注文したGeForce RTX3090カード

RTX3090が出たばかりなのに、RTX3090Tiがすぐに出るのではないかと不安になりつつ、その不安を払拭し「MSI GeForce RTX 3090 GAMING X TRIO 24G」の購入を決断した経緯を書いてみました。

こんにちは、最近は記事の作成をそっちのけで、NVIDIAのRTX3090が搭載されたグラフィックカード購入計画にばかりに腐心していました。

やっぱり、ホビー三昧ではなく物欲三昧と名前を変えようかなと思ったのですが、本来は動画やCG製作に関するコンテンツの方向にしていきたいのですが、初めにツールとしてグラフィックカードネタを書くことにしました。

性能差10%に10万円出す価値があるか

RTX3090を検討中というと、RTX3080の方が良いよ、君はブルジョアか?という回答がよく返ってきます。

ネットでRTX3090の情報を集めながら、11万円で買えるRTX3080に対して性能のアドバンテージが1.1倍しかない、20万円以上のグラフィックカードを選ぶ人がいるのか?というコメントもよく目にしました。

ゲームをやるために購入するならハイエンドより、少し下のミドルハイエンドがベストバイであることは間違いないです。

しかし、10%の性能差でもCGのレンダリングとなると1時間で6分も差がついてきます。

RTX3080とRTX3090では、演算ユニットの数もですが、メモリー速度が違ってくるため、10%以上の差がでるのではと感じました。

単純に、レンダリングに1枚300秒かかる場合10%で30秒の差になります。趣味でやるときは、トライアンドエラーが多く、小さなレンダリングを何回もやるので、差はどんどん広がっていきます。

Quadroという業務用カードとの違い

Quadroという業務用のグラフィックカードは同じ演算性能ならゲーマー向けのGeForceに対して3倍の値段になっているので、RTX3090の方がリーズナブルかもしれません。

実際最近のCG制作には色々な作業があり、すべてにおいて出力品質が高い必要はなくなってきています。そこで、モデリングなど最終出力でない作業の時は、Quadroである必要はなく、GeForceを使っているとCG関係の雑誌特集にあったRTX2080Tiの記事に書いてありました。

GTX1080Tiより前の頃は、Quadroの倍精度演算に対してGeForceは十分の1程度しかないなど、GeForceはゲーム用で、QuadroはCAD用という絶対的な性能の違いがありました。

確かに体感でわかるほど、Radeon R290がミドルハイエンドだった頃、OpenCLを使ったソフトでは明らかにGeForceよりAMDのRadeonの方が描画がなめらかでした。

2020年時点でNVIDIAも制作会社での使い方を意識したCreator Ready ドライバを提供しています。そして、ちゃんと倍精度演算の性能もRTX3090はRTX2080Tiの2倍とそれなりにあるので安心です。

そう考えるとRTX3090は、もうじき出るQuadro版、NVIDIA RTX A6000より動作クロックが高く高速に動くため、長時間連続レンダリングができない趣味であれば20万円は60万円より安いベストバイだと思います。

もう、これを例えに出しちゃうと、金銭感覚がめちゃくちゃになります。それでも20万円という値段は、前世代Quadroのローミドルと変わらない値段なので、考えてしまいます。

RTX 3080Tiを見るとRTX3090TiもVRAMの違いだけ?

2020年11月末時点で1月頃に発表されるらしいと噂が立っているRTX3080Tiは、無印のVRAM10GBから20GBに増強した物になるらしいです。

気になるのは、RTX3090Tiが出たときにVRAMが24GBから48GBに増強するというパターンです。こんなのがすぐに出てしまうともうRTX3090からRTX3090Tiに買い換えたくなりそうな気がしてちょっと心配という懸念が出てきます。

あくまで、仮定の話で、実際はどうなるかはわかりません。というか、わかったら今心配していなかったりもします。あくまで予測の話です。

2倍とまでは行かなくてもTi付のRTX3080Tiの増強でNVIDIA CUDA コアに変化は難しいのでVRAMだけの増強のような予感はしています。

直近にとりあえずRTX3090Tiが出たとしてもメモリー分だけの増強なので、心理的ショックはは少ないかなと思うのです。もう2年間は買い直さないぞとしっかり書いとかないとと思うのでした。

