2020年12月に、コロナウイルスの影響でお財布がきつい中、迷った結果、鏡餅は丸もちに変更し、正月飾りは印刷物で済ませたところ、節約のつもりがむしろ、手間暇をかけたこちらの方が、精神的に正月らしくなったので記事として公開しました。
映画「武士の家計簿」のシーンに晴れの結婚式で尾頭付きの鯛を準備できなくて、絵の鯛で代用したというエピソードをおもいだしました。なんとなく、それでいいような気がします。
2021年度も印刷で済ませ、2022年12月は物価高で印刷にしてしまいました。2022年版として記事の全面リライトを考えましたが、2020年版の記事のまま、3回目となる2022年の工夫を追記する形にしました。
餅代に腐心した2020年
2020年はスーパーで鏡餅の値段を見るたびに、躊躇してしまいました。新型コロナウイルスの影響で、残業代やらボーナスやら色々減ってしまったからです。そして、迷っているうちに27日なってしまいました。
そんな中、スーパーで見つけた一番安い鏡餅が、税抜き158円だったのです。98円の充填鏡餅もありましたが、そちらはやめました。
なぜなら、鏡開きの時に量が多い上に味がいまいちだからです。やっぱりおいしい方が良い。それに、自分が食べておいしくないお餅を神様にお供えするのも気がひけます。
鏡開きの時に割ったお餅をお汁粉で食べるのは僕の住んでいる地方だけなのでしょうか?
市販の鏡餅が高いので作ってしまおうと1kg898円の餅米を買ってきて、ほぼ発酵機としか使っていないパン焼き器の餅つき機能で準備することも考えました。
ただ、90年代の餅つき機で作ったお餅があまりおいしくなかったことを思い出しました。さらに、鏡餅の形にする自信がありませんでした。
一番の心配は、昔と違い裸のお餅はカビの心配があります。
色々あって、だいぶ前からパックされた鏡餅をお供えしてきました。今年も、それが厳しい。
こんな年こそ健康第一で厄払いをしたいし、29日の二重に苦しむなんて縁起が悪そうな日に飾りたくないと思い、いろいろ考えを巡らした結果、印刷して飾りを用意して、28日に飾り付けることにしました。
その計画は、玄関のしめ飾りだけ購入し、鏡餅は丸もちで代用するだったのですが、調べていくうちに鏡餅は二重の丸もちで円満のような意味があることを知り、予備がなくなってしまいました。
最終的に、トイレや浴室と廊下など足りない分は写真で代用することにしました。
鏡餅のコスト
2022年になり、物価高騰で1個500円から800円ぐらい出さないと、立派な鏡餅は買えません。2020年の価格と併記することにしました。
我が家には洗面所やお風呂場やトイレも入れると8部屋あり、例年通りすべての部屋に鏡餅をお供えすると。。。。合計で税込み1,365円(2022年は3,380円)になってしまいます。
といっても、小部屋を含めた5部屋は289円(2022年は528円(税抜き480円))の飾り付き鏡餅を予定していたので、全部で税込み2640円になります。去年は気にならなかったんだけどなぁ。
書いてみて気がついたけど、それほど高い買い物ではない気がしてきました。しかし、スーパーでの感覚は違いました。158円(217円)の鏡餅は66gしかないのです。となりに陳列された切り餅は1kgで648円(2022年は712円)。8個で528gとなると、約3倍もグラム単価が高いのです。。。コスパ最悪です。
大阪から来ていた人から聞いたのですが、関西方面では四角い切り餅より、丸餅の方が一般的らしく、僕の住んでいる地区は四角い切り餅が一般的で陳列された種類が少ないのです。
そんな中、1つだけ330gで450円(2022年は495円)の10個入りの33gづつ個別梱包がされた丸餅を見つけました。それを今年は、鏡餅の代わりに使うことにしました。買ったときには結構節約した気になっていました。
以前大晦日に慌てて鏡餅を買いに行った年のことです。300円代の鏡餅が売り切れていて800円以上(2022年なら1650円)の大きい物しか残っていなかったのです。しぶしぶ1つだけ買って残りを、たまたま売っていたサトウの丸もち1kgで、代用しました。
その結末は、怪我の功名ではないけど、鏡開きの時に普通の鏡餅よりおいしかったのです。一つだけ買った800円の鏡餅と中身がほぼ同じだったので、今回は速攻で選ぶことができました。
