2024年新年明けましておめでとうございます。今年も、サイト運営に励みますので、よろしくお願いします。
さて、新年の挨拶が1月10日になってしまいました。ちょうど新年のご挨拶記事を公開しようとしていた2024年1月1日16時10分頃、令和6年能登半島地震が発生しました。
東日本大震災のフラッシュバックもあり、ようやく記事を書く気力が戻ってきました。
2024年最初の記事投稿です。
地震後の羽田空港 航空機衝突事故
2024年元日にあった、被災状況は大変痛ましく、ショックを受けてしまいました。
まさか震度7に加えて震度6の地震が連続で発生するなど、ちょっとあり得ないでしょ状態です。
翌日には、羽田空港で着陸した直後に日本航空の旅客機が、滑走路上にいた海上保安庁の航空機と衝突したニュースを見てしまいました。
今回の地震で新潟空港基地に物資を輸送する途中だった海上保安庁の機長以外5人が命を落としています。かなりきついです。
いっぽう1985年8月12日にあった、日本航空123便墜落事故の教訓を風化させないという思いから、2006年に開設された安全啓発センター(JAL)での訓練の成果もあってか、乗客全員が無事脱出できました。
新型コロナウイルスの影響下でも、研修に熱心に取り組んだキャビンアテンダントをはじめ、日々真剣に訓練した結果だと思います。
もちろんお金がなければ組織の余裕は生まれないわけであり、アメーバー会計による財務体質による10年売り上げがなくとも耐える事を目指した財源と、両輪であるフィロソフィーの効果も大きいと感じます。
本当に、日常の準備が重要なんだなと、改めて感じました。と、感じるのは事故から6日が過ぎたから書けることです。
あまりのショックの大きさで、何にも感じませんでした。
ウィーン・フィル ニューイヤーコンサート2024
正月早々頭が真っ白な状態でした。そういえば、初日の出のついでに初詣を済ませましたが、毎年恒例の初詣にまだ行っていません。本当に4日間ほど、何をやっていたか思い出せません。
ブログ更新の意欲が完全に喪失た状態からの転機は、1月6日に元日19時頃からの放送時間が変更された、ウィーン・フィル ニューイヤーコンサート2024(NHK)の演奏のおかげです。
2024年ニューイヤーコンサートにあった、恒例曲のヨハン・シュトラウス作曲ワルツNo.314の「美しく青きドナウ」のゆったりした演奏は最高でした。
ちなみにニューイヤーコンサート2024を担当した指揮者は、ドイツのクリスティアン・ティーレマン氏です。
元気に指揮を執っている現役指揮者の中では個人的には、2022年に来日したリッカルド・ムーティさんに並ぶお気に入りの指揮者です。
言葉がなくても十分伝わりますが、音楽の力について新年のティーレマン氏の挨拶を紹介します。
皆さん、世界は戦争と不寛容に引き裂かれてます。しかし今日すばらしい音楽を聴き別の考えが生まれたのではないでしょうか?
音楽を作り上げているものには憂うつや不安定な感情も含まれていますが、それをどう考えるのかは皆さんしだいです。
だからこそウィーン・フィルと私は皆さんにごあいさつ致します。
訳文:ニューイヤーコンサート2024 ティーレマン氏挨拶 NHK番組放送字幕(142分付近からの新年挨拶)
※本年度中の再放送もあると思いますが、NHKプラスのウィーン・フィル ニューイヤーコンサート2024 見逃し配信は2024年1月13日(土曜)午後4時50分までです。
緊張感と共にティーレマン氏が指揮するゆったりとしたテンポの、ヨハン・シュトラウス作曲ワルツNo.314の「美しく青きドナウ」は、本当に心が救われるような音色でした(見逃し配信は143:30秒付近(2時間21秒)です)。
ところで最近の僕のお気に入りは、ベルリン・フィル デジタル・コンサートホールにて有料配信されている、小澤征爾さんが指揮したヴァルトビューネ 1993です。
1989年ドイツのベルリンの壁崩壊から約4年後の1993年頃は、ドイツは自信に満ちあふれ開放的で元気が出る演奏だと感じました。懐かしいという感じの方が強いかもしれません。
人類を巻き込んだ災難である新型コロナウイルスがようやく過ぎ去ったのに、今度は、ヨーロッパ全体がウクライナ情勢で本当に不安定な状態にあります。