CGや動画編集時でのVRAM使用量

現状での動画編集でも、5K映像を4Kにクロップしてカラコレを通した状態でメモリー消費量を見ても最大で10GB少々で収まっています。というか、納めているのですが。。。消費メモリーの多さはもしかしてアマチュアだからかもしれません。

CGのレンダリングの時だってRTX2080Tiの11GBのVRAMを使い切ることがなく、だいたい10GBまでで納めていたので、といってもVRAMを10GBも使うオブジェクトのレンダリング時間は数十分という待ち時間になります。下手をすると数時間コースになります。

たぶん性能が2倍以上になってもVRAMが24GBでモリモリオブジェクトをレンダリングすることは無いかなと思うのです。となると仮に48GBとなったTiが出たとしてもCG用途では必要ないかなと思っています。

動画編集にしてもDaVinci Resolve Studio16では11GBぐらいまでしかメモリーを使わなかったので、たぶんDaVinci Resolve Studio17でも24GBぐらいまでしか使わない(使えない)気がします。

たしかに、エフェクターやVFXを多重にかけると、VRAMの使用量が一気に増えることは間違いないですが、忘れちゃいけないのが、メモリーをガンガン使う作品には、記録容量がドカドカの8K映像とか、3Dだと数十ギガのオブジェクトが必要になります。

そうなってくるとバックアップとかそっちの方も大変になります。きっと、24GBのVRAMを消費するCG製作となるとオブジェクトのライブラリーも1TBとかそれぐらいになってくるので、大変だろうなぁと思うのでした。

それ以上に3DCG制作で24GB分のVRAMを消費する作品なんて作ったらきっと色々なところをこり始めて、1ヶ月とか2ヶ月スパンの制作期間がかかると思う。そもそも、短期間で一人で作るレベルなのか?

4Kの映像だって一回の撮影で120GBとか半端ない容量なのにどうなるのかなと思ったりもします。今は5Kか6Kで撮っておき4Kにクロップ編集をして、最後はHD出力をしています。だから実は11GBあれば十分だったりもします。ちょっとプレビューがカクツク以外は。

VRAMを24GBを超えて使う環境って処理能力も素材もホントに大容量なので、もはや、ちょっと前のハリウッドのVFXでも作ってるんですか状態で、とても趣味の時間でできる物ではなくなりそうです。

ハリウッド作品と言えば、RTX3000シリーズであるNVIDIA Ampere アーキテクチャ世代からQuadroという名前を使わなくなり「NVIDIA RTX A6000」という型番になりました。GeForceとの違いはメモリーがエラー修正コード (ECC) 付きの48 GB GDDR6になっています。

こちらは長時間のフルロードレンダリングに耐える仕様なので、レンダリングに8時間とかフルロードで動かすようにRTX3090Tiが作られる事はないので、メモリー増強はなんか多いとうれしいと感じることができる32GBぐらいかなと思うのでした。あと8GB追加ならありそうな気がします。

RTX3090Tiがすぐ出る不安を払拭した予想

結局、RTX3080が出たばっかりなのに、RTX3080Tiが1月に控えている噂がある状況が、RTX3090を買うかどうかの心理的ブレーキになっていました。ハイエンドを買う意味は、次のハイエンドまで買い換えを心配しなくて良いという側面もあるのです。

RTX3080の次にRTX3080Tiでメモリーが20GBのものがすぐ出るのであれば、僕ならRTX3080をスルーして待ちます。間違いなく20GB版のRTX3080Tiが出た途端に、RTX3080は陳腐化すると感じたからです(DaVinci Resolve Studio17が使用目的の場合)。

想像するにRTX3080TiはRTX3090の10万円の価格ギャップを埋めるために14万円ぐらいになって、RTX3090はご祝儀相場が終わって18万円で落ち着くような気がしています。

性能の向上については、どんなに頑張っても無効化SM数がRTX3080の16個に対して、RTX3090はあと2個しかないのが気になります。

Tiの上に来るSUPERにとっておくにしても、CUDAコア数は最大で10,752基で、無印の10,496に対して、256個しか増えないのでインパクトが弱すぎるのでそれすらも怪しい気がします。

