クリスタの略称で知られるCLIP STUDIO PAINT(クリップ スタジオ ペイント)をご存じですか?デザイン業界標準としてAdobe Photoshopがありますが、漫画やイラストにアニメ制作では、ほぼ国内業界標準のソフトです。

この記事では、クリップスタジオの魅力と、価格やプラン計画などについて書いてあります。

2023年の年末スーパーセールは12月28日17時に終了しました。


現在、2024年3月に発売が予定されているVer3.0が登場するまでに無期限版のProとExを新規購入すると、無償でVer.3.0にバージョンアップできる特典がついてきます。(注意点としてProからの優待アップグレードや優待バージョンアップ購入は対象外です)。

2024年3月に予定されているVer3.0の新機能説明や価格などの公式発表はCLIP STUDIO PAINT バージョン3.0の提供開始予定・価格・新機能のお知らせで公開中です。

Ver3.0の発売日以降CLIP STUDIO PAINT PRO は5,000円から5,900円へ、CLIP STUDIO PAINT EX は23,000円から24,900円に価格改定の発表がありました。無償バージョンアップ特典付きの今がお得です。

なお、全バージョンの無期限版に使えるアップデートプランに関する価格改定情報は書かれていなかったため、引き続き、Pro版が1,100円(年額)、EX版が3,100円(年額)にて利用が可能です。


2024年3月頃CLIP STUDIO専用片手デバイスのCLIP STUDIO TABMATEの新型が、CLIP STUDIO TABMATE2として登場します。

それにともない年末スーパーセールの目玉?として、優待版割引に加え購入制限がなくなり、通常版も同額になった割引販売がありました。

CLIP STUDIO TABMATEはCLIP STUDIO PAINT PRO の購入するボタンを押した先の一番下にあります。

すでに新型CLIP STUDIO TABMATE 2の販売予定価格が公表されており、優待版は9,900円で、通常版が12,800円と発表されました。あくまで予定価格で、今後の情勢によっては値上げの可能性もあります。

気になる2の改良点は、既存のWindowsとmacOSとAndroidに加えてiPadOS・iOSへの対応があります。

主な改良点は内部のICがBluetooth Low Energy5.1対応モデルに変わり、電池の持ちが1.5倍とあります。アプリ上で接続状況の確認ができ、電源自動OFFまでの時間が延長されたとあります。

ストラップ用の穴が2つ追加されますが、現行機種から形状などの変化はなく、設定をそのまま引き継ぐことが可能とあります。ただし、2の対応アプリはCLIP STUDIO Ver3.0以降になっています。。。。

YouTube:CLIP STUDIO TABMATE ペンタブレットでの作業がより快適に|CLIP STUDIO PAINT

年末スーパーセールの案内には「在庫切れの際は特価販売は終了いたします。」とありました。

実際に注文したのですが、想定以上の注文により発送が遅れますと連絡が来るほど、注文が殺到したようです。

公式案内:iPadOS・iOSに対応した「CLIP STUDIO TABMATE 2」を2024年3月に発売予定、本日より現行のCLIP STUDIO TABMATEを期間限定44%OFFセール開始

そうそう無くなるものでは無いと思いますが、新型2の予定価格(12,800円)から44%値引きがあったとしても、7,168円となり、現行モデルの通常価格(7,000円)より高くなります。

CLIP STUDIO PAINT PROCLIP STUDIO PAINT EX を持っている方向けの優待価格版4,900円がお薦めです。

今まで、CLIP STUDIO専用よりも、汎用性のある方が良いかなと、Amazonから多機能ボタン付きボリュームコントローラーをいくつか試してきました。

CLIP STUDIO TABMATEを購入し試してみたところ、単3電池が入った状態の重さや、ホイールの感じもちょうど良く、日本人の平均的な手のサイズに最適化されているような感じがしました。

Amazonなどで購入したボリュームコントローラーのボリュームは、汎用部品を使っていような感じで、妙にカチカチとしたり、カチッしたクリック感と画面移動がわずかにズレがあったりと、気持ちが良いものは少ないのですが、違和感なく使えています。

