高嶺のWAVES Mercuryが3段アップグレードで総額約13万円とおつり

WAVESが登録システムを新しくする関係で、現在販売中の既存のシリアルコードの登録が3月26日以降にできなりますとメーカーと日本代理店から発表されました。

WAVES日本代理店のMercury単体版に表示されている通常価格が100万3,200円になっていますが、サウンドハウスのWAVES ( ウェーブス ) / Mercury 簡易パッケージには通常価格が約90万円になっています。価格改定があったのかもしれません。

元々値引きが多かったWAVESのプラグインですが、通常価格100万3,200円の製品ラインナップのほとんどを同梱した最大のハンドル製品、Mercuryが、総額13万円で手に入るチャンスが来ています。

下がりすぎたシリアルコードを一新して、価格上昇に転化するか、はたまた、さらなる値下げまたは、サブスクリプションサービスへの移行になるかはわかりません。

永久ライセンスを安く手に入れる最後のチャンスかもしれません。

【祝報】永続ライセンスおよびWUPの販売再開

まさかの、サブスクリプション完全移行と同時の、単体販売版の完全終了とともに、アップデートプランの終了から一転。

4月3日に、永続ライセンスとなるシングル/バンドル製品とWaves Update Plan(WUP)の販売が再開されました。

よかったなと思いつつ、この状況は1年ぐらいは続くだろうなと思った状態ですが、わずか1週間で復活しました。

単体版の販売が終了しても、アップデートプランは残るだろうと思っていたのですが、全面終了して更にV14でサポート終了は、毎年OSのバージョンが上がるmacOSに対する死の宣告です。

終了直前までWAVES本社でも単体プラグインの多くを29ドルセールで販売していたため、購入ユーザーから騙し討ちだ!!と、アップデートプランがなくなったことに対して、世界中からクレームが届いたのだと思います。結構辛辣な絶縁宣言と失望のメッセージも多かったと思います。

僕も本社へ、新規Mercuryユーザーに対してサブスクリプション無償特典として2ヶ月はないだろ!!登録時点から最低5年間はサブスクリプションを無償にしてくれ!!と一瞬送ろうかなと思いました。

きっと、数ヶ月で元通りになるかなと思いつつ、またやってもーた。。。と諦めていました。飛びつき買いでこういうことがよくあるので。。。

イベントやライブ会場でのワンオペオペレーションの際、ミキシングを自動化できるWAVESのVocal RiderとPlaylist Riderは唯一無二で必須のプラグインです。ミキサーやHDMIスイッチャーをもう一台購入し、Windows11より遙かに安定していて軽くて素晴らしいWindows7のマシンを使うことも考えました。

2つのプラグインのために、毎月3,000円程度のサブスクリプション支払いは、あり得ません。プログラミングを勉強して、スクリプトを自分で書こうかなと思ったほどです。

これで、安心して軽くて省エネなmacOSを利用することができます。

以下、国内正規代理店の株式会社メディアインテグレーションが運営する、MIonline storeからのメール案内より抜粋。
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2023年3月27日、永続ライセンスおよびWUPの販売終了を告知いたしておりましたが、2023年4月3日(月)より永続ライセンスとなるシングル/バンドル製品とWaves Update Plan(WUP)の販売を再開いたしました。
なお、Wavesアップグレード製品の販売再開につきまして追ってご案内させていただきます。

Waves Creative Accessの発表にともない、多大な混乱とご迷惑をお掛けいたしましたことお詫び申し上げます。

今後もお客様にご満足いただける製品をお届けするべく、全力を尽くしてまいります。引き続きご理解ご協力を賜りますよう改めてお願い申し上げます。
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これで、安心して使い続けることができます。

でも、1週間は早いですね。経営陣の舵取りの早さはさすがです。一方で、今後国内楽器販売店での取り扱いはなくなりそうな気がします。

代理店直営販売サイトが残っているため問題ありませんが、今後は、フリープロによる口コミや、雑誌の紹介でさらっと紹介される程度となり、長年代理店営業が積み上げてきたブランドとしては、致命傷かもしれません。

音楽業界はこういうものかもしれませんが、大変だなぁと思いつつ、WAVESがますます良い商品を開発し続け、今以上に使い勝手がよくなることを願っています(アップデートプランがあるから恩恵あり)。

2023年4月10日時点の追記でした。

WAVES 店頭在庫なくなりました

2023年3月8日時点で、国内正規代理店のメディアインテグレーションが運営するMedia Integrationオンラインストアではアップグレード版のMercury以外はまだ購入できます。しかし、直営楽器店のRock oN Line eStore さんと、サウンドハウスさんからは、WAVESのプラグイン商品販売ページが表示されなくなりました。