あとは、RTX3090Tiでは動作クロックを1700MHzから2000MHzに上げる可能性もありますが、現状のRTX3090でもOC版が1750MHzで動き、MSIの最上位OC版が1850MHzで動作しています。

動作クロック自体は2000Mhzはあり得ると感じますが、1850MHzでも消費電力が驚きの最大420Wという仕様を見て、ちょっとパソコンのケースと置き場所的に無理かなと思うのでした。

もちろん、今のパソコンのCPUが液冷でケース内の放熱もうまくいっているなら、MISの最上位OC版MSI GeForce RTX 3090 SUPRIM X 24Gを買っちゃうと思います。RXT3090の中でもその下のモデルはMIS工場製造時点での納品チップへの選別品であり下のモデルでは最大でも1850MHzまでしか上がらない予感がします。中位にある電源が3コネクタ仕様で1785MHzまで上がるMSI GeForce RTX 3090 GAMING X TRIO 24Gは現時点で最上位との販売価格差が4万円ちょっとあり落とし所かなと思いました。この4万円は次回のRTX4090の購入資金に回そうと思います。

プロセスルールについて

むしろ、RTX3090の10nmという製造プロセスがAMDと同じ7nmにするならRTX3090TiではなくRTX3090 SUPERか、RTX4090になるのかと思うのです。回路規模が同じなら7nmになると消費電力が下がります。

しかし7nmの製造プロセスは多分あと1年ぐらいかかりそうなのです。1年たつとRTX3090 SUPERが出たとしても、次期RTX4090が迫ってくるため待ちたくなります。

そしてきっとRTX3090より高価格または今と同じ値段になることが予想され、まぁ今のままで良いかなと思えました。

VRAM微増の予感

製造プロセスの微細化がすぐにできない時点で、RTX3090の次に控えているRTX3090Tiがすぐに発表されたとしても、メモリーが少し増えるぐらいかなと思いました。

といっても、今回購入したGeForce RTX 3090 GAMING X TRIO 24GのMSI正規販売代理店である(株)アスクさんの製品紹介ページから、MSIのRTX3090カード基盤をみてもメモリーに空きパターンはなくびっしり詰まっているので、すぐには出ないかなと思うのでした。

GeForce RTX 3090 GAMING X TRIO 24G 基盤写真(株)アスク 製品紹介ダウンロード写真より
GeForce RTX 3090 GAMING X TRIO 24G 基盤写真(株)アスク 製品紹介ダウンロード写真より

ちなみに、RTX3080の基盤は、RTX3090の流用のように見え、表面のGPUチップに対して左上の2つのメモリーが実装されず空きパターンになっていました。

だとするとRTX3080Tiはメモリーを貼り付けるだけで製品化できそうに見え1月には購入できるかなと思います。

RTX3090は空きパターン的に余裕がないので抜本的な基盤設計からやり直しとなりやっぱりしばらく待たされそうです。ちなみに、左上の緑のコイルの隙間の空きパターンは、1875MHz駆動の420Wを消費する3090で実装するために開けてあるのではないかと製品写真を見ながらふつふつと思うのです。

となると3種類あるMSIのRTX3090の製品は、選別品でハイ、ミドル、ローの違いと考えて問題なさそうです。やっぱり中庸が一番ですなんて言いかけつつ、消費電力さえ現実的ならハイを買ってたよぉと思うのでした。

こうして僕を含め多分60%ぐらいの自作PCファンが絶対に分解して見ることができない写真が公開されていると、比較検討が楽しくて良いなぁと改めて思います。

最終的に飛びついたわけ

RTX4090は最近の流れだと、RTX3090の2倍の性能になるのでそのときは購入だけど、近年の停滞のGeForce歴史にあったプロセスの最適化だけだったら、さらにRTX5090まで待つことになり、RTX3090の延命がすごくできるのです。長く使えば使うほど安くなるから、それでもいいのですが。

ちょっぴりVRAMが増えて値段が下がる程度なら、まぁ、2年間は買い換えの衝動を抑える心配をしなくても大丈夫かなと思えました。

発熱の問題も、プロセスルールが7nm以下になるまでRTX3090の動作クロックを300Wで動く「RTX A6000」と同じぐらいまで落として使うのもありかもしれません。