触った感じですが、つるつるでも、ペタペタ感もなく、さわり心地もよく、使い勝手が良かったです。

新型2には、ストラップ穴の追加がありましたが、確かに落下防止はいるかもしれません。

ただ、形状もかなり試行錯誤された感があり、ジョブズの設計した世界初のiPadのような丸みで机に置いてもすくい取りやすい形状なので問題ないかなと思います。

初期設定も、なるほどな、と感じる設定で、確かにペンタブレットと同時に使用して良い感じになっています。専用設計なので、買って後悔はしないと思います。

2024年3月には確実に価格が上がります。年末スーパーセールで売り切れ表示は出なかったようなので、3月までにもう一度在庫処分セールや、年末スーパーセールで旧モデル割引販売もありそうな気もします。

あと、CLIP STUDIO専用なので優待版の購入になると思います。年末スーパーセール価格の差は1,000円しか無く、特別セールでなくても、ダメージはないと思います。

耐久性ですが、質が高いMicrosoft純正マウスでも仕事に使っていると3年ぐらいで、クリック反応が鈍くなったりホイールが弱ってきます。消耗品に近いので予備機の購入も有りかなと僕は買ってしまいました。

CLIP STUDIO TABMATEはCLIP STUDIO PAINT PRO の購入するボタンを押した先の一番下にあります。


僕は普段は、Affinity Publisherを使って、記事用の画像などを作っています。大方Affinityで対応できるのですが、唯一出来ないのが、縦文字です。

CLIP STUDIO PAINT PRO なら縦書きが簡単にできます。しかも、買い切り無制限版を5,000円で購入すれば、翌年からは1年間1,100円で最新版を使い続けることが出来ます。

クリップスタジオの前身は、コミックスタジオと機能を絞ったイラストスタジオです。名前の通り本当に、漫画に最適化されているため、縦書き文字にも対応しています。

クリップスタジオの最上位版はCLIP STUDIO PAINT EX です。EX版はクリップスタジオのPRO版から、アニメーションや漫画制作に対応できるよう複数画像の一元管理機能を追加したバージョンです。

以前の買い切り版は一生涯バージョンアップ無料という売り文句だったのですが、さすがに開発費の捻出が厳しくなり、買い切り版の無償アップデートの終了発表とともに、サブスクリプションサービスへの切り替えを発表しました。

この流れは買い切りソフトの流れとして、一回購入すれば無償アップデートが続くという期待や売り文句から神ソフトとして業界標準と呼ばれるほどにシェアを伸ばしてきた3DCGの造形ソフトのZBrushもが、サブスクリプションに移行してしまいました。

Apple M1対応やますます複雑になるソフト開発環境を考えると仕方がないところだとは思います。

ただし、やはり一回買えばずっと使えると期待して購入したユーザーにとっては、寝耳に水でした。

前回コミックスタジオやイラストスタジオからクリップスタジオに移行したときには、申請により、コミックスタジオはEX、イラストスタジオはPROへの無償アップグレードが提供されました。

クリップスタジオには20年以上長く使い続けている利用者がいます。20年で芽が出てプロになった人や、アシスタントがデジタル化に戸惑う先生に伝えたりと、確実に商用ユーザーがいます。

関わるスタッフの裾野が広い、アニメのデジタル化でも、ペン入れの自然さなどから受け皿になってきました。

サブスクリプション化の告知は、一度購入すればずっと使える安心感を期待していた駆け出しであったり同人作品やイラストレーターにとっては、大きなもので、かなり多くの声が開発元に届いたようです。

そこで、サブスクリプションに移行したことで、生涯アップデートを期待していたユーザーに対して、アップデートプランという一つの答えを出しました。

クリップスタジオのアップデートプランは、買い切り版を所有しているユーザーにとっては、最新版を安価に継続して使い続けることができる手段です。

宣言された毎年2回程度の機能追加や大幅な改善に加え、OSのバージョンアップによって発生した不具合を我慢したり、エラーが出ないよう騙し騙し使うことをすることなく、常に最新の機能や改善点を、継続して使うことができます。

もちろん、クリップスタジオのアップデートプランでは、常に加入と解約が可能です。解約期間が長くなっても権利は消失しません。

アップデートプランですが、イラストソフトとしてクリップスタジオのコストパフォーマンスの良さはピカイチで、PRO版のアップデートプランは1年間で1,100円です。

EX版は年額3,100円と少し高いような気がしますが、10年間EX版をアップデートプランで使い続けても、31,000円で済みます。

最上位となるEX版を、PRO版の価格を見ると高くは感じますが、アップデートプランを10年間続けても、月額1,080円からのAdobe CC 単品フォトプラン1年分より安くなっています。

