
Mac OSで画面キャプチャに必要なショートカットキーの紹介です。Mac OSの標準機能には、全画面キャプチャ、ダイレクトな範囲指定キャプチャ、動画も取れる録画収録の3種類があります。ここではMacの呼吸、参ノ型と肆ノ型と伍ノ型を伝授します!?。。。この言い回しちょっと周回遅れかな。
画面キャプチャはスクリーンショットとも呼ばれています。
Macは全画面だけではない
Mac OSでの画面キャプチャのショートカットキーを最近まで「Command + Shift + 3」しか知らず、全画面キャプチャ後に、切り取り編集をしていたのですが、3を押し間違え4キーを押したら、範囲指定で画面キャプチャを取ることができることに気づきました。
今回の画面キャプチャのショートカットキーは、Appleが開発したMacOSで、Appleが決めたショートカットキーです。
この記事は、2021年5月6日時点で、ほぼ標準設定のM1 CPUを搭載したMacBookAir(2020)を使いmacOS Big Sur(11.3.1)にて確認しています。 今のところiPad Pro iOS14.51では、3と4は全画面キャプチャとなり、5は対応していません。
ショートカットキーとは、キーボードに割り当てられた機能を、物理的なキーを押すことで、発動させるための仕組みです。キーボードキーへの機能割り当ては、ソフトウェア開発者が独自に設定したり、利用者が変更(カスタマイズ)できるようにしてあるものがあります。
開発者やカスタマイズで設定するときには、ショートカットキーの重複や、覚えやすさ(Cmannd + CのCはCopyのC)を考慮して、設定されています。
3つのキャプチャ方法
鬼滅の刃風に、Macの呼吸、参ノ型と肆ノ型と伍ノ型なんて書いてしまいましたが、3通りあります。
- 「Command + Shift + 3」:全画面切り取り(安心)
- 「Command + Shift + 4」:画面切り取り範囲指定(早い!!)
- 「Command + Shift + 5」:枠の設定から、タイマーから画面録画まで色々(終了はもう一度「Command + Shift + 5」)
表示された画面をキャプチャするには、CommandとShifキーを押しながら3か4または5キーを同時に押します。3を組み合わせると全画面が取り込まれます。4と組み合わせると、スナイパーライフルのスコープのようなマウスカーソルになり、切り取り範囲をマウスドラッグで指定できます。
5は押した直後の画面がフリーズし、ウィンドウや任意範囲指定などのスナップショショット(キャプチャー画面)を取り込むことができ、さらに画面を録画する収録モードがあります。保存先も指定できます。
3はすぐに取り込まれます。一方4と5は、取り込み設定をすることができます。設定状態から通常画面に戻るには「esc」キーを押します。
キーを押した後どうなるか
3と4は「ポクッ♪」と音が鳴り、画面右下に切り取った画面のキャプチャが小さくポップアップします。ポップアップ画像をクリックすると、簡単な編集と保存先を指定などができます。
写真範囲の指定から、文字やペン入れと簡単な図を入れることができ、標準機能なので説明は不要かもしれませんが、保存先は「写真」「ファイル」「AirDrop」などが選択できます。

ゴミ箱をクリックすると、キャプチャ操作をなかったことにできます。
クリックしないとどうなる
「5」は取り込む前にオプションで保存先を指定できますが、3と4はポップアップ画像をクリックしないで表示が自動で消えるまでほかっておくと、デスクトップに保存されます。
全画面表示中など、クリックできないタイミングでも、デスクトップに年月日と通し番号のファイル名で増えていくので安心です。
Finderやデスクトップのファイルを右クリックして「クイックアクション→マークアップ」を選択すると、キャプチャ後にクリックしたと同様に編集することもできます。
といっても、普通の画像や動画も対応していれば同様に編集できるので、キャプチャ後のポップアップが気が利くモードだったとも言えます。
画面録画の終了方法
「Command + Shift + 5」は、画面の動画収録から、タイマー機能など色々なことができます。この機能さえ知っていれば、もはやMacでスグレモ動画や描画と行った有料ソフトは不要です。画面収録を終了するときは、もう一度、「Command + Shift + 5」を押すと収録が終わり、右下に画面が出るので後は一緒です。

「Command + Shift + 5」を押して選択している画面も、全体キャプチャの3で取り込むことができます。
画面の範囲は、全体と部分の2種類を選択できます。点線の枠が部分指定です。マウスカーソルを上に乗せると、アイコンの説明が出ます。