RTX3090 SUPERに買い換えるぐらいなら性能が2倍になる次期RTXを待つ方が良いと思い、ついに、飛びついたのでした。

でも、RTX3090というハイエンドを買うときに、すぐ後に更に上のRTX3090Tiが出るのではと不安を感じるのは、さすがライバルのAMD頑張ってるなぁと思いつつ、ハイエンドならもっと突き抜けてハイエンドを出してくれと思う気持ちもあるのでした。

結局、こうやってあーだこーだ考える機会ができたので、楽しいと言えば楽しいです。

発売直後にRTX3090に飛びつかなかったわけ

ずばり消費電力の多さが原因です。電気代の問題ではなく発熱量の問題なのです。今使っているRTX2080Tiの消費電力が250Wなのに対して、RTX3090は350Wといって100Wも増えているのです。(今使っているGeForce RTX 2080 Ti GAMING X TRIOはOC仕様で300Wだったことがわかり、GeForce RTX 3090 GAMING X TRIOは370Wで70Wしか違わなかったのは今書きながら気づいたことです)。

机の下のパソコンのサイズはATXで2006年ごろのAntec P180を使い続けているのだけど、さすがに当時300Wだの400Wも発熱するPC部品が出てくることなど想定されておらず、大型液冷用ラジエータを取り付けるスペースもないのです。そのかわり、液冷用のホースを通す穴が開いています。

PCケースAntec P180の写真
使用中のPCケース内部(一つ前状態RTX2080Ti装備:右)左はプレリリース写真

全体写真がなかったので上の写真はCPUがファンレスで動いていた頃のi7 6700時代の写真です。

下の写真はi9-10900Kに換装してからの状態です。ファンレスのCPUクーラーでは冷却が難しくなったので、ざっくり熱容量計算でファンモーターをフル回転させた上で、CPUをTDP125Wのリミッター状態ので動かしています。ただ計算上放熱だけで限界に近いので、新規熱源として100Wの追加に躊躇してしまいます。

現在P180ケースで最大冷却装備の状態写真
現時点でのP180ケースにおける最大熱設計状態

計算上はもう一つ排気方向に12cmファン追加することで解決できますが、見ての通りケースの設計が古いため、穴を開けない限り物理的にできません。

今のケースでできる事は、吸気側を2台直列にした二重反転ファン仕様にして空気を押し込み、排気の風量を上げる方法がのこっています。でも、騒音を考えるとやりたくない。

そもそも、騒音を抑えつつ冷却を確保しようとするから大変になってたりもしています。最終的に、側板を開け扇風機で強制冷却という、邪道が残されていますが、このケースにする意味がなくなってしまいます。

そして、10900KとRTX3090を取り付けると、フルロードによるレンダリング時の消費電力は500Wを軽く超えることは目に見えていて、10900Kのリミッターを外すと100Wは増えるので600Wになります。これは、トイレ用のちょっとしたセラミックヒータの強運転と変わらない発熱量です。

現状のCPUだけで網駄目っぽいところまできてるのに更に100Wは、無理かなとRTX3090をスルーしました。と同時にどうせ来年の2月頃には18万円を割り込むだろうからそのときに買おうかなとも思っていました。

ケース買い換えが必要になると思った

以前ケースの買い換え計画が頓挫したときには、使っているCGのレンダリングソフトの設定に、GPUカードが複数合っても有効活用できる項目を見て、RTX2080Tiと余っているGTX1080Tiをダブルに使うことも考えたのですが、結局XL-ATXサイズのケースを断念しました。

ケースの設計を見ても、RTX3080の消費電力との違いが30Wしか違わない状況になり、新世代に対応するためにPCケースを新しくしないと駄目かもと思い始めているところですが、最近ほしいデザインのPCケースがないのが痛いところです。

具体的には鉄板の厚さP180は1mm以上ありしかも静音仕様ということで鉛のようなシート挟み込まれたような複合板仕様で、かなり気に入っているポイントです。

近年のAntecを初め多くのPCケースより圧倒的に硬性があります。鉄板の厚さは1.2t以上ほしいし、ペコペコケースは論外。と条件を重ねていくと、ケース購入の予算が4万円を超えてしまいます。なかなか手が出ないなぁと思うのでした。

予算が4万円を超えてくると、今度は完全カスタム液冷のかっこいいPCに視野に入ってきます。毎回1週間ぐらい探したり考えて、結局ちょっと財力的に難しいのでスルーとなっています。

自作PCにこれまでつぎ込んだお金

改めて計算してみたら、すでに稼働している本体の部品代だけを合計しても到着前のRTX3090に換装時点で38万円を超えていてることに今日初めて気づきました。もちろん、使わなくなった部品を除いた金額です。

別途キーボードやマウスとディスプレイさらに、Audio系を除いた状態でだから、実際は。。。なんか塵積も(チリツモ)ってすごいなぁと改めて感じました。

こういうときの自分への言い訳に「まだ軽自動車は買えないから一安心」なんて昔はよく言ってましたが、安心できない状況になっているかもしれません。

最近の軽自動車は150万円を優に超える車が多くなったのでまだまだ軽自動車よりは安い状況にはなっています。それにしても、PCも車も、ハイテクになって単価が高くなったなぁと改めて思います。

そういえば、炊飯ジャーだって10万円を超える時代でそれが売れていますね。値段が変わらないのはスーパーの卵とモヤシぐらいかな。

趣味としての自作PC

改めて、新規に38万円のパソコンを買うかと聞かれれば全力でNOです。自作PCは、一つ一つのパーツの思い入れが強いからこそ、楽しみながら浪費できるのだと、改めて思いました。

などと書きながら、RTX3090を25万で購入してさらにPCケースの買い直しとなると、もう、予算的に無理ということで最初はスルーしました。そもそもRTX2080Tiを18万円でかなり頑張って買っていた状態です。

あーだコーダ、考えて、買ってしまったから、やはり趣味って良いなぁと思います。少なくても30日は悩み続けることができました。買って取り付けたらもうふたも開けないし、次まで忘れちゃうしね。

消費電力と発熱量について

冷却性能が高い放熱器がいくらあっても、消費電力はそのまま発熱量になるのでPCのケース内に放出される熱量は変わりません。

そりゃぁ絶対零度までとはいわなくても超伝導状態になるまで冷却して熱抵抗による消費電力を限りなく0にしたら効果はあるけど、グラフィックカードを超伝導で動かすまで冷却するのにものすごい電力や液体窒素などの冷媒が必要になるのです。(後から気づいたけど、超伝導になるとプルアップ抵抗などが効かなくなったりして電子回路が正常に動かなくなる)

RTX2080TiからのRTX3070は微妙なので、RTX3080が候補になるのだけど、3090との違いが30Wしかないことに気づきました。。。電気スタンド1台分の発熱量しか変わらないのであれば、たいしたことではなかったと思ってしまいました。。。。ああ、慣れって怖い。

冷却が弱いとかえって遅くなる

RTX3080を買っている人は、発熱量について気づいているのかなぁと少し思っちゃいました。

きっと、サーマルスロットリングという暑くなりすぎてGPUが減速するという、ゲーム中のカクツキ原因が多発してがっかりする人が、少なからずいると思います。

そういう僕自身も昔は、熱設計なんて意識しないでパソコンを組んでいました。

一番顕著だったのが、まだハイエンドだった頃のNVMe M.2です。5GBほどのデータをコピーしていると、高速に転送していたのは最初の数秒で気がつくと普通のSSDと同じ500MBほどに低下していたのです。

原因は基板が暑くなっていたことで、サーマルスロットリングが機能しデータが間欠転送になっていました。

NVMe M.2に放熱板を取り付けるまで、やっぱりCPUとチップセットの帯域が狭いからなのかなと、色々悩んでいました。

高性能な冷却クーラーを生かすには対応したケースが必用

どんなに高性能な冷却クーラーがついていても、結局ケース外にラジエータを設置した液冷や、たとえばCPUクーラーにはケース外の空気を当ててそのまま出すという構造的なエアーフロー設計など、PCケース内に熱がこもって大変だろうなぁと思うのでした。

ケースの外にラジエータを設置するケースって簡易液冷では難しく、買い物部品を組み合わせる自作PCの次のステージである、カスタム液冷というかなりマニアックな人じゃないとやらないので、なんか、自作PC向けではなく、メーカー製のPC向きかなと思い始めました。

RTX3000シリーズは一気に自作PCの楽しみを増やしたというか、玄人向けにしてしまったGPUだとも思いました。とはいっても、冷却ファンをたくさんつけてガンガン回せば問題ないという事もあります。。。どうなの、その爆音PCはと思ってしまったり。。。これは、自作PCに対する美学の問題かもしれません。

RTX1080Tiの時も、RTX2080Tiの250Wの大消費電力と心配しましたが、ミドルレンジのRTX3080でも320Wも使うなんてホントに慣れって怖い。せめて、200Wぐらいであれば楽なのになと思うのでした。

パソコンを部屋から追い出すアイディアが浮かぶ

ついつい超伝導まで冷やすという思いつきが出たのですが、そこまでするなら、パソコンを部屋の外に出して、4KのワイヤレスHDMIとワイヤレスUSBにした方が良くない?と思ってしまいました。

!!良いアイディアが浮かんだ。さすがホビー三昧、すべての物欲はブログから、撮影機材のワイヤレスHDMIで部屋の外にパソコン置いてしまおう。夏になったら。と、興奮状態です。

やばい、問題が解決した。「DaVinci Resolve 17 Studio」のリアルタイムレビューで、24GBというVRAMとNVIDIA CUDA コア 10496という性能を100%生かし切る状態や、CGレンダリングなどでも不快に部屋が暑くならず、PCケースに収まっているCPUクーラーを箱に収める必要がなければ、Core i9 10900Kのリミッターを外せそうだ。

360度映像にも興味があって、現状より更に高画質になった次期GoProMAX購入計画に基づく基金も貯まり発売を待っているのですが、それを生データで編集するとなるとやっぱりRTX3090ぐらいはいるかなと準備に入っているのでした。

正直Core i9の10900KはAMDのRyzen 9 3900の方が安くて性能が高かったのに、i7-6700からの買い換えにしびれを切らし、調べもせず政府の5%還元セール終了間近に乗せられて買ってしまったのでした。

10900Kも爆熱仕様でケース内の放熱を気にして、電力リミッターをかけて使っているので、その後発売された10850Kでも問題なかったかもと。。。まぁしょうがない。ちょっともったいない気もする。

それがついに解放できる。パソコンを机の下に設置してるんだけど、生ぬるい暑さがたまらなくいやだったのでした。

冷房の効きすぎる会社で仕事をするときは、パソコンの発熱は足を冷やさないためにメリットになるけど、在宅ワークでは、冷房の設定温度を適温にするのでこの机の下の発熱がネックとなるのでした。

とはいっても、普段使いならRTX3090もローエンドと同じ65W程度で動くので、つぶしがきくところが良いところだと思います(00年代のGeForceやRadeonは節電機能がなくハイエンドを購入すると常に暑かったというよりFanがフル回転でうるさかったのです)。

冬は暖房の代わりになるけど、夏に向けて、パソコンを部屋から追い出す計画が始動したのでした。そういえば以前、うるさすぎるPCを部屋から追い出したことがあったけど、そのときは有線でした。

今手元にあるカメラ用のHDIMワイヤレスを使えばいいのだぁぁ~~~。と興奮しつつ、馬鹿かぁカメラ用HDMIワイヤレスは一つ10万円するぞぉ。。。壊れちゃ困るので、またAmazonで中国製の安い物を探そうと、やっぱりしばらく物色が続きそうです。

ばたっ。ということで、まだ肝心のRTX3090が輸送中なので、書きかけだけど今日はここまで。明日の午前中到着と連絡が。。。。楽しみだぁ~~。

読んでくれてありがとぉ~。

ホビー三昧関連記事
RTX3090の消費電力とGPU裏のチップコンデンサーのすごみ
ついに到着した「MSI GeForce RTX 3090 GAMING X TRIO 24G」のコンデンサーや消費電力の実測値などを、IrayレンダリングのRTX2080Tiとの時間比較とともに紹介しています。