発売直後にIntelのCPU仕様を公開しているARKの比較表示でKとF付きKFの違いが確認できなかったのですが、2022年3月に調べたら、購入時に最重要視したセキュリティ機能項目がひと目で違いがわかる状態になっていました。
intel i5,i7,i7シリーズで型番末番にFがついているモデルは、買わない方ががっかりしません。
Intel第12世代におけるKモデルとKFモデルの違い
僕は、F付きモデルの前世代では企業向けのセキュリティ機能が無効化されていたが、Intelの仕様表まで確認した上で第12世代のi9-12900Kとi9-12900KFとの違いは内蔵GPUの有無だけだと、発売直後に買ってしまいました。
GPU以外のものがカットされてるかもと一瞬ドキッとしたので、インテルの製品仕様であるProduct Specificationsにて比較して確認しました。コンペア設定済みの直接リンクはi9-12900Kとi9-12900KF比較(https://ark.intel.com)です。
引用元:当サイト記事「まだ即日発送の適正価格で購入可能なi9-12900KFとZ690マザーボードの販売店情報(パソコン工房)」
でも、購入4ヶ月後の3月にIntelの仕様表を見たら、Kにあるセキュリティ関連の機能がKFモデルには削ぎ落とされていたのです。
まず謝罪
当初KとKFモデルの違いはGPU機能ないと断言して、薦めてしまった僕としては、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
唯一の救いは、キャプチャー画面ではなく、IntelのARKで簡単にわかるコンペアリンクを貼っておいたことです。リンク先を見れば、違いが明確にわかります。。。。
これ、発売当時に公開してたら、僕は絶対に買わなかったし、薦めなかったです。
確かに。。。過去の世代のF付きは、セキュリティ関係がなかっと、記事に書いてある。。。変な幻想を抱いてしまったようです(>_<)m
違いを確認する
GPU以外のものがカットされてるかもと、インテルの製品仕様であるProduct Specificationsにて比較して確認しました。コンペア設定済みの直接リンクはi9-12900Kとi9-12900KF比較(https://ark.intel.com)です。
i9-12900K i9-12900KF i7-12700K i5-12600K仕様比較で一覧で確認することができます。
故障時の切り分けにGPUカードが必要ないなど、三千円程度の違いならGPU付きをお勧めします。
購入時の仕様確認の拠り所となるIntel ARKが後から変わるという悲劇
購入当時、Intelの仕様を確認できるARKで、intel i9-12900Kとi9-12900KFの違いが無いことを確認して買いました。
発売後4ヶ月ぐらい経ってたまたま確認したコンペア(比較)画面で、最重要の確認項目であったSecurity & Reliabilityで、KFに機能が付いていないことが分かる状態になっていました。
明らかに違いがわかる状態になっています。
VPNのテストで気がついたのですが、完全に詐欺に遭った気持ちです。Intleの製品なんて二度と買うか!!!と思えるぐらい、腹が立っていました。腹が立っているから、記事まで書いてしまったのです。
まさか、Intelに騙されるなんて。。。。ショックでApple M1 Ultraチップを搭載した、Mac Studioに本気で乗り換えようと検討してしまいました。もはや、WindowsもIntelもいらないと、こういうときはよく思いますね。
誤記表記で返品返金対応があったケース
まぁ、しょうがないと思いつつ、『UPQとDMMに措置命令 「誤記」騒動のディスプレイ広告は「景表法違反」(ITmediaビジネス:2018年03月29日 16時44分 公開)』に近い感じがします。
消費者庁は一連の広告を「一般消費者に対し、実際よりも著しく優良であると示すものであり、景品表示法に違反する」と判断。「不当に顧客を誘引し、一般消費者による自主的かつ合理的な選択を阻害する恐れがあると認められる」とし、再発防止を求めた。
引用元:UPQとDMMに措置命令 「誤記」騒動のディスプレイ広告は「景表法違反」(ITmediaビジネス:2018年03月29日 16時44分 公開)
たまたま覚えていてメディアに出ていたので引用しましたが、誤記表記による返品・返金対応は時々あり、返品返金対応で決着することが多いです。
CPU選びのよりどころなるIntelの仕様表のコンペア表示で違いを表示していないことは、過去に景品表示法(消費者庁)で注意喚起されている判例事案に近い感じもします。
まぁ、発売直後の製品を買っているんだら、こう言うこともあるかなと諦めることにしました。次は飛びつき買いはやめよう。。。
発売直後の流通品と現行品で仕様変更があったのか?
