鏡開き2021年度

こんにちは。今日1月11日は、鏡開きでした。地方によって変わるかもしれませんが、僕の地方ではお正月にお供えした鏡餅を、割って、ぜんざいにして食べています。

回収した鏡餅鏡餅

2020年度は新型コロナウイルスによって大変な一年になり、「正月飾りを鏡餅はまる餅、正月飾りを印刷にして節約で工夫した。」のとおり、鏡餅の代わりに、丸もちを鏡餅に見立ててお供えしていました。

家の文化では1月11日の鏡開きの日に、鏡餅を割る事になっているのですが、昔と違いパッケージをしないでそのままお供えしたお餅と違い、カピカピに堅くなりません。

驚愕の賞味期限を誇る酸素を吸収するパッケージに入った丸もちはしっとりしていました。叩いてもびくともしなかったので割ることを断念しそのままトースターに入れることにしました。

トースターでもちを焼いた

ならべて気がついたのですが、全部同じサイズ見えた丸もち一つ一つが微妙にサイズ違います。選べば上段と下段の直径が違う鏡餅を作れるかもしれません。来年は選別してさらにパーフェクトな鏡餅にしようかなと思いました。

割らずにトースターで焼いたのですが、良い感じに割れています。まずは、焼いている途中の丸もちの状態です。

焼き始めたお餅の状態

これが、焼き上がるとこんな感じになります。

勝手に割れた丸もち

スリットが入っているので、焼くと割れています。ご先祖様にお供えする分はここで、手で割れ目を広げて小さくしました。それにしても、なんて楽なんだ。

昔おばあちゃんに、鏡餅を包丁で切り分けようとしたら、鏡餅は切ってはいけないと言われました。緑のカビを取ったり大変だったことが懐かしいです。

あれいらい木槌だったり麺棒を使い、時には肉叩き棒で叩くという暴挙に出たりと、叩いて割るのは大変。

それが、勝手に割れるなんて、夢のような状態です。

粒あんを水で溶かした鍋に入った、丸もち

焼き上がった丸もちを、粒あんを水で溶かし煮詰めた鍋の中に入れて、一煮立ちさせて完了です。昔は、小豆を浸してふやかし粒あんを作っていました。今回は、1月15日の「小豆がゆ」の時のために小豆を温存し、「業務スーパー」の粒あんを溶かして使いました。

ぜんざいのお椀

いくら、鏡餅をかなり節約しても、お椀は例年通り使いました。リバーシブルってすごく良い。

ぜんざい、盛り付け

器が良いと、やっぱりおいしそうに見えます。

食べ終わった、ぜんざい

こんな感じで、ちゃんと食べきりました。丸もちのサイズは一つ33gで切り餅の半分です。毎年半分苦行のように満腹になるのですが、今年はちょうど良い感じです。

2つも少なくなっていました。さすがに紙の鏡餅は割ることも食べることもできません。家には山羊がいませんので。

印刷物で代用した鏡餅

印刷物で代用した、鏡餅を、ちゃんと剥がして今年の、1月行事である鏡開きは無事終了です。

節約のために鏡餅を丸もちで代用したのですが、丸もちを鏡餅に見立てる工夫をする中で、お正月を迎えるという気持ちになれた点など、鏡開きが思いのほか手間が減らせて、すごく良かったです。

なんとなく、丸もちを使った鏡餅が気に入ってしまいました。今年も、丸もちにしようかなぁ。

鏡開きで甘いぜんざいを作りながら、なんか2020年はいろいろありましたが、結果的にまだ生きていることに感謝の気持ちがわいてきました。

今年も人類にとって良い一年で合ってほしいと願っています。