小正月の1月15日は小豆がゆ

今日に小豆がゆを食べました。我が家では、毎年1月15日の小正月に、一年の邪気を払う目的で小豆がゆを食べる風習があります。

今回は、我が家の多分一番簡単な小豆がゆの作り方を紹介します。そして、おかゆの作り方もマスターできます。保温調理器があれば絶対に失敗しません。保証します。

できあがり

七草がゆが終わり、鏡開きのぜんざいそして、小豆がゆを食べお正月飾りを片付けると、お正月が終わってしまった感じがします。

小豆がゆ

今回は、普段使いのお椀に入れてみました。改めて写真で見直してみたら、なんか修行僧の雲水みたいな雰囲気があります。

七草がゆは、あく抜きから何から何まで、僕のやり方はちょっとこだわりすぎ感がありすぎ引かれてしまうので紹介をやめましたが、小豆がゆはホントに簡単なので、早速作り方を紹介します。

小豆がゆの作り方

通常のおかゆと作り方はほとんど一緒です。ただ、水の代わりに小豆の煮汁を使い、お米と一緒に煮た小豆を入れるだけです。我が家ではお米に対して水が10倍粥にしています。

材料

2~3人分の分量です。

  • 小豆(1/4合)
  • お米(1/2合ぐらい約90ml)

作り方

小豆は大豆などの豆類とは違い一晩つけなくてもふっくら煮ることができます。通常通り小豆を水洗いしてから、最初はたっぷりの水であく抜きのために沸騰させ、2回目で小豆を煮上げ、その煮汁で炊き上げます。

あとは、通常のおかゆと同じように、お米に対して10倍の煮汁を入れてゆっくり煮るだけです。

  1. 計量した米を研いでザルに上げておきます。米に対して10倍の水で炊くための計量です。
  2. 鍋に小豆を入れて沸騰させ1~2分沸騰させ、ザルに開けてお湯を捨てます。再度小豆を鍋に戻し水を入れて沸騰させます。
  3. 小豆が煮えたら、もう一つの鍋などにザルをのせて煮汁と小豆を分け少し冷やします。
  4. 水切りと適度な給水がすんだお米とゆでた小豆を鍋に入れて、米に対して10倍の煮汁を入れます。ザルの上で給水がほぼすんでいますが20分ほど浸しておきます。
  5. 中火で沸騰するまでふたをせず、たまにかき混ぜながら様子を見ます。かき混ぜすぎるとのり状になってしまいます。
  6. 沸騰したら弱火にして、フタをして10分炊きます。
  7. 最後に塩を入れて味を調えます。しっかりした味が好きな方は、浸す4番の段階で塩味をつけておくとお米と豆までしっかり味が付きます。

僕は毎年、炊飯ジャーの内鍋で米をといだ後にざるに空け、炊飯ジャーの内鍋に煮汁を入れています。だから一番最初に米をとぎますが、そういう横着をしない場合は、小豆を煮て冷ます3番の段階でお米をといでも良いかもしれません。

絶対に失敗しない調理器具

6番からは、保温調理器を使うと楽です。我が家では、サーモスの真空保温調理器シャトルシェフが大活躍をしています。

保温調理器とは鍋ごと入る魔法瓶みたいな物です。カレーやシチュー、そしてチャーシューまで中火でコトコト煮る料理が大得意。

真空保温調理器シャトルシェフ KBA-4501
サーモス 真空保温調理器 シャトルシェフ 4.5L(KBA-4501)

これは2代目で、一番最初はタイガーの保温調理鍋を使っていました。買い換えの時に魔法瓶のサーモスに変えました。

タイガーの保温調理器も20年ぐらい使え、こちらも10年ぐらいたっている気がします。ちなみにタイガーの保温調理器は僕がつまずいてフタを壊してしまいました。たぶん、つまずかなければもっと使えていたと思います。

食する

こんな感じで、ふっくら炊き上げることができます。

食べ終わったら、雲水のようにお湯を注いでお椀をすすいで飲むと、なんだか、気持ちがスッキリします。

さあ今年も、がんばるぞー。

おかゆへの応用

応用というのも変な感じがしますが、おかゆは基本的にお米に対して7倍から10倍ぐらいの水で炊き上げればOKです。

お米の量ですが、4.5L鍋では1合は厳しいので、0.5合までです。ポイントはあまりかき混ぜないこと。かき混ぜると、のり状になります。

重湯などをおいしくいただくには、保温調理器を使ってゆっくり炊き上げるのが一番おいしいです。

保温調理器具があればずっと見てなくても薬膳粥風になります。

炊飯ジャーによるおかゆ

すごく前に深夜のショップチャンネルかQVCで、10万円以上する高級なジャーを紹介していたとき、「のり状ではないホテルの薬膳粥みたい~」と紹介していたのを見たことがあります。

生放送の番組中に飛ぶように売れて出演していたメーカー担当者がすごくハイになっていて、ついつい注文してしまいました。試しに保温調理器でおかゆを炊いたら思いのほかおいしかったので、キャンセルして買わずにすんだことを思い出しました。危ない危ない。

炊飯ジャーでのおかゆ注意点

のり状のおかゆを作るのであれば、普通価格帯の炊飯器のおかゆ機能を使う方がおいしく作れます。ジャー利用での注意点としては、お米の量とお米以外を入れないことです。

我が家での爆発事件は2回発生しています。最初は七草がゆをジャーで作ろうと横着をしたとき。2回目はつい最近で間違えてご飯の分量でおかゆモードで炊いたら爆発的な吹き上がりを経験しました。

高速モードと間違えて炊き上げたので、60分も待ってあげくに失敗で、結構凹みました。

最後に

絶対失敗しないなんて、書いてしまったので、失敗談もかかないとなぁと書いちゃいました。おかゆは、しっかり見ていないと行けないので、保温調理器がないと面倒な食材かもしれません。

それでも、おかゆってすごくおいしいので、ぜひチャレンジしてみてください。お勧めです。

サーモス 真空保温調理器シャトルシェフ情報

Amazonで調べてみたらKBA-4501はすでに生産終了となっていました。後継機のKBH-4501はフタがマグネットで固定でき、内蓋が外ぶたに引っかけることができるようになりました。しかしAmazonによるAmazon販売がなくなり在庫が少なくなっているようです。

一方で4501が国産だったのに対し、KBG-4500は型番が1つ減り原産国が中国製に変更されていました。内鍋がフッ素コーティングされたKBJ-4500は、価格が安い代わりに下駄がありません。

タイガーも生産を終了し後継製品を出していないため、なんだか国産の安心できる製品がどんどん無くなっている状態は少し悲しいです。