど、帯域幅を必要に応じて調節できるため、こちらも節電!!!

そして最大の目玉は、ようやく製造プロセスの微細化です。今回のCore UltraはIntel 4とアピールされています。TSMCが作る3つの部分もN4の可能性が高いです。

最初の頃の話では、どうも、初登場はデスクトップ版ではなくノートパソコンへの搭載が一番最初に来るような話になっていました。

さすがに、ノートパソコンで最大電力250Wは、今年の冬も氷点下のパリやニューヨークの皆様へ暖かいPCですといった感じで、アピールできるヒーター仕様は考えにくいです。

何も工夫をしていなくても、Intel 7プロセスより遙かに消費電力は下がっています。

これは、かなり、期待ができます。

バックグラウンド系が強くなる可能性あり

Intel CPUが原因か、Windowsが原因かはわかりませんが、Macに比べて、WindowsPCは、ペンタブレットやMIDIキーボードなどの反応が鈍く感じることがあります。

これは、ツッカカッタ感じというか、一瞬遅れているような感覚です。

Windows11 H23H2のアップデートパッチで、フォルダーを開いたときにあったファイル一覧までの、ワンテンポ遅れが若干解消しました。

多分内部的に2回目以降の表示で1回目のキャッシュを参照するなどOS上の処理がチューニングされた可能性もあります。何らかの処理を切り替えによって省いた可能性もあります。

ほとんど、内部の処理に関する影響が大きいと思いますが、カメラやディスプレイなどの制御系処理に、PコアやEコアではなく、Low-Powerコアを使うようになると、音やタイミングなどの処理がより早くなるかもしれません。

これは、CPUコアを専用にすることで、重たい処理や最適化されていないプログラムによるスレッド待ちで、突っかかる頻度が、ソフトウェア処理ではなく専用回路を利用した処理系のように下がる可能性があるからです。

省エネか爆電化の鍵を握るWindows11

ここで、MicrosoftのWindowsが、よっしゃ!!有り余るCPUパワーだーーーOpenAIとの資本協力でChatGPTなどの先進ソースコードも見ることができmacOSを打ち破る秘策としてWindowsにも組み込めるぞぉー。

大口企業契約が必要な月額30ドルのMicrosoft 365 Copilotのプチ版として、部分ローカルCPUで処理によるPersonal CopilotサービスをOffice365にローチンすれば、サーバー電気代も抑えられ、Win-Win。

ライバルのApple macOSへのスペシャルバズーカーとして、ガンガンCPUには働いてもらいましょう。。。なんてことをしなければ。。。節電が進むはずです。。。。

間違いなくインテル第14世代CPUを凌駕する性能

それはともかく、新しいIntelのCPUは、重大なバグで発売後に大幅な機能制限がかからない限り、間違いなくインテル第14世代を凌駕する性能であることは間違いないと思います。

今回のCPUですが、6月、8月、9月頃からCore UltraのIntel発表などの噂は把握していました。

今回は、発売という見出し付きの記事が半導体関連の専門雑誌である日経エレクトロニクス2023年12月号に、掲載されていました。

製造関係の雑誌ということもあり、確実に出るなという予感と、今パソコンを検討している方には、伝えた方が良いかなと思いました。

パソコンの購入を考えている方へ

ふと思ったのですが、Core Ultraは最上位のCPUで、最初からスルーしている方も多いと思います。僕も10年以上前なら、全然関係ないニュースだとスルーしていました。

新しいパソコンの購入は、もうしばらく我慢した方が、良いと思います。

傾向から行くと、12月にCore Ultraが無事に出て、3月ぐらいにデスクトップのハイエンドモデル、5月から6月にかけて、Core i5クラスの新世紀パソコンが出てきそうな予感がします。