Rock oN Line eStore:Waves商品一覧
サウンドハウス WAVES 一覧

シリアルコードの影響がない、サウンドハウスさんのWAVESハードウェア機材の方は販売中です。

きっと今頃、メディアインテグレーションさんが直納した、正規取り扱い楽器店から店頭在庫を回収し、WAVESへのシリアルコードの返品または交換手続きを開始しているのかもしれません。

日本国内代理店のメディアインテグレーションさんが取り扱い(取引)をやめてしまうと困るなぁと思いつつ、3月26日以降が気になります。

楽器店から完全に在庫が回収された状態で、再度楽器店での取り扱いをしてもらうための、WAVESとの交渉が大変そうだろうなぁと思います。

購入前に、メディアインテグレーション主要卸売先(MI Div 主要卸売先)に楽器店が表示されていることを確認した方が安全です。

国内正規流通品のWAVESシリアルコードには中古販売や譲渡を禁止と書かれています。国内代理店への登録では購入店舗と日付の入力が求められます。メルカリなどのオークションサイトからの購入はトラブルが予想されます。ご注意ください。

シリアルコードの有効化は、2023年3月26日までとなっていますが、グローバル(地球上)でのタイムリミットなので、世界中からのアクセスによりサーバーダウンの可能性もあります。3月20日ごろまでの登録をお勧めします(僕は3月20日か春分の日となる21日ごろに登録します)。

割引情報まで読み飛ばし→「通常価格100万円のMercuryを13万円で入手する

目次
  1. WAVES未登録シリアル有効期限迫る
    1. 代理店によるシリアルコード登録期限カウントダウンの発表
    2. 購入後に温存していたE-Mail納品ライセンスを見つける
  2. WAVESって何?
  3. WAVESのプラグインアップデートプランについて
    1. WAVESのシリアルコードについて
    2. シリアルコードに付属する1年間のアップデートプランについて
    3. 上位ハンドル製品のアップグレードのメリット
    4. 過去に有効だった未登録のシリアルコードのメリット
    5. アップデートプランの上限金額は重複で超過する
    6. 有効期限が残っている製品を含めると上限を超過する
    7. 上限を超えずに重複プラグインを持つ方法
  4. セール情報について調べてみた
    1. 普段のセール価格について
    2. 為替の影響
    3. 最終ハンドルを売るための作戦?
    4. 新価格は為替の影響を受ける可能性がある
  5. 国内正規流通品のメリット
    1. お店の立場から4月からは安売りがなくなるかも
    2. サブスクリプションサービスの予感
  6. 複数重複プラグインでのアップデートプランの節約法
    1. アマチアが憧れる理想的なプロ的なプラグインの所有
    2. 実際にWAVESの重複プラグインで使っている例
    3. Mercuryは一通り入っているため持っていると便利
  7. WAVESのハンドルを買うなら今?
  8. 店頭のセール価格を調べてみました
    1. 通常価格100万円のMercuryを13万円で入手する
    2. 3月37日に目玉商品として再登場する可能性もある

WAVES未登録シリアル有効期限迫る

未登録のWAVESシリアルをお持ちの方は、2023年3月26日までに登録作業を完了しないと無効になると、2月から代理店がアクチベーションのお願いを発信しています。

店頭の市場在庫やE-Mailによるシリアルコード納品版(ダウンロード版)も含めてすべての、シリアルコードが登録できなくなる可能性が高いようです。

【最重要】未登録のWaves商品シリアルコード登録期限が2023年3月26日に迫っています

代理店によるシリアルコード登録期限カウントダウンの発表

日本市場のWAVES総代理店のMedia Integrationによると、2023年3月26日(日)にWAVESのライセンス登録システムが変更され、変更後に既存のシリアルコードが登録できなくなるため、すぐに登録してくださいと発信しています。

【重要】Waves製品の登録/認証システムが2023年3月26日(日)に変更となります

来年ぐらいに適用しようかなと思っていた、かなり昔にセールで購入したアップデート用のライセンスを持っていたのですが、想定外の出来事にびっくりしてしまいました。

今月15日ぐらいまでには登録した方が安心だと思います。きっと、期限が過ぎても代理店が対応してくれるとは思いますが。。。代理店でも対応が不可能なケースもあります。。。

購入後に温存していたE-Mail納品ライセンスを見つける

3月に入り、日が迫っているために先に、E-MailDL納品のシリアルコードの見つけ方について書いておきます。

「WAVES」のキーワードでメールボックスをチェックしてみると、思わぬものが見つかるかもしれません(僕は見つけました)。

2月中頃に、シリアルコードの登録が3月中頃からできなくなることに気づき、急いでE-Mailに検索をかけたところ、買いっぱなしの単品プラグインがいくつか出てきました。

通販楽器店を含め国内正規流通版となるメディアインテグレーション販売のDL納品版には「Waves製品ご利用方法」が含まれているため、このキーワードでメールの本文検索をかけるとサクッと見つけることができます。

WAVES本社から直接ドル支払いで購入した場合は、購入と同時にライセンス登録が完了するため、登録作業が不要になります。

50ドル以上の購入で1つプレゼントで手に入れたプラグインも登録済みになっているはずです。

SONYのボイスレコーダーや楽器等を購入したときに付属するWAVESのシリアルコードは、地道に探すしかありません。

WAVESって何?