オプションでは、保存先やタイマーやマイクの有無などを選択できます。
モードの確認はバーの一番左が、「取り込む」になっていれば、画面キャプチャーで録画は「収録」になっています。録画の場合はクリックすると収録が始まります。終了は再度、「Command + Shift + 5」を押します。
スクリーンショットの使い所
僕が一番使っているタイミングですが、やはり、PDFやWebを見ているときに、4、肆ノ型でスナイパーカーソルでジャブっと打ち潮で取り込む使い方が多いです。デスクトップにボトボト落ちていくので、後は、ドラックしてEvernoteでも貼り付けてまとめています。
文字周りがWindowsよりかなり綺麗なので、資料整理に最高です。

一本釣り漁船のカツオのごとく、拾い上げたら、後は、ゴミ箱にボトッと落とせば、とっても綺麗です。複数選択してダブルクリックすると、一覧表示プレビューになります。
なんとなく、鬼滅の刃とはあんまり繋がりがないのは気にしないで。。。デスクトップにボトボト落ちていく、打ちという読み響ぐらい???まぁいいかシノカタです。
MacOSのスクリーンショットキー初期化方法
ATOKのショートカットキーを変更できるかなと探していたら、MacOSのスクリーンショットのショートカットキーを設定画面を見つけてしまいました。長く使っていると、いつの間にか変わってしまう事もあるので、戻し方を紹介します。
変更場所は、画面左上のリンゴマーク(アップルマーク)をクリックして、「システム環境設定」を選択し、「キーボード」アイコンをクリックすると、設定画面を表示できます。

「スクリーンショット」にフォーカスが合っている状態で、「デフォルトに戻す」ボタンを押す事で、macOSの初期設定に戻す事ができます。
てっきり「デフォルトに戻す」ボタンをクリックするとほかのカスタマイズも戻ってしまうのではと心配したのですが、さすがMacこの辺はちゃんと心得ていています。表示項目だけでした。
それにしても、10ヶ月以上たってから追記しているのですが、自分で書いた「4、肆ノ型」って、さすがに恥ずかしい。。。
プレビューのショートカットキーは「スペースキー」
カツオの一本釣りっぽくスクリーンショットがデスクトップに散らかっていくのがいまいちな感じもしますが、なんか天才っぽくて、それはそれで心地良いのかもしれません。散らかるので整理の方法もついでに追記します。
macOSでは、ファイルを選択して「スペースキー」を押すと、プレビューが表示されます。
これで確認しながら、開いておいたフォルダにポイポイ、投げ込んでいくと、整理が比較的簡単にできます。
このスペースキーで開いたプレビューウインドウは閉じずに、ほかのファイルを選択すると、選択したファイルをプレビューする優れものです。さらに、サイズや表示位置を変えても、変化しない優れもの。
このアイディア実装したり提案した人、天才です。W系にはないセンスです。
ついでに覚えておくと便利なのが、「command + i 」でファイル情報が確認できます。二本押さえで表示させる「情報を見る」と同じです。
この二つのショートカットキーは、かなり便利です。
ついでに、ファイルでリターンキーを押すと、Windowsだとファイルが開くのですが、macOSでは、名前の変更ができます。整理するときにはかなり便利です。Windowsでは名前変更はF2キーです。
おわりに
最初にGoogle検索で3を知り毎回、取り込み後に画面範囲の切り取りを行なってきたのですが、押し間違えによる偶然によって4を発見したのでWindowsで愛用してきた『「スグレモ 撮画ツール 5」と「切り取り&スケッチ」アプリの比較』に番外編として追記の形で書き始めました。
書きながら3が来て4があるなら5があるかなと追記しながら伍ノ型を発見したのです。Windowsユーザーにとっては番外編のつもりでしたが、あまりにスゴイので追記をやめ新規で書きました。
まさか、動画までキャプチャができるなんて。。。。すごすぎるMac。Windowsでソースネクストのスグレモシリーズから、描画と動画を購入し使っているのですが、Macなら標準かつスマートに使うことができます。
Mac楽しいですね。本当に便利だぁ。最初に調べたときにすぐに出てこなかったのは、もしかして追加された新機能なのかな?この記事が役に立ってくれたら嬉しいです。