2020年ごろでは充填式より鏡餅のケースの中に丸もちや切り餅が入っている物が増えてきています。
正月用のお餅の調達について
今年のお餅は、元旦の分だけお米屋さんのお餅で後は、特売で買ったサトウの切り餅にしてしまう予定です。なんて言ったって、1kgで648円。うはぁ~~さすが大安特別セール価格♪
30年以上の老舗のお持ち屋さんでしたが、2021年に閉店してしまいました。店主が歳も歳だからとおっしゃっていましたが、ちょっとショックです。
個人的にサトウの切り餅は、煮ても崩れないし、お米屋さんのお持ちと比べるとつぶつぶ感などに違いがあるけど、おいしいので気に入っているのです。それにしても、2020年12月時点で驚きの賞味期限が2022年10月までとある。すごいなぁ。
ちなみにお米屋さんの切り餅は、冷凍庫や冷蔵庫で保管しないと、3日でカビが発生して、仮にお供え物として飾ったとすると鏡開きの時には、カビだらけで食べられないし、カチカチで割るのも大変そうと感じます。
鏡開きは割るのが本式で伝統的なのですが、昨今の住宅事情ではカビの方が心配です。
それにしても、賞味期限が2022年の6月とか10月までってすごい。てっきりお店で選んでいるときに、来年が2022年だと勘違いしてしまいました。2021年飛ばし?
ちなみに、記事を書くために調べたのですが、サトウの切り餅はAmazonでも買えるらしく、値段はかなり変動するらしく近所のスーパーより高いときと、安いときがあることを知りました。
今回使った丸もちは、サトウの丸餅 つきたてシングルパック 1kg(スーパー価格756円前後)ではなく、うさぎもち 一切れパック 丸もち 330g(スーパー価格486円)でした。2020年12月30日時点で、どちらも1000円近く、丸もちに限っては、一時的に在庫切れになっています。ギリギリになると売り切れるようです。
スーパーへ探しに行く前に関西地方以外ではなかなか見ることが少ない丸もちを、ネットで買えるかなと検索したときには出てこなかったのに、見つかるときには見つかる物ですね。
ここまでは、準備が必要な買い出しで、次は、正月飾りを見ていきます。スーパーでもお手頃な飾りもあるのでその価格感を確認しておくのも良いかもしれません。
2021年はサトウの丸餅を購入し、2022年はうさぎもちに戻りました。
2021年に正月飾りようとして購入したサトウの丸餅の賞味期限が、2023年2月になっており、2022年に店頭で見たとき賞味期限が2023年6月になっていました。関西ではないので切り餅に対して割高な丸餅が売れないのかもしれません。
さすがにお正月のお餅は新しい方が良いと思い、別の店で2024年6月のうさぎもちにしました。
正月飾りを印刷で済ませる
最初の2020年の時ですが、鏡餅は丸餅を2段に重ねて円満のような意味があるらしく、最初は丸餅を一つだけ備えるつもりでした。10個入りのため居室の5セット作ると、玄関とトイレ分の3セットが足りなくなったのでした。
トイレの神様など、やはり何かをお供えしないと気が済まないと、お風呂に入りながら、丸餅の台紙に四方紅(しほうべに)を作ろうと考えていたら、良いアイディアが浮かびました。
そうだ、正月飾りを印刷をしてしまおう。ということで、イラストACで探してみたのですが、なかなか気に入った物がなく、写真ACで、良さそうな写真を何個か見つけて印刷してしまいました。(記事のトップ写真にある印刷物に使った素材のリンクです)
使った写真のリンクをのせておきます。写真ACでは色々な素材がありますが、そのままWordに貼り付けてA4に印刷するのに便利だと選んだリンクをのせておきます。
注意:印刷目的なのでダウンロードサイズは「無料会員はダウンロードが9回まで 」を選択してください。という制限は、サイズ違いでもカウントされると利用規約にありました。
写真ACは、商用利用可能なロイヤリティフリーの素材サイトで、決して怪しいサイトではありませんがダウンロードには無料会員になる必要があります。月額千円以上の制限がない有料会員サービスが提供されていますが、無料会員は一日に検索5回とダウンロード9回までの制限がありさらに、1枚ごとに15秒間の待ち時間があります。良い点は、無料会員も有料会員も利用条件が同じ為、無料会員としてダウンロードした画像を、お店のポップなどでも安心して利用することができます。