WAVESはイスラエル テル・アビブに本社を構える、音響関係のソフトウェアプラグインメーカーです。

かつてWAVESのプラグインは、オーディオ制作に関係する業界で標準的に使われていました。

主に作曲や音声制作で使われている、コンプレッサーやリミッターにオーディオメーターに、ハードウェアミキサーのソフトウェアエミュレーターなどの、音声エフェクトプラグインメーカーです。

現在はもっと高性能で使い勝手がいいプラグインがいくつか出ていますが、業界標準に近いプラグインがいくつもありました。

時間がないプロにとって音の良さと使い勝手から、現在でも多くの音楽アーティストの楽曲制作に使われています。

ほとんどのレコーディングスタジオにある、プラグイン一覧の中に、WAVES製のPlatinumやDiamondやHorizonにMercuryなどが一覧の一番上に書かれていることが多くなっています。

最近はDAWが入ったPCの持ち込みが前提で、スタジオのI/Oへ接続して録音するケースも増えてきています。

WAVESのプラグインアップデートプランについて

WAVESプラグインのシリアルコードの仕組みについて説明すると、避けて通れないのがアップデートプランになります。WAVESプラットフォームで重要なアップデートプランについて説明します。

WAVESのシリアルコードについて

基本的に、WAVESのプラグインは、シリアルコード登録時点のバージョンを永続的に利用できる権利となっています。

すべてのWAVESのプラグインのシリアルコードには、購入したシリアルコードに対して1年間のアップデートプランがついてきます。

シリアルコードに付属する1年間のアップデートプランについて

WAVESのプラグインには、購入製品に対して登録完了後から1年間のアップデートプランがついてきます。

アップデートプランの有効期間中に、アップデートがあると最新バージョンを使えるシリアルコードにアップグレードされます。

たとえばV12がアップデートプランの有効期間中にV13にバージョンアップすると、V12とV13の永続使用権を両方手に入れることができます(V12とV13は選択制で同時利用はできません)。

アップデートプランの有効期限が切れても、商品ごとに、いつでも再加入することができます。

上位ハンドル製品のアップグレードのメリット

アップデートプランは、アップグレード版にも1年間ついてきます。

基本的に、WAVES自身が、アップデートプランに加入するよりも、少しの金額追加でDiamondからHorizonへのアップデートを推奨しています。

アップデートプランへの加入金額よりも、国内頭販売での特価セール品を購入して時期に備えるメリットがありました。

ダウンロードコード納品以外の簡易梱包版は黄色い封筒に入っています
メディアインテグレーション販売の国内正規流通版の簡易パッケージ版シリアルは黄色い封筒に封印されています

無駄に立派なパッケージに、紙切れ1枚だけしか入っていない事が有名だったFL-STUDIOの箱が、役立っています。DL納品版のメール印刷もすべて一緒に入れてあると、探さなくていいのでいろいろ便利です。

過去に有効だった未登録のシリアルコードのメリット

WAVESのプラグインは購入時期ではなく製品登録時点から1年間の無償アップデートサービスがスタートします。

登録システムを新しくすることで急にシリアルコードの登録期限が発生しましたが、今まではWAVESのプラグインのシリアルコードには登録期限がありませんでした。

そのため、プラグインを使い始めるギリギリまで温存して、商品についてくるアップデートプランのスタート時期を開けた方がいいケースがありました。

WAVESからの直接購入では、購入直後に製品登録が完了するため、時期をずらす事はできません。

ほかのWAVESプラグインのアップデートプランの期限が、残り6ヶ月付近にあると。。。登録時期を調節した方がいいケースもあります。

アップデートプランの上限金額は重複で超過する

WAVESのアップデートプランの料金計算は非常に複雑のため、アップデート対象を選択してみないと金額がわかりません。

アップデートプランがセールになることも時々ありますが、ほとんどの場合、アップデートプランの加入費用と、セールによる新規購入との差額が、2,3ドルしかないことが度々あります。