Core Ultraに対応した新しいCPUソケットのLGA1851に対応するCPUクーラーも出ており、サプライヤーの準備は整っているように見えます。

さすがに、今パソコンを購入したい状態で、半年待てるかなぁと思います。

11月19日時点でまだ、Core Ultraの登場が話題になっていません。買い控え要因もなく、通常セールが続くと思います。

現在の第14世代または人気になっている第13世代のCPUを搭載したパソコンは、2022年と同じく、クリスマスから正月に向けて、ブラックフライデーセール商品より、1段安いパソコンも出るかと思います。

少なくても、今よりパソコンの価格が上がるとは考えにくいです。

セキュリティ周りを見るとCore Ultraを待つ方が賢明

「法人向けパソコンの勧め」といった記事を書こうと準備をしている最中で気づいたのですが、やはりIntelは2023年頃から法人向けCPUのセキュリティ強化を加速させています。

コンシューマモデルのCPUには、法人向けのIntel vProやAMDのAMD PROに含まれている、セキュリティ機能が反映されていたり強化されていない状態です。

コンシューマ向けモデルとの差別化を狙っているのか、パソコンメーカーからセキュリティ回路周りのファームウェアへのシビアな調節やメンテナンスが必要な機能を無効化するよう要請があったのかもしれません。

とはいっても、日本の防衛省の動きからも2023年度からNIST SP800-171を参考にした「防衛産業サイバーセキュリティ基準」の適用を開始し始めました。

ソフトウェア処理でセキュリティを強化することが難しいIOT系では、セキュリティを中心に添えて強化されたARMの命令セットARMv8-Mがかなり進んでいます。

迷走するので書きませんが、どうやらCPUによるセキュリティが重要視されつつあります。

Windows11のコアプログラムでもCPUのセキュリティ支援機能を有効に活用するようになってきているため、もしかすると、Intel 第14世代が4年後の大型アップデートの足切り対象になる可能性は高い気がします。

CPUなどハードウェア機能をソフトエミュレーションすると劇的に遅くなるため、個人的にはちょっと、今は、様子を見た方が良いような気がしています。

セキュリティ機能に着目した第12世代から第14世代までのIntel CPUの違い(Intel公式ARK)

1998年頃からの自作PC歴が長い人なら、DirectX6や7、8.0付近のATIのRADONとNVIDIA GeForceによるハードウェアT&L(廃語)などを思い出してもらえると、なんとなくわかるかと思います。(対応してないと表示されないか激重)

今の気持ち

最近、個人的に欲しいと思えるパソコン(Macを除く)がなくて、紹介記事も書けず悶々としてきましたが、また色々遊べそうで楽しみです。

ただ、僕の財政事情的に、タイミングが悪すぎるため、今年のクリスマス会のビンゴ大会の景品として当たりそうな年末ジャンボ宝くじの前後賞にでも当選しない限り、2024年の3月か5月以降になりそうな感じがします。

10月に第14世代など発表せず、12月14日の先行発売のCore Ultra 9 185Hを搭載したノートパソコンで期待させ、2024年3月といったデスクトップ版のCore Ultra 5 7 9の発売予告を出しといた方が、準備の面では良かったと思います。

それにしても、思いっきり肩透かしを食う形になった第14世代の発表で、完全に買い換えモチベーションが枯渇し、買い換えはあと3年ぐらい後でもいいかな。。。。なんて思ってしまっています。

とはいっても、冷静に考えると、Core Ultraは省エネシフトで現行のCore iシリーズと性能が拮抗している所もあり、買い換える必要は無いかもしれません。

モバイル向けのNVIDIA RTX4090 Mobileの性能がデスクトップ版のRTX3080付近なのと同じ状況で、省エネだけど性能はそんなに変わらないという可能性もあります。

どうなるかはわかりませんが、12月14日の情報解禁が楽しみです。

Core Ultra 9 185Hを搭載したノートパソコン、いくらなんだろうなぁ。。。

今すぐ購入可能モデルを確認したい方は、ついに真打ち登場 Intel Core Ultra Processor待望の購入可能モデル紹介にて、普通に購入できるようになるまで、現時点で購入可能なモデルを紹介するページを作ってみました。