なんとなく、2,728円からの単体プランから独立してPhotoshopだけが1,080円なのは、クリップスタジオとAffinity Photoの影響かと思います。

画像ソフトは色々使い分け横断的に使うより一本に絞った方が便利です。

また、長く使うのであれば、利用者数とコストはとても重要になります。

特に継続性は最重要で、プロとして名前が売れている先生方の存在と、熱烈な愛好ユーザーが大きな声でしっかり要望を伝え、開発者も時に刃物のように鋭いユーザーの声に耳を傾け答えている状態は心強いです。

CLIP STUDIO PAINT PRO やその上位のCLIP STUDIO PAINT EX は、継続性や保守性などあらゆる側面において、安心して使い続けることができるソフトです。

あと、買い切りだけではなく、月額プランもあるため、一時的にパソコンが増えたり利用したくなったときでも、安心して対応できる良さがあります。

ペンタブレットを利用したときの書き心地が最大の魅力

人それぞれかと思いますが、僕にとってのクリップスタジオの最大の魅力は、ペンタブレットを使ったときのペン入れフィーリングの良さだと思います。

遅延は、画面がないペンタブレットより、ペン入力箇所がモニターになっている液タブ(液晶ペンタブレット)の方が気になります。

前回試したとき、ワコムのペンタブレットドライバーがM2に対応しきれず不具合が残っていると案内が出ていました。そのときでも、クリップスタジオProのVer1は、ある程度普通に使うことができました。

ワコムとクリップスタジオは、同じ国内企業でもあり開発部門とのパイプがあるようです。コミケ(コックマーケット)でも隣り合った特設ブースで、両方を同時に試すことができるといった案内メールを見たことがあります。

8月頃M2へ正式対応したドライバーにより、Affinity Designerでの遅延はなくなりました。それでも、液タブでクリップスタジオ Pro Ver1を使った後に、Affinity Photoを立ち上げペン入れをすると、遅延感が気になります。

ほんとに微妙なフィーリングの違いなのかもしれませんが、クリップスタジオの方が、鉛筆や筆などで書き込んでいったときの、ペンタブレットの書き心地が良いと思います。

Ver2.0で整列機能が実装される

Ver1世代のクリップスタジオでは、文字やオブジェクトの整列ができませんでした。

整列は僕にとっては結構重要で、サブスクのAdobe CCを個人利用で使うのはもったいないと思い、当時代替ソフトとして有名になり始めていたAffinityに切り替えました。

ネックだった整列機能ですが、ついにVer2.0へ実装され対応しました。

2024年3月に登場予定のVer3.0ではついに、テキストの、均等揃え、両端揃え、カーニングで字間を調節が可能になり、テキストを円形に配置できる機能といった、テキストレイアウトが強化されます。

縦文字やコミュニティ公開のペンが多い

クリップスタジオでは、元々コミックスタジオとして、漫画制作用のソフトとして、発展してきました。

ワコムのペンタブレットにも、コミックスタジオの複数ページ機能が入っていないイラストスタジオが付属していました。

当時Adobe Photoshopが1本9万円以上する中で、イラストスタジオは5千円と格安だったため、利用者が多くいました。

利用者が多いということは、カスタムペンなどコミュニティのツールが多く公開されており、キラキラしたイラストなど、色々なペンや素材があるため、とても使い勝手が良くなっています。

さらにコミックスタジオでは、ファンがツールなどを公開して利益を手に入れることができる場所を提供しています。

無償や有償など多くのアイテムを使うことができるのも、クリップスタジオが愛される、ポイントの一つだと思います。

クリップスタジオ ペイントの良いところ

クリップスタジオペイントは、ペンタブレットを持っている方なら、絶対におすすめです。WindowsにもmacOSにも対応しています。

Adobe Creative Cloud一部になっているPhotoshopと比べると酷ですが、Affinity PhotoCorel Painterよりも、筆が自然で書き心地が良いので気に入っています。