Wordに貼り付けて印刷して。。。。明日に備えたのでした。正月飾りは28日がお勧めで、29日は二重に苦しむなんていういやな読み方ができるので控える必要があるらしいです。30日は控え日で、31日はギリギリすぎて良くないとか。
いろいろあるんだなぁと思いながら、準備万端。
2022年は、注連飾りのオリジナルを撮影して追加
2021年に画像の切り抜きなどをシェイプアップしたファイルがあったのですが、2022年に再度新しい絵を写真を探しました。2020年と2021年にとことん選んだため、更にいい写真が見つかりませんでした。
鏡餅の候補がいくつかあったのですが、良く見るとプラスチック容器の鏡餅でした。せっかくなのに印刷して飾るのも何だかなと思い、2020年の写真を使いました。
正月飾りですが、2020年に購入した無印のしめ縄が気に入ったので、2021年も12月28日に購入しに行ったら、すでに売り切れ状態でした。どうやら、正月飾りはクリスマス前までに購入するものらしいです。
と言うことで、2022年は早めを意識して、11月末に用事で京都に行ったついでに立ち寄った下鴨神社の正月用注連飾りを用意しました。
下鴨神社の正月用注連飾り
下鴨神社の正月用注連飾りには説明があり、結びには魔除けと今年1年円満に過ごせますようにと言う願いがこもっているそうです。
12月25日から1月15日を目安に玄関などに表向きにつるしてください。向き、方角は気になさる必要はございません。その後はお近くの神社等にお納めください。とあります。
打ちの地域ではお納めに大問題があり、お盆飾りも何もかも、町のゴミ収集袋に直接入ってしまうのです。。。困った物です。
それはさておき、今回は、オリジナルを真ん中に飾り、写真を撮って印刷をして少し増やしました。2020年から印刷で派手にやっているため、今年もそうしないと何となくさみしいと思ってしまったからです。
下鴨神社の正月飾りを沢山購入するだけの気持ち的余裕はありません。いやいや、2年分の奮発で3年分相当です。
正月飾りの撮影方法
撮影方法について、良い方法があったので紹介します。
やはり、フラッシュなどで照らすより自然光の方が綺麗にとれるため、10時か1時頃の太陽光線に角度がある時間帯に綺麗に拭いた窓ガラスをつかって撮影しました。
太陽光線が当たる窓ガラスの外側に、正月飾りより大きな白いコピー用紙を貼り付け、正月飾りはガラスの室内側にセロテープで止めてます。
普通のセロテープであれば、撮影したときにセロテープは白飛び状態になり消えます。
逆光状態となり少し正面が暗くなるので、白いレースカーテン等を使って軽く反射させ照らすと、正月飾りの影が薄くなり明るくなります。
これで、綺麗に白抜き用の正月飾り写真を作ることができます。
元々逆光状態なので、コピー用紙に印刷したとき、裏面から見ても透けて良い感じになります。
実際に飾り付けしました
28日本日、飾り付けが完了しました。手探りなので、最初に貼り付けたときには、どうも正月飾りが幽霊のようにフワフワしていたので、急遽板の台を印刷して用意しました。
今は昼なので透けてしまっています。写真だと少し微妙な感じがしますが、見た目はステンドガラスの用に綺麗に見えて悪くないと思いました。メンディングテープが目立つため、クリアテープにしたら良かったかなと思いつつ、今年はこれで行こうかなともいます。
印刷用に木の板PDFに使った物を置いておきますご自由にお使いください。2段目と3段目は木目で合わせて長い板にすることができます。
扉にも正月しめ飾りを貼り付けました。
今回は、ガラスに貼り付けてしまいましたが、紙に厚紙をつけたり、後ろに画鋲などをテープで貼り付けて白い壁などに飾り付けると、透け感もなくもっと良さそうです。
どちらかというと、このやり方は、お店の飾り付けに良さそうな気がしました。
2022年のちょっとした工夫
2022年ですが、メンディングテープの場合は、紙に貼り付け後ろから光が入っても目立たないので、紙から少しはみ出て張り付くようにすると、目立たず良い感じになりました。