よく使うプラグインだと、2つ3つ購入したくなりますが、長い目で見ると、重複所持のメリットがありません。

有効期限が残っている製品を含めると上限を超過する

悩ましいことに、期限切れのアップデートプランと期限が少し残っている製品をアップデートプランの選択に含めると、上限金額を超過します。

WAVESのアップデートプランは、すべての製品が期限切れになった段階で登録するのが金額的に安くなります。

上限を超えずに重複プラグインを持つ方法

ハンドル商品に入っているプラグインを2台目や3台目で利用するには、ハンドル商品とは別のハンドル商品か単体プラグインを所持するのがお得です。

実際にハンドル版の中で使う定番プラグインは、別のパソコンでも使いたくなることがあります。

そういったケースでは、ハンドル版に入っているプラグインを、目的のプラグインが入ったハンドル製品や単品プラグインを購入することで、別のパソコンでも使うことができます。

ここで心配になる、アップデートプランの上限金額の超過ですが、別製品のため重複による上限超過にはならず、240ドルに納まります。

後でまた具体例について説明しています。

セール情報について調べてみた

購入したライセンスが登録できなくなるということは、市場ライセンスも大変なことになっているのかなと思い調べてみたところ。。。。高額なハンドル版の在庫一掃処分セールが行われていました。

単品セールで20万円以上するWAVESプラグインがほとんど入った最上位のMercuryハンドルですが、2019年頃からワングレード下のHorizonからのアップデート版が9万円台でセールという案内が時々メールに届いていました。

2020年頃には80%OFFの87,500円付近のセール価格を見た記憶があります。そのときは、9万円?高いなと感じました。

最初は8万円台後半のセール価格を見て検討した記憶があったのですが、2023年2月27日時点で正規取扱店ではどの店でも98,016円で売られています。

と思ったら、1月のセールでは約12万円になっていました。価格がほんとによくわかりません。同時開催で10%ぐらいの割引クーポンに、購入価格の3%から7%ぐらいのポイントバックなので10万円ぐらいでした。

よく見ると、最大でも1万円ぐらいの価格の上下であり、劇的な値下げが起こっているわけではないようです。

2月中旬に気づいたときにはメディアインテグレーションのWAVESアップグレード版では受け付け終了になり現在はリストにありません。直営ショップのロックオンさんもMercury Upgrade from Horizon(Rock oN) で数日前まで購入できたのですが現在は完売しています。

サウンドハウスさんのWAVES Mercury Upgrade from Horizonにはまだ残っています。3月6日まで開催されていたサウンドハウスさんのWAVESキャンペーンが終わり、販売ページが3月7日に表示されなくなりました(今後取り扱いなし?)。

割引情報まで読み飛ばし→「通常価格100万円のMercuryを13万円で入手する

普段のセール価格について

以前から、正規流通販売店では、国内正規代理店のメディアインテグレーションさんのショップでのキャンペーン価格と連動していることが多いため、仕入れ価格と販売がどうなっているのかはよくわかりません。

例えば、通常36万円で販売されている商品が、キャンペーンで12万円になると、どの店でも12万円の価格にそろいます。

事情はよくわかりませんが、正規流通を取り扱うお店では、販売実績に対してキャッシュバックがある契約なのかもしれません。

為替の影響

3月26日付近まで粘ればもう少し安くなるかもとみていましたが、1ドル115円台のだった頃から変わらない税込み約437,000円からすでに78%程度割り引かれており、これ以上割り引くことが難しい状態にも見えます。

通常価格の437,000円を115円で割ると3800ドルになり、為替を150円で計算すると約57万円付近が通常価格になります。98000円は82%OFFあたりのセール価格かなと思います。

最終ハンドルを売るための作戦?

メーカーと直接交渉ができる代理店による発表から店頭在庫に有効期限が発生した状況で、仮に販売店でも交換ができないとなると、売り切るしかありません。

お店や代理店が高額商品を売るために、別の手段を考えたようです。

それが、最上位のMercuryへのアップグレードに使える、Horizonライセンスを割引販売することで、両方買ってもらおうという作戦です(あくまで予想)。

通常4万円から3万円台中盤でセール販売されていたHorizonがなんと、2万円弱で販売されたのです。これなら、9万円のMercuryもお得に見えてきます。なるほどなと感じました。

2月13日ごろに始まったような大特価ですが、着々と、HorizonからアップグレードできるMercuryが売り切れていきました。

新価格は為替の影響を受ける可能性がある

新商品入れ替えとなると、現在の為替変動を反映させた通常価格になりそうな気がします。

2023年2月末現在、WAVES本社では、Mercuryに入っているほとんどのプラグインを一律29ドルセール対象として販売しています。

一律29ドル対象のプラグインですが国内セールでは4,400円になっています。単純に29で割ると1ドル150円になります。

現在為替が1ドル135円付近なので10%はかなり良心的です。気持ち的には160円ぐらいにしたいだろうなと思います。

ちなみに、3DCG系の業界標準である、HoudiniやCinema 4DにZBrushなどの、代理店では、急激な為替変動により通常価格はなくなり、すべて見積もり販売の時価価格になりました。。。