イスラエル情勢もそうですが、すべての戦争は人間が原因であります。とはいっても人類史をみると、これが人間だとなり、しょうがないかなとも感じます。
ただ、感情が演奏へ影響を与えるという事を伝えたく戦争の話を書きました。
心を動かすと言えば、2011年4月10日に東京文化会館大ホールにて開催中だった「東京・春・音楽祭2011」にて、単身来日した指揮者のズービン・メーター氏の演奏は、すごかったです。
チャリティーコンサートとしてズービン氏が指揮するNHK交響楽団のバッハの管弦楽組曲3番「アリア」に次いで、ベートーブェンの第9交響曲。。。
もう、パニック状態や計画停電など、大変だった頃の記憶がほとんど薄れていますが、当時は原発事故で放射性汚染物質が降り注いでいました。
たしかに、音楽には力がある。そう感じます。
そんなこんなで、2025年のウィンフィルのニューイヤーコンサートの指揮者は、ズービン・メーター氏です。
さっそくズービン氏が来日しないかなと期待して探しましたが、2024年ウィーン・フィル来日公演予定は見つかりませんでした。
ズービン氏の演奏を聴きたいですが、本拠地のウィーンにいても楽友協会の空きがない会員になっていないと、チケット買えないらしいです。(公演数日前にファンクラブの空き席が一般販売される仕組みのようです)
裏事情でもないですが、2023年のウィンフィルの来日公演は直前に指揮者変更など色々あり、ご高齢のズービンさんの来日は難しいかもしれません。
まぁしょうがないですね。2年連続で指揮者の変更に伴うチケット払い戻し後の販売は、主催者側にとっては大変だろうなぁと思います。
ウィーン・フィルの音色をDTMで再現
今回ブログを書こうと思ったのは元日にあった震災から6日目なのですが、色々あって書いていませんでした。
ブログを書くきっかけは、ウィーン・フィルの柔らかい音色をどうやってDTMで再現するか。。。。といった内容を考え。。。
録音では聞き取れませんが、サントリーホールで演奏を聴くと、音が降ってくる感じで、本当にトライアングルの小さな音から、バイオリンやフルートが場所を動きながら演奏しているような、立体感があります。
作りたい音のイメージはつかめるんだけど、出ないんだよね。。。とこんな感じで、今年は音楽の方向で頑張ろうかなといった感じで書いていくつもりでした。
あの躍動感を再現できたら、最高だと思います。ただ、楽器の演奏は、イメージしたとおりの音がそう簡単に出ない。そんなモノかもしれません。
音楽のデフォルメ。。。ちょっと2024年はこの方向性で遊んでいこうかなと思います。
あいさつのおわりに
意識的に、令和6年能登半島地震についてのベクトルを避けてきましたが、震災は現在も進行中です。
まだ日常が壊れてから1週間程度と短く興奮状態で感覚がなくなっているため、食事が砂のように感じたり、絶望を感じる前に、今なんとかしなければと一生懸命になっている状態だと察します。
頑張ってなどと言えないし、僕自身が実際に体験している東日本大震災のフラッシュバックの記憶から次にどういった感情になって、何が見えてくるかも、ぐじゃぐじゃした物が見えています。
大変なのは、これからです。
少し落ち着いき色々なものが見えてきた状態が、一番危険だと震災や病災によって身体で理解しています。被災しなければわからないことですが、どんな人でも多かれ少なかれ、自暴自棄と共にエゴが出てきます。
被災した方やご家族に対して、運命を分ける思いやりや優しさの導きがあらんことを、祈っています。
ところで、当事者以上に厳しいのが、被災した当事者の、友人や家族だとおもいます。
沈痛の特効薬としてこれを処方するのは、なかなか、難しいですが。。。。
2024年。。。今年も始まりました。今日よりも明日、明日よりもあさって日々努力。これが落ち込まない為の最高の鎮痛剤です。
被災者は、心配をしてくれる大切な相手が落ち込んでいると、無理をして笑顔を作ってしまいます。被災者をこれ以上負担をかけないためにも、笑顔は重要です。
明るく前向きに笑顔になっていれば、バタフライ効果で、元気が被災地に届くかもしれません。
何もできませんが、これも復興支援の一つだと僕は思います。
さあ、落ち込んでいても始まらないから、頑張ろう。
ごちゃごちゃしているサイト構成の見直しなど先送りしている課題が山積していますが、今年こそ、頑張りますので、よろしくお願いします。