貼り付けですが、パーツ毎に切り取り、現場で位置合わせしてのり付けが一番良いです。貼り付ける際に、仮止め用のテープを用意して置くと良いです。
順番は、台座の板から張り付け、剥がしやすい仮止めテープで位置を決めてから、紙台にのり付けし、最後にメンディングテープが紙から少しはみ出る程度で止めると、目立ちにくく綺麗に取り付けることができます。
鏡餅を丸餅で代用してみた
こんどは、鏡餅の方です。まずは、完成形です。
見た目駄目かなぁなんて思いつつ、これを手作りした当たりで、愛着はバッチリわいています。
丸もちを使った鏡餅の作り方
330gの丸もちで、5セットの鏡餅ができました。写真に写っているのは、うさぎもち 一切れパック 丸もち 330gで、Amazonでも販売されていました。他にサトウの丸もち400gなどありました。12月30日時点で一時的に売り切れや1000円近くに高騰していました。早めの準備が良さそうです。
今回の丸もちは直径が約5cmでした。メーカーが違っても切り餅のサイズがほぼ一緒なので、関西での丸もちのサイズは共通かもしれません。違うサイズの物があったら、2段で更に鏡餅っぽくできるかもと期待してしまいました。
外装の耳がちょっと気になるので、折り曲げてセロテープで留めました。本当は角を取り8角形の用にしたかったのですが、袋の中の空気で膨らんでしまったので四角にしました。
鏡餅を飾りながら崩れると、なんとなく縁起が悪そうなので、今回は、セロテープを丸めて粘着面にしました。
赤い四方紅という鏡餅の台座
あとは、四方紅という台座ですが、スーパーには鏡餅の近くにご自由にお取りくださいであるのですが、今回はプリントしました。
「日本の美しい色と言葉」という色見本の本から、縁起の良さそうな、紅緋(べにひ)という色をチョイスしました。
ご自身で印刷される場合は、色コード(C0,M90,B40)(R232 G56 B40)(E73828)です。今回の丸もちジャストサイズの9cm四方の四方紅PDF(A4)を用意しました。ご自由にお使いください。
A4用紙へ印刷すると6枚の四方紅を切り出すことができます。
なんとなく、作りながら、手作りしていると、今までは鏡餅を買っていたことの方が、違っていたのではないかなと言う気がしてきたのです。
形は悪いかもしれませんが、一つ一つ自分の手で工夫しながら作っていると、お正月という気分と共に、来年もコツコツやっていこうという気持ちがわいてきました。
2022年に、市販の鏡餅を買いに行って気がついたのですが、280円付近のプラケースに入っている鏡餅よりも、丸餅を重ねて作った鏡餅の方が豪華なような気がしてしまいました。
夏頃には製造が始まっている鏡餅に比べて、新鮮でちゃんと自分たちが食べておいしい物をお備えしているという気持ちになります。
まとめ
やっぱり、お米を神様にお供えしたり、飾り付けをして少しでも大切にするという気持ちが大切なのだと思います。だから、印刷だって大丈夫だと思うのでした。
僕自身は、印刷で大満足です。まぁ僕の宗教観だから人それぞれだとは思います。
ワードで貼り付けてコンビニで印刷もできるし、良い年を気持ちよく迎えると良いなぁと思います。
ちょっと今年は大変だなぁ、でもなんとか、良い年を迎えたら良いなぁと悩んでいる方の、参考になればと思い記事を書きました。
2020年と2021年と2022年と、2年間このようなお正月の迎え方をしましたが、新型コロナウイルスにロシア軍の侵攻やウクライナ情勢に物価高など、世間では色々起こっていますが、我が家ではご安全に健やかに過ごすことができているので、正月飾りを節約しても、特に問題がないと思います。
いやいや、正月飾りを自分たちで手作りしているから、神様に逆にごひいきしていただいているのかもしれません。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。良いお年を。
鏡餅のその後についてブログ記事を「丸もちで代用した鏡開きのぜんざい」で公開しました。
この記事は、ブログとして「今年は徹底的に節約。鏡餅はまる餅、正月飾りを印刷に(素材リンク付き)」にて公開していたのですが、改定を重ねるたびに一つの記事になってしまったのでこちらに再編集して掲載いたしました。