まさか、発売当初のintel i9-12900KFと、現在市場に出回っているintel i9-12900KFでは仕様が違うという、パソコン部品メーカー泣かせのBIOSのバグを作るような仕様変更があったのだろうか。。。
AppleがCPUのバグだらけで付き合いきれないとInlteを見限った理由が、こういった仕様の後出しなどIntelの社風にあるのかのしれません。
逆に、発売当初のintel i9-12900Kでは無効だった機能が、現行品で使えるようになっているのだろうか。。。となると、かなりショックがあると思う。
歩留まり解消の妙案F付きモデルに回す、製造不良項目を増やしたのかも
セキュリティ周りの機能についてはチェックして違いがないことを確認したので、もしかするとKFモデルへ回す製造不具合品の不具合項目を増やしたのかもしれません。
歩留まりの関係で元々不良品を売るための型番なので、流通後に、機能している機能を、制限した可能性があります。
ARKというIntelの仕様表で使えないとなっているのでそれを参考にするソフトウエア開発者が利用することも考えにくく絶望的です。IntelのCPU機能を確認するAPIで使えていたらいいのですが。。。無理そう。
やっぱり、Intelが売るために隠した可能性が拭い捨てきれない
ただ、メモリー改竄チェックなどは、内臓GPUを使うことでCPU負荷を減らしている機能なので仕様を理解していれば記入漏れがあるとは思えません。
そして、Intel Threat Detection Technologyなどは新機能ではなく第11世代CPUに搭載されていた機能で新しくはありません。
発売時点で差異があると売れないからと、Intelのマーケティング部門に意図的に隠そうとした人がいそうな気がします。
発売直後に、セキュリティに気を使っていれば、この表を見たら、KFモデルを買わずにKモデルを待ち、それでも構わないと思う一部の人が、承知の上でKFモデルを買っていたと思うのです。
これは、やはり、Intelに騙された、詐欺にあったと、思うのが、普通の反応だと思うのでした。景表法違反などはこういった事態を防ぐための法律です。
意図的にやったとすると、こんな、自社ブランドに対する泥の塗り方をIntelがやるとは。。。。悲しくなる。
KFについてないセキュリティ機能について
Intel® Trusted Execution Technology(TXT)やIntel® Threat Detection Technology (TDT)(@IT)などは、ノートンなどのセキュリティソフトでも利用しています。
機能的にCPUではなく内臓GPU機能を利用して、メモリーを監視している機能なので、内臓GPUがないKFモデルでは対応していないのはわかります。
以前のIntel vProによる機能は遠隔操作による起動など、企業のシステムエンジニアにとって便利なものでしたが、第12世代になり、コンシューマでも役立つ機能が包括されつつあります。
現時点では第12世代のCPUの型番末尾F付きモデルは買わない方がいいです
メモリー関連の監視をCPUハードウェアが使えないとパフォーマンスに影響があるので、現時点で、間違っても、KFなんてCPUを買わないことをお勧めします。
2022年3月時点で値段がほとんど変わらずi9-12900Kが流通しているこのタイミングで、あえてKFを買う理由はないと思いますが、当初違いなしと書いていたので、記事として公開することにしました。
i7やi5を少しでも安くするためにKFを選ぶことは、やめた方が、後でがっかりしなくて済むと思います。
今回の教訓
飛びつき買いはやっぱりだめですね。僕にとっては、これは痛い勉強代でした。後は、こういった期待を裏切る間違いをするとどういった感情になるかという事が分かりました。
それでも、時間が経つと、また、自作PCに手を出してしまうのが。。。悲しい、ところかもしれません。
ああ、NVIDIAのGPUが一気に売り切れて価格がすごく上がったから、そうなるかもと、焦ったのかなぁ。。。まずいまずい。
やっぱり自作PCなどを組むときには、新製品などに手を出さずに、5ヶ月ぐらい経ってから、購入するのが、一番安全で、賢い選択だと思います。
当サイトの記事「まだ即日発送の適正価格で購入可能なi9-12900KFとZ690マザーボードの販売店情報(パソコン工房)」に、発売直後に買った僕の悲しい思い出が残っています。。。悲しいです。