国内正規流通品のメリット

国内代理店から購入すると、国内サポートや日本語マニュアルがついてきます。

プラグインの使い方がわからなかった頃、代理店のメディアインテグレーションさんに、電話相談をして、いろいろ教えてもらいかなり助かりました。

音楽関係の代理店としてはメディアインテグレーションさん以外のも、UVIやFL-Studioのフックアップさんもありますが、総じて代理店としてサポートがしっかりしています。

そのため、僕はメーカー直売よりも代理店による国内正規流通版を購入することが多いです。特に、PCが故障したときのアクティベーションの解除など、結構な頻度で起こりえます。そういうときにメリットを感じると思います。

なんとなく、今回の商品総入れ替えで、お店が在庫を絞り、店頭販売価格が高くなるのか、WAVESのセール価格がさらに下がるのか気になるところです。

お店の立場から4月からは安売りがなくなるかも

僕が販売店の立場なら、こんなに急にシリアルコードが無効になって投げ売りをしないといけない商品の在庫を、次の製品でも仕入れるか?と、悩むと思います。

きっと、よほど条件がよくなければ、店頭在庫を持たないと思います。

サブスクリプションサービスの予感

もしかすると、今回の登録システムが新しくなった理由は、サブスクリプションサービスの開始を予定しているからかもしれません。あくまで予感です。

仮にサブスクリプションサービスが始まると、バージョンアップで使えなくなることが多いmacOSの場合は安くなると思います。一方でWindowsの場合は長く使えるので永続版の方が固定費が下がると思います。

アップグレードプランの上限240ドルを下げるとは思えないため、始まるとするとアップグレードプランよりも上の金額か使用できるプラグイン数の制限などにより月額2600円から3600円ぐらいが相場のようにも感じます。

価格帯的にも、AdobeのサブスクリプションサービスのCreative Cloudコンプリートプランは年間72,366円ですが、11月頃や季節ごとのキャンペーンで半額相当になります。

Cloudコンプリートプランとは別契約となる3D関係のAdobe Substance 3D関連のSubstance 3D Texturingも月額2,398円から、全部入りのSubstance 3D Collectionは月額6,028円で、11月セールなら年間契約で4万2千円付近(月額約3500円)付近になっています。

10年前ならともかく、WAVESのプラグインがAdobeほど強くないため、月額30ドルのサブスクリプションが受け入れず更にブランド力が落ちる予感もあり、サブスクリプションの可能性は低いとは思います。

とあるソフトがサブスクリプションサービスへの移行で失敗して、単品販売へ回帰したケースもあるので、一時的にはサービス移行はあるかもしれません。

複数重複プラグインでのアップデートプランの節約法

とはいいつつ、全自動のVocal Riderプラグインをイベントのリアルタイム調節で使うことが多いため、機動用のパソコンと、制作用のWindowsパソコンで2本使っていました。

現在は省エネのためMacBookProを使っているため3本目が必要になり、3本目をどうするかが今の悩みどころになっています。

やり方としては、HorizonとMercuryとVocal Riderを1本持つ方法。ライセンスを分けてVocal Riderだけのライセンスを持つ方法の3パターンが考えられます。

ここで問題なのが、アップデートプランです。3本持ちなら240ドルですが、2つにライセンスを分けると240ドル+30ドル程度が必要になります。

なんとなく、業務用?的な使い方になっており。。。経費でしょここ悩むところ?と思うかもしれません。

アマチュアとしてLIVE活動などをやっていたり、YouTube配信をやっている方にとって、3本持ちという荒技という考え方も、悪くないかなと思い記事に書いてみました。

思いついたきっかけが重複したHorizonライセンスで、いや。。。あまり、知られたくない、浪費の記録です。。。

アマチアが憧れる理想的なプロ的なプラグインの所有

ちなみに、WAVESのハンドルライセンスの中から必要なプラグインを単体で選んでインストールすることは可能です。ただし、一つのハンドルに入ったプラグインを別々のパソコンに分けて利用することはできません。

アクティベーションを切り替えるだけで対応ができます。とはいっても、いろいろ試しているうちに結局全部入れて、膨大なプラグインライブラリーをさまようケースが多くなっています。