ペンタブレットのペン入れでは僕はPhotoshopよりクリップスタジオの方が、フィーリングがよく手になじんでいます。特に入りと抜きの感じの気持ちよさが違います。

最上位版のCLIP STUDIO PAINT EX はPRO版に複数ファイル管理やアニメーション機能などを追加したソフトです。

EX版が特別なわけではなく、価格が5,000円のPRO版は、まだ駆け出しの漫画家やイラストレーター(絵師さん)に愛用されています。

漫画の先生にとって、絵をぱらぱら漫画のように切り替えて見なければわからないような、微妙線の違いがすごく重要です。

NHKの漫画家の卵に向けて人気漫画家先生の制作現場を解説付きで紹介する、レギュラー番組「浦沢直樹の漫勉」をみながら、採用と不採用の線で大きく印象が変わるのを目の当たりにしました。

ペンは漫画家の命、EX版になっても機能が拡張されるだけで、書き心地や使い勝手が同じ確かな実力と実績のあるソフトです。連載に追われる状況でも対応できるカスタマイズ性も持ち合わせています。

アニメ業界でも使われている?

「クリップスタジオは、アニメ制作の業界でも使われています」と聞いたことがあり、僕自身もそんな感じがすると思っていますが、念のために調べ直してみました。

アニメ業界ではまだまだ紙を利用している作品が多く、スタジオジブリの宮崎駿監督が紙に描かれた絵をチェックしているシーンをNHKのドキュメンタリー番組でよく見かけます。

自社で養成所を持つP.A.WORKSでも紙を利用しているようです。たしかに、「YouTubeの【ドキュメンタリー】アニメーションワークショップ初開催までの道のり」で、鉛筆と紙を使っています。

デジタル化は進んでいないのかなと思いつつ、国内アニメスタジオの求人情報をチェックしてみましたが、応募条件にCLIP STUDIOが書かれている職種は、イラストやゲーム関係ばかりでした。

そこで、海外の求人情報をチェックしてみたところ、ディズニー系やワーナーブラザーズ系などグローバルなアニメーションスタジオでは、Toon Boom Animation社製のソフトを使っていることがわかりました。

Toon Boom Animation社にはデジタルアニメーションの世界標準とアピールがされています。

アニメーションの作画工程では、絵コンテを元に原画担当者がレイアウトを決め原画を描き、動画担当者に原画と動きなどの指示を渡し、動画という原画と原画の間をつなぐ中割の画を仕上げていくそうです。

1回の30分アニメにも100人以上の人が作画が関わっている作品も多く、週間数十本あるTVアニメのエンドロールには、メインの原画や動画を担当した人の名前は出ますがすべての人が出るわけではないようです。

世界標準のアニメーション製作ソフトの価格を見て感じたのですが、日本国内ではコスト的にCLIP STUDIOが使われているような気がします。。

そんな中、東映アニメーション株式会社のデジタル作画ツールに、CLIP STUDIO PAINT for iPadが採用されたと発表されていました。

参考:東映アニメーション株式会社がデジタル作画ワークフローに CLIP STUDIO PAINT for iPadを採用。。。

まだまだ紙への手書きが多いアニメ業界のようですが、CLIP STUDIOでは、スタジオジブリ作品で利用されてきたToonzを元にオープンソース化たOpenToonzとの連携強化がされています。

株式会社ドワンゴが開発しているオープンソースのOpneToonzは、宮崎駿監督の長編最新作「君たちはどう生きるか」の作画工程のペンシルテストや色彩設計や彩色で利用され、すべてのカット撮影工程で利用されていると採用事例にありました。

参考:OpneToonz採用事例2023年「君たちはどう生きるか」

ディズニーやハリウッドよりも遙かに小規模予算の国内TVアニメで放送されるデジタル作画では人手不足が常態化しているそうです。

そうなると、多くの外注の助けを借りたい国内アニメスタジオでは、PhotoshopとCLIP STUDIOの採用が現実的なのではないかなと考えました。

むしろ、低価格で提供しているCLIP STUDIOが漫画やアニメ業界を支えているようにも見えます。

CLIP STUDIOは日本語の制作ノウハウ情報が多い

YouTubeでは、CLIP STUDIOのアニメーション機能の使い方公式動画の他にも、プロの作画や原画担当者の講習やノウハウ動画もYouTubeに色々公開されています。

アニメーション機能の使い方(CLIP STUDIO公式動画)

20年以上の歴史がある国産ソフトのため、イラストや商業誌を目指す漫画家さんに愛用されているCLIP STUDIOは、利用者が多く日本語のノウハウ情報が多くなっています。

PRO版からEX版へのアップグレードについて

クリップスタジオの無期限版には、PRO版からEX版へ定価の差額で乗り換えることができる、優待アップグレードもあります。

PRO版からEX版へのアップグレードについてですが、無期限版のアップデートプランが1年間で3,100円と、PRO版の1,100円より高いためアップグレードに慎重になった方が良いところはあります。

1つのプロジェクトで複数ページを管理したり、写真をイラスト風にする使い方をする場合は、EXが必要になります。

複数ファイルについてはPROでも、工夫することはできますが、プロジェクト管理するとき、一枚一枚、画像ファイルが違うと、閉じたり開いたり一覧で見たりと行った管理が大変です。

ただ、一枚づつ、イラストを作り上げる使い方なら、PRO版の機能しか使わないため、EX版は必要ないと思います。

ちなみに、PRO版で作った絵やファイルをEX版で読み込むことに、何の問題もありません。もちろんEX版で書いた絵を無劣化でPRO版に書き出し、戻すこともできます。

EXからPRO版へのダウングレードはありませんが、PROの買い切り版は5,000円です。契約料が3倍違うため、PRO版とEXの2本持ちで、年間計画をみながら、アップデートプランを使い分けるのも手かなと思いました。

無期限優待版について

クリップスタジオには月額や年払いのサブスクリプションプランもありますが、買い切り版のCLIP STUDIO PAINT PRO や、CLIP STUDIO PAINT EX の無期限版を持っている方にとってお得なプランがあります。

それは、1年間のアップデートプランです。

契約はいつでも開始して終了し再開することができ、1年間の契約になります。Pro無期限版向けが1,100円、EX無期限版向けが3,100円です。

買い切り版で2.0以降の3.0先行機能を使う場合アップデートプランが別途必要です

注意点として今回はVer.2.0へのアップグレードのため、Ver3.0の先行機能として登場するVer.2.1、2.2を利用するには、常に最新バージョンが使える1年間のアップデートプランの契約(契約日から開始)が追加で必要です。

Windows版は新機能が使えないだけですが、毎年メジャーバージョンが上がるmacOS版は動かなくなってしまうこともあるため、アップデートプランに移行するしかないかなといった感じもあります。

ドライバーを長期間サポートしているワコムさんのバージョンアップ履歴や情報提供の呼びかけを見ていると、AppleによるmacOSの仕様変更に追随する為のコストはかなりかかっているようにも見えます。

Ver3.0や4.0といったバージョンアップの節目で購入する方がお得感はありますが、クリップスタジオの開発元は、ユーザーの声に耳を傾け、常に改善を行っています。

例えばVer3.1の新機能をユーザーが使いにくいと声を上げればVer3.2で同機能を大幅に改善する可能性もあります。

Ver3.0と購入時期によって固定されるVer3.2とVer3.3を同時にメンテナンスすることで開発費が膨らみ価格が高騰することを考えれば、Ver x.0とVer x.yの2択になっている方が双方にメリットがありそうです。

まだまだユーザーから届いた多数の要望が残っている

新しいクリップスタジオへの新機能搭載がユーザーからの意見で取りやめになったこともあります。

前例として「画像生成AIパレット」があります。

発表に反応に反応したユーザーから、「CLIP STUDIO PAINTを使っただけで、画像生成AIで作ったと疑われてしまう。」などの意見が寄せられました。

中には「なぜ要望が多い機能の改善に取り組まずに、問題視されている機能を追加するのか理解できない」という意見もありました。

昔から要望が多かったのに、ずっと実装されなかった機能の一つに、今回のVer2.0で実装された整列機能があります。

ほかにも今まで取り組めなかった要望が、届いているはずです。今回の整列機能も要望が改善した瞬間に当たり前の機能として浸透し、できて当たり前と感じる新たな要望が生まれます。