職業プロはきっと、必要なプラグインをしっかり整理して効率化していると思います。

理想的には、いろいろ入った最上位ハンドルのMercuryより定番プラグインが一通り入ったGoldに、必要最小限の単品プラグインで固めた、必要最低限のアカウントにするのが一番だと思います。

プラグインライブラリから探す手間やSSD容量も節約できアップデートプランも年額120ドル程度に抑えられ、いいことづくめに見えます。そういう使い方ができたらいいなぁと個人的には思ってしまいます。

指で数えれる7つ道具ぐらいシンプルなのがやっぱりかっこいい。

一方で、楽曲制作をしているプロの方は、WAVESの挟むだけで楽ちん設定のプラグインをアクセントで使う人も多いそうです。

WAVESのプラグインは、複雑なプラグイン同士のワイヤリング的なジャンパリングや、パラメータ設定をしなくても、プラグインのノブ一つで簡単に独特な音にしてしまうエフェクトプラグインがたくさんがあります。

抜けが悪い、パンチが効かない、ハモりを入れたい、ロボットボイスにしたいなど、専用の単機能プラグインがいくつも新発売され、ベストセラー以外のプラグインはほぼ、Mercuryハンドルに追加されてきています。

監督やクライアントから、○○風な感じというオーダーがあったとき、簡単に対応したり、プラグインが使える別案へ受け流したりすることができます。

こういったワンポイントに使うやり方も、時短となりプロ的な使い方だと思います。

実際にWAVESの重複プラグインで使っている例

WAVESのプラグインで複数の重複ライセンスを使っているプラグインは、Vocal RiderやPlaylist Riderと、従来のワンノブタイプのNS1 Noise Suppressorとうノイズリダクションプラグインです。

最新のClarity Vx Proというノイズ除去プラグインがなかった頃は、iZotopeのRX系のプラグインより軽い従来のワンノブタイプのNS1 Noise Suppressorを現場で重宝していましたし、今も重宝しています。

Vocal Riderより使いやすいPlaylist Riderは、話者によって調節なマイクのミキシング作業を自動化でいるため、ワンオペでは必須のプラグインになっています。ボランティアのスタッフにミキシングを任せるより100倍安心です。

Playlist RiderやNS1は、単体プラグインのほかに、Content Creator Audio Toolkit(ロックオン) と、Mercuryにハンドルされています。

サウンドハウスでは、【数量限定】Waves Goldバンドル購入で「Vocal Rider」プレゼント!(3月6日まで)キャンペーンが実施されています。GoldとMercuryの2ライセンス持ちもありかも。。。

Mercuryは一通り入っているため持っていると便利

そこそこ、ツボにはまるプラグインがあるため、映像制作や公聴会などのライブに楽曲制作などをするなら、WAVESのほとんどのプラグインが入っているMercuryは便利だと思います(購入したり購入後のプレゼントで選んだ単体プラグインがほとんど入っています)。

単体やほかのハンドル商品と併せて、アップデートプランの上限超えがないため、Mercuryが一本あると2本持ちや3本持ちのサポートになると思います。

金額的にも、アマチュア的な何でも屋にとってみると、カメラのレンズに比べればよっぽど安く感じてしまいます。採算度外視はアマチュア特権だと思います。

WAVESのハンドルを買うなら今?

もともと、WAVESのシリアルコードには登録期限がありませんでした。

お店で購入する場合、シリアルコードのみがE-Mailで送られてくるパターンと、封筒に封印された状態で届く2パターンがあります。

シリアルコードをメールで納品するお店なら、在庫をそれほど確保しなくてもすぐに、代理店に注文をかけることで補充ができます。

一方で、封筒に封印された状態で販売しているお店の場合、一定数の在庫を用意する必要があります。

すでに2月中頃には、店頭在庫の一掃セールが始まり、E-Mailによるシリアルコード納品のお店では売り切れ状態になっています。

メディアインテグレーションでも、受注受付を中止しているため、完売中になった在庫の復活は、3月26日以降になると思います。

なんとなく、今回の急なシリアルコードの無効による旧シリアルコードの一掃は、お店や代理店にとっては面倒な出来事にみえます。

売り切れになるなどそれなりに在庫一掃が完了したお店もありますが、万年セールで在庫を持つのも大変なので、取扱店が減るか注文商品扱いでセールも減るかもしれません。

一方でドル決済によるメーカー直接購入では、新しいプラグインも3ヶ月もしないうちに、大幅な値引きや、50ドル以上購入で1本プレゼント対象になったりもするのでこのまま、ディスカウント路線で行きそうな気もします。

店頭のセール価格を調べてみました

冷静に考えると、自分が使うプラグインが入ったハンドルを購入し、必要なら単体でプラグインを購入していくのが一番賢いやり方だと思います。

ただ、新しいプラグインを見るとついつい購入したくなってしまう場合は、全部入りに近いMercuryを購入するのも手だと思います。

Windowsと違いMacはmacOSのバージョンが上がると、動作保証から外れてしまいます。そうなると、アップデートプランを1年加入することになります。

新しいプラグインはMercuryに追加されることもおくあり、ついつい新しいものを買ってしまう場合には、Mercuryもありだと思いました。

GoldとHorizonとMercury Upgrade from Horizonによる3段アップグレード

通常価格100万円のMercuryを13万円で入手する

Mercuryの入手に20万円以上必要なら考え直しますが現在、最上位のMercuryが13万円で入手できるようになっています(3月8日時点に楽器店での取り扱いがなくなりました)。

WAVES 店頭在庫なくなりました

2023年3月8日時点で、国内正規代理店のメディアインテグレーションが運営するMedia Integrationオンラインストアではアップグレード版のMercury以外はまだ購入できます。しかし、直営楽器店のRock oN Line eStore さんと、サウンドハウスさんからは、WAVESのプラグイン商品販売ページが表示されなくなりました。

Rock oN Line eStore:Waves商品一覧
サウンドハウス WAVES 一覧

シリアルコードの影響がない、サウンドハウスさんのWAVESハードウェア機材の方は販売中です。

きっと今頃、メディアインテグレーションさんが直納した、正規取り扱い楽器店から店頭在庫を回収し、WAVESへのシリアルコードの返品または交換手続きを開始しているのかもしれません。

日本国内代理店のメディアインテグレーションさんが取り扱い(取引)をやめてしまうと困るなぁと思いつつ、3月26日以降が気になります。

楽器店から完全に在庫が回収された状態で、再度楽器店での取り扱いをしてもらうための、WAVESとの交渉が大変そうだろうなぁと思います。

購入前に、メディアインテグレーション主要卸売先(MI Div 主要卸売先)に楽器店が表示されていることを確認した方が安全です。

国内正規流通品のWAVESシリアルコードには中古販売や譲渡を禁止と書かれています。国内代理店への登録では購入店舗と日付の入力が求められます。メルカリなどのオークションサイトからの購入はトラブルが予想されます。ご注意ください。

シリアルコードの有効化は、2023年3月26日までとなっていますが、グローバル(地球上)でのタイムリミットなので、世界中からのアクセスによりサーバーダウンの可能性もあります。3月20日ごろまでの登録をお勧めします(僕は3月20日か春分の日となる21日ごろに登録します)。

2月中頃まではまだ、Horizonを2万円程度で単品購入した後に、HorizonからMercuryへ9万円程度でアップグレードのパターンがありましたが、すでに完売しています。

Horizonもセールにより3万3千円付近で売られることはありましたが、ワングレード下のDiamondよりも安い2万円は、驚愕の価格でした。

一番最初の完売は代理店サイトのメディアインテグレーションです。次に代理店直営のロックオンさんでの在庫がつい最近なくなり、2月28日時点でサウンドハウスさんにHorizonからMercuryへのアップグレード版の在庫が残っていました。

サウンドハウスさんでは3月6日までWAVES商品のキャンペーンをしています。5%分のポイントはキャンペーン期間中の特典かもしれません。

2023年3月7日ごろサウンドハウスさんからお得なアップグレードパッケージが表示がされなくなりました。ホビー三昧Dはサウンドハウスさんとアフィリエイト関係にあるため、URLリンクを一時的に外します。

  • WAVES ( ウェーブス ) / Horizon ホライズン ダウンロード納品
  • WAVES ( ウェーブス ) / Mercury Upgrade from Horizon

2月中頃にはあった単体版のHorizonの価格が通常に戻っています。今できるのは、3段階のGoldハンドルを購入してから、Horizonにアップグレードして、最上位のMercuryまでアップデートする方法です。

  • WAVES ( ウェーブス ) / Gold Bundle ゴールド 簡易パッケージ
  • WAVES ( ウェーブス ) / Horizon Upgrade from Gold
  • WAVES ( ウェーブス ) / Mercury Upgrade from Horizon

3段階のアップグレードでも13万円払うとおつりが返ってきます。

2023年3月8日時点では、サウンドハウス WAVES 一覧から、Mercuryへつながるアップグレードパッケージや主要なプラグインの販売ページがなくなりました。

販売終了と表示されるWAVES ( ウェーブス ) / Horizon Upgrade from Platinumなどが残っていますが、Google検索結果への掲載を目的としたSEO(検索エンジン対策)的には、今後取り扱いをしない決断をしているようにも見えます。