今回のアップデートプランという買い切り版ユーザーの年額払い化により、改善がまだまだ継続的に続くことが期待できます。

アップデートプランは月額プランよりも安価であり、長期的に見たとき影響は低くなります。

やっぱり無期限版がお得

CLIP STUDIO PAINT PRO や、CLIP STUDIO PAINT EX の月額プランを見ると、無期限版がお得なのかなと思います。

一括購入するときに、PRO版は5,000円、EX版は23,000円かかる上に、購入時点でVer2.2が出ていても、Ver2.0やVer3.0といったX.0バージョンしか使えないあたりが少し損をした感じを受けるかもしれません。

Ver3.0の先行バージョン利用という意味でのVer2.1やVer2.2なので、利用するためには、アップデートプランの加入が必要になります。

2023年11月22日にVer3.0の発売予定と新機能が発表されました。発表により無期限版を新規で購入するとVer3.0への無償バージョンアップ特典が付いてきます。

無償バージョンアップ特典には一応期限が2023年11月22日~2023年12月31日までとありますが、延期されると思います。

価格改定の発表もあり、Ver3.0の発売日以降CLIP STUDIO PAINT PRO は5,000円から5,900円へ、CLIP STUDIO PAINT EX は23,000円から24,900円に価格が上がります。

Ver3.0がされるまではVer2.0価格で購入できます。無償バージョンアップ特典付きの今がお得だと思います。

なお、2023年12月24日まで最新のEX版を期間限定で試すことができるキャンペーンを開催中です。

無償アップデート継続していたVer1の買い切り版だった頃よりも、機能改善の速度が速くなっています。1,100円でも良いのかなと思います。

EX版についてですが、開発側の立場から見ると、PRO番のアップデートプランは年額1,100円と少なく開発費の回収に苦労しているためか、アップデートプランが3,100円になるEX版へのアップグレード割引セールを、半年に1回から2回ぐらいのペースでゲリラ的に開催しています。

クリップスタジオは値引きをしないイメージがありましたが、2023年度は少し多くて、5月頃と10月頃と11月末のブラックフライデー付近に1週間程度 Ver1からVer2.0とEX版へのアップグレード割引セールを開催していました。

アップデートプランを利用する場合はあまり関係がありませんが、Ver1からVer3.0へ一足飛びでアップグレードはできず、Ver1からVer2.0へアップデートした後、Ver2.0からVer3.0のアップグレード版を順番購入にする必要があるそうです。

クリップスタジオでは毎年3月頃にVerが上がっていくため、無期限版のアップデート(Pro=>Pro、EX=>EX)はコスパが悪いと思います。

アップデートプランですが、PRO版は月額換算92円。EX版は月額換算280円です。

月額プランを長く使うようであれば、ホテルやゴルフの会員権のような感覚で使うことができる一括購入の無期限版が良いかなと思います。

PRO版でもかなりのことができますが、EX版には3D素材を配置時に同時に4方向から確認する機能や、台詞を一括設定できるストーリー機能など、動画制作時のストーリーボードなどかなり役立っています。

ストーリーボードを作る映像制作の立場から書くと、クリップスタジオなら漫画が描けなくても吹き出しも思い通りにつけることができ、擬音語の「しーん」など実際の音に置き換える大変な作業を、音響さんや音声さんに丸投げできたりします。

撮影前の企画段階なら、リアルすぎる反面、ほぼ完パケに近いBGMに音声や効果音などを事前に入れてしまうことができる、Unreal Engineでラフ作るよりかなり楽です。

僕は買ってしまうと購入金額を忘れてしまうため、月額92円は破格でEX版の月額280円はかなり安いと思っています。たしかに、業界標準的な立ち位置にあるソフトだと実感しています。

使い慣れれば、ストーリーなどの創造制作でもかなり強力な武器だと思います。気がつけば今まで1冊480円ぐらいで購入できた500枚入りB3コピー用紙が1冊980円から1,280円まで上昇しています。

まだ、紙の方が早いのですが、後から今月の紙の補充量(支出)を確認してみると、1枚2.5円で20枚書けば50円と気がつけば2冊以上消費している事に気づきました。

塵積ですがペーパー代で完全にペイできてしまうと最近本気でクリップスタジオを使っています。PRO版でも良いかなと思っていましたが、ブログ記事のネタがきっかけで色々気づき、EX版にもっと早く移行しておけば良かったと今は思っています。

公式サイトで最新の情報を確認することができます。