サウンドハウスでは【数量限定】Waves Goldバンドル購入で「Vocal Rider」プレゼント!(3月6日まで)キャンペーンまでしていて、GoldとMercuryの2ライセンス持ちもありかもと紹介しました。

サウンドハウスさんでは、WAVESの代表プラグインの一つに見えるVocal Riderプラグインを放出した時点で、販売トラブル防止のために、損金計上扱いで取り扱い終了をした可能性もあります(サウンドハウスさんは国内最大級の楽器店です)。ロックオンさんはメディアインテグレーション直接運営なのでSEOは気にしていないと思います。

3月37日に目玉商品として再登場する可能性もある

買いそびれたと思うと、妙に惜しく感じます。まさか、販売終了や取り扱い終了になるとは。。。そう思っている方も一定数いると思います。

3月27日にサウンドハウス WAVES 一覧に表示されたWAVESセールを発見できたらかなりラッキーです。

僕自身ですが職場での外部イベント用にGoldハンドルとVocal RiderのセットにMercuryが入ったフル装備を検討していました。

2万円程度安くなっただけで、ずっと15万円ぐらいでアップデートできる状態が続いていたので、そんなに急いでいませんでした。

だから、6日のキャンペーン後にさらに安く販売されるかもと、狙っていました。僕以外にもそう考えていた人はいると思うので、3月27日の2週間程度の期間と数量限定の目玉商品として再登場も考えられます。

仮に代理店さんが新発行シリアルへの交換手続きを行っていた場合、3月27日ごろWAVESプラグインの再取り扱い販売によるスタートダッシュとして、超目玉が出る可能性もあります。

勝手な想像ですが、メーカー(WAVES)が返金を伴う返品を受け付けるとは考えにくいです。可能性としては交換です。

2週間あればなんとか1000個ぐらいまでなら、交換更新手続きができそうな気もします。

仮に代理店とメーカーの契約交渉により、旧シリアルと新規シリアルの交換が可能という前提で書きます。

プランとしては、代理店が直接納品している正規取り扱い楽器店から店頭在庫の回収を行い、楽器店から返送された封筒を開封しシリアル番号を手書きで写し取り、WAVESへ送付する一覧に入力します。

返送により、楽器店への返納の見込み数が確定した段階で、プリントパックなどのオンライン印刷サービスへの工場予約を押さえます。

工場のライン予約さえ確保できていれば原稿の最終入稿から通常納期でも1週間程度で封書の作成が完了します。東京都内なら直接受け取りにいき、3日程度で検品同時に楽器店へ納品します。

このプランなら2週間程度で、間に合いそうにも見えます。2週間のブランクにより、サウンドハウスで購入後に、他店でより安い値段に気づいた場合での差額分の保証がある国内最低価格保証も回避できます。

代理店とWAVESとの価格交渉がうまくいけば、再登場による目玉商品としてサウンドハウス WAVES 一覧に登場する可能性は高いです。ただ。。。13万円で可能だった現状価格より安くなる可能性は低いと思います。

今は新興のプラグインも多くWAVESも埋もれているため、たとえ再販されたとしても、楽器店がお取り寄せ商品として入荷数を極端にへらしてしまうと、収束してしまう可能性も高い気もします。

3月27日から2週間程度は、気にしているといいことがあるかもしれません。

クーポン入手をお忘れなく

サウンドハウスさんでの購入は、一番最初にクーポン配布ページ(サウンドハウス)のチェックすることを強くおすすめします。クーポン配布ページを探し回ることが必要な楽天と違い一覧としてまとまっているので、ここをチェックするだけでOKです。
選んだ商品を見失うことも多いので、購入したい商品が見つかったらページ右上のロゴを右クリックして新規ページで開きログインしてクーポンを入手することをお勧めします。

別タブページでも注文画面にある「取得済クーポンはこちら」をクリックすると、所持しているクーポンを選択できるのでコードを入力する必要はありません(直接コード入力も可能です)。
全品ポイント還元率UPクーポンや対象商品2,000円引きなど、後から気付くとショックが大きいクーポンがよく出ています(僕は忘れがちで過去数回クーポン忘れを経験しているので強く書いてみました)。

とりあえずログインして、クーポン配布ページ(サウンドハウス)からクーポンを受け取り「戻る」で配布ページに戻りを繰り返し、全部手に入れてから、ゆっくりマイページから、クーポンをクリックして対象商品一覧に買いたい商品があるかを確認するのが吉です。

買った後に10%OFFクーポン対象と気づいた後の悲しさは。。。計り知れません。実際に1年以上悩み、セール価格で1ヶ月も悩んだ楽器で購入直後に、たまたま1日限りで登場した20%OFFクーポンに気づき18,000円も差がついたことがあります